【業界別】ECサイト成功事例18選!売上が増加した共通ポイントや戦略も詳しく紹介


【業界別】ECサイト成功事例18選!売上が増加した共通ポイントや戦略も詳しく紹介
昨今、ECサイト開業が手軽にスタートできるようになり、個人でもECサイトを立ち上げて起業する人が増えました。しかし、ECサイトを開設したものの、なかなか売り上げが伸びずに苦労している運営者は少なくありません。
また、そもそもECサイトで成功を収める具体的な戦略がわからないために手がつけられずにいることもあるでしょう。
本記事では、業界別にEC事業で成功を収めた事例を8つ紹介します。また、ECサイトで売上を上げる基本的な考え方や、6つの具体的な戦略について教えます。
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ECサイトで売上を上げる基本的な考え方

ECサイトで売上を上げるためには、まず売上がどのように成り立つのか売上の方程式を知っておく必要があります。
以下の式は、売上を上げる方程式になります。
売上=訪問者数(アクセス数)×購入率×客単価
上記の式から、ECサイトの売り上げは「訪問数」と「購入率」、「客単価」によって決まることがわかります。
よって、基本的な考え方としては、訪問数、購入率、客単価のどれか一つでも向上させたら売上がアップします。
このうち、「訪問数」と「購入率」を上げることに力を入れることが、売り上げを伸ばすためには特に重要です。
訪問数のアップとは、サイトを訪れるユーザーの人数を増やすということです。
そのためには、検索サイトからの流入増加など、サイト外からの集客を強化する施策が必要になります。
購入率のアップとは、サイトを訪れたユーザーが実際に購入に至る割合を増やすということです。
そのためにはコンバージョンを増やすための施策が求められます。
また、効率的に売り上げアップを目指すなら、訪問数と購入率の両方をバランスよく向上させるための施策が必要です。
最終的な売り上げは、この2つを掛け算した結果によって左右されるからです。
どちらか片方だけに注力しても、大きな成果は期待できません。
例えば、一度離脱した人へのアプローチを続ける「追客」は、ECサイトに導入しやすく効果も高い方法のひとつです。
初回の訪問時には購入に至らなかったとしても、ある程度の購買意欲があるユーザーは一定数いると考えられるためです。
なお、客単価のアップについても、まとめ買いを提案したり、より上位の商品を紹介したりといった施策が考えられます。
しかし、このような施策は商品点数の多い大手サイトなどで可能なものです。
1回あたりの販売価格がある程度決まっているECサイトでは難しい面もあるでしょう。
そういう意味でも、訪問数と購入率のアップに注力するのが効果的だといえます。
ECサイトで成功する6つの戦略

それぞれの企業が売上を向上させるために、多種多様な戦略を行っています。
その中でも、ECサイトで売上を最大化させて成功させるための効果的な戦略は6つあります。
■効果的な6つの戦略
- 売上最大化を狙った複数モール展開
- オムニチャネル戦略
- コンテンツマーケティング戦略
- SNS戦略
- MA戦略で見込み顧客育成
- 越境ECサイトの展開
以下では具体的な戦略方法や効果について詳しく説明します。
複数のモール展開
販売窓口を広げる複数のモール展開は、EC事業で成功を収めるための重要な戦略の一つです。
この戦略は、複数のオンラインモールやマーケットプレイスに出店し、多くのプラットフォームを活用することを意味します。
具体的な方法としては、複数の人気のあるモールやマーケットプレイスに出店し、自社の商品やサービスを展示・販売することによって、多くのユーザーにアクセスチャンスを提供し、自社のブランド認知や売上を増やすことができます。
モールを展開する時に考えるべきこととして、各プラットフォームの特徴やターゲットユーザーを理解し、適切なモールを選択することです。また、各モールに適したマーケティング戦略を展開し、集客や販促活動を積極的に行うことも重要です。
複数のモール展開戦略は、様々な効果が期待できます。
例えば、多くのプラットフォームでの出店により、見込み顧客の幅を広げることができます。さらに、各モールのユーザーベースやマーケティング施策を活用することで、新たな顧客を獲得しやすくなります。
また、モール間の競争や販売データの分析を通じて、売上向上や商品戦略の最適化を図ることも可能です。
よってEC事業で成功するために、モール展開は重要な戦略といえます。
以下の記事ではおすすめのECモールについて解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
オムニチャネル戦略
オムニチャネル戦略は、複数の販売チャネル「実店舗、モール、ECサイト、SNSアカウントなど」を統合し、顧客がシームレスな体験を提供することです。
例えば、ECサイトで購入した商品を、実店舗で受け取り可能にすることや、実店舗にない商品を、モールやECサイトで購入できるようにするなどが施策として挙げられます。
オムニチャネル戦略は、以下の点に注意することが重要です。
まず、各チャネル間での情報や在庫の統合を行い、在庫切れや情報の不整合を避けることです。また、顧客の購買履歴や行動データを統合し、個別にターゲティングしたマーケティングを展開することも効果的です。
さらに、チャネル間での顧客体験を一貫させるために、ブランドメッセージやデザインの統一を図ることも重要です。
オムニチャネル戦略の効果として、顧客は自分の好みや都合に応じてシームレスに買い物をすることができるため、購買体験の満足度が向上します。また、各チャネル間での顧客データの連携により、顧客の行動や嗜好を把握し、的確な販促やパーソナライズされたサービスを提供することが可能です。
さらに、オムニチャネルを活用することで、顧客のロイヤリティや顧客生涯価値の向上が見込めることから重要な戦略といえるでしょう。
コンテンツマーケティング戦略
EC事業の売上を上げて成功させるためには、検索エンジンからの流入を促す「SEO対策」が重要となってきます。
SEO対策にはさまざまな方法がありますが、特に注力したい施策として「コンテンツマーケティング」があります。
コンテンツマーケティングは、顧客に有益なコンテンツを提供し、信頼度を高める手法です。
具体的な方法としては、ブログ記事、動画コンテンツ、ガイドやホワイトペーパー、ソーシャルメディア投稿など、様々な形式のコンテンツを作成・配信します。これらのコンテンツは、顧客の関心やニーズに沿った情報を提供し、彼らの問題解決や興味をサポートする役割を果たします。
コンテンツマーケティングは長期的な戦略であり、効果が出るまでに労力と時間を要しますが、有益なコンテンツを提供することで顧客の信頼度が向上し、ブランドの専門性や価値提供能力が認識されます。また、コンテンツを通じて顧客とのエンゲージメントを高め、関心を持った顧客が購買につながる可能性があります。
さらに、良質なコンテンツは検索エンジンでのランキング向上やシェアされる機会の増加にもつながり、集客やブランド露出の向上に繋がる事から重要な戦略といえます。
以下の記事ではコンテンツマーケティングについて詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
SNS戦略
SNS戦略は、ソーシャルメディアを活用してEC事業を成功させるための戦略です。
主な目的は、SNS上での認知度向上、顧客とのエンゲージメントの促進、コンテンツの拡散、購買意欲の喚起などです。
具体的な方法としては、以下のポイントに注力することが重要です。
まずは自社のブランドや商品を魅力的に伝えるコンテンツの制作と配信を行います。
これには画像や動画、キャッチコピーなどの魅力的な要素を組み合わせて魅力を引き出すことがポイントです。
また、顧客とのコミュニケーションを重視し、コメントやメッセージへの返信、質問への対応などを積極的に行います。
さらに、SNS上でのキャンペーンやプロモーションを実施することも効果的です。特別な割引や限定商品、プレゼントキャンペーンなどの施策を通じて顧客の関心や購買意欲を喚起します。
SNS戦略の効果は、直接利益には繋がりにくいですが、SNS上のユーザー数やエンゲージメントの増加やブランドの認知度の向上などが期待できます。
また、SNSは顧客との直接的なつながりを築くことができるため、顧客との関係構築や信頼度向上に繋がり、顧客との長期的な関係性を築くことでLTVが向上し売上アップに繋がります。
以下の記事では各SNSの特長と活用方法をご紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
ECサイトの集客にはSNS活用が必須!各SNSの特長と活用方法をご紹介!
MA戦略
MA戦略(マーケティングオートメーション戦略)は、マーケティングプロセスの一部または全体を自動化しつつ、見込み顧客や、既存顧客との関係構築やコミュニケーションの最適化を行うことを目的としています。
例えば、メルマガ配信やプッシュ通知などを、顧客の購買履歴やECサイト上での行動、興味関心などの情報に合わせて、自動的に配信されるようにすることです。
よって、MA戦略はマーケティング活動の一部を自動化し業務効率化をしつつ、顧客一人ひとりに合わせたアプローチが可能になることで、既存顧客の満足度や信頼感を向上させてリピート率アップに繋げられます。
ただ、注意点として売上が何倍にもなるような戦略ではないという事です。
そもそもMA戦略は、現在の見込み顧客や既存顧客へ最適なコミュニケーションを実行することが目的です。したがって、無限に売上が向上するという仕組みではありません。
そのため、MA戦略を実施する前に、広告や、コンテンツマーケティングを行ってアクセス数やコンバージョン数を根本的に増やす取り組みを事前に行うか、併用する必要があります。
そうしなければ、効果が小規模な範囲にとどまり、売上が最大化されないことがあるので注意が必要です。
越境ECサイトの展開
越境ECサイトの展開戦略は、国境を越えて異なる国や地域に向けてECサイトを展開する戦略です。これにより、自国内だけでなくグローバルな市場に進出し、新たな販売チャネルを確立することが可能です。
具体的な展開手順としては、まず、ターゲットとする国や地域の市場調査を行い、現地の需要や競合状況を把握します。次に、現地の言語や文化に対応したサイト設計や商品ラインナップを検討します。
現地に合わせたコンテンツやサービスを提供することで、現地の顧客に適切にアプローチすることができます。
また、物流・配送体制の構築も重要です。現地の物流パートナーとの提携や倉庫の設置など、スムーズな商品の輸送や配送を確保することが必要です。
また、通関手続きや税金の取り扱いにも注意が必要です。
越境ECサイトの展開による効果としては、まず新たな市場への参入が可能になります。グローバルな規模での販売が実現できるため、売上の拡大や事業の成長が期待できます。
さらに、国内市場に比べて競争が少ない場合や需要が高い商品・サービスに特化することで、収益性の向上も見込めます。
ただし、越境ECサイトの展開には異なる国や地域の法律や規制、文化の違いなどに対応する必要があります。
現地のニーズやトレンドを把握し、柔軟な対応が求められます。適切なマーケティングや広告戦略を展開し、現地でのブランド認知と信頼を築くことも重要です。
ここまで6つの戦略をご紹介しましたが、全てをいきなり実行するのは得策とはいえません。
ECサイトの目指すべき方向性や現状の立ち位置など確認して、自社ECサイトに適切な戦略を策定することが重要になります。
以下のお役立ち資料では越境ECについて詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
越境ECとは?メリット・デメリットや成功ポイント・具体的な事例まで徹底解説!
食品EC業界成功事例4選
以下から、EC事業で売上アップを実現させた成功事例をご紹介します。
まず最初に食品・飲料EC業界の成功事例です。
- ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社
- 全国農協食品株式会社
- 梅乃宿酒造株式会社
- 株式会社カレルチャペック
ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社

参照:UCCドリップポッド
ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社は、自社ECサイト「UCCドリップポッドストア」を運営しており、主にドリップポッド専用のコーヒーカプセルやマシンを販売しています。
「UCCドリップポッドストア」では、定期購入機能の柔軟性向上とCRM施策の強化により、継続率と顧客満足度の向上を実現しています。
購入回数やサイクルを自由に設定できる定期購入機能を導入することで、ユーザーが自分のライフスタイルに合わせて無理なく商品を継続購入できる環境を整備。
これにより、定期継続率の改善につながりました。
さらに、顧客ごとの購入データや属性情報を活用したセグメント配信によるメールマーケティングを実施。
顧客一人ひとりに最適な商品提案やタイミングでの情報提供が可能となり、売上向上にも寄与しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
UCCグループのソロフレッシュコーヒーシステム株式会社が頒布会のUI/UXを改善し直感的に操作ができるECサイトへリニューアル/定期購入数が増加!
全国農協食品株式会社

全国農協食品株式会社は、自社ECサイト「全農食品オンラインショップ」を運営しており、主にお米、果物などの農産物を中心に販売をしております。
「全農食品オンラインショップ」では、高度な頒布会機能を取り入れて売上を2倍に伸ばした結果があります。
高度な頒布会機能とは、通常の頒布会機能とは違い、機会・回数・商品を自由に設定することが可能であり、その他、顧客の利用状況の分析も可能になった頒布会機能を取り入れて売上を2倍にしております。
また、オンラインとオフラインの会員情報を統合したことや、メルマガを活用し顧客に有益な情報を発信したことで顧客満足度が向上しました。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
梅乃宿酒造株式会社

梅乃宿酒造株式会社は、自社ECサイト「梅乃宿酒造公式オンラインショップ」を運営しており、主に自社でお酒の開発から販売を行っています。
「梅乃宿酒造公式オンラインショップ」では、CRM施策を活用した結果、売上が10倍に伸びました。元々、顧客の行動履歴や購入履歴など、顧客の情報を活用した施策が行えていませんでしたが、ECカートシステムのリニューアル後に、カート内の多様なCRM機能を活用したことで売上が向上しました。
具体的には、顧客の行動や購買データをもとにして、属性ごとに分けて適切なアプローチをしたことや、顧客情報を活用したプロモーションを実施しお客様の購入意欲を促したことで売上UPしました。
また、クーポン施策を実施し、レビュー数を増加させたことで、顧客が商品の購入を安心して購入できる環境を整えました。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
【売上10倍】日本酒やリキュールなど各種酒類を提供する梅乃宿がECプラットフォーム「W2 Repeat Food」で売上を伸ばした理由とは
株式会社カレルチャペック

参照:カレルチャペック紅茶店
株式会社カレルチャペックは、『おいしい紅茶をたのしく!』をテーマにしたECサイト「カレルチャペック紅茶店」を運営しており、主に紅茶を中心とした販売を行っております。
「カレルチャペック紅茶店」では、日次の受発注業務やお客様の問い合わせ業務時間を課題に感じていましたが、その時間を約90%削減し、過去最高売上を達成しました。
具体的には、もともと手動で行っていた日次業務を自動にして、業務リソースを改善し、やりたい施策が実行可能になったことや、アクセス集中によるサーバーダウン問題を耐えられるECサイトにしたことで、顧客の利便性を損ねることなく売上の向上につながっています。
ここまで食品・飲料EC業界で成功した企業を3つご紹介しました。
以下の記事では、より詳しく食品ECで成功した企業をご紹介しているとともに、成功しているECサイトの取り組みや秘訣をご紹介しています。
また、食品・飲料EC業界の担当者様は、ぜひご参考にしてください。
美容・化粧品EC業界成功事例5選
以下では、美容・化粧品EC業界で売り上げ向上を実現してEC事業を成功させた企業をご紹介します。
- 株式会社コーカス
- 彩り株式会社
- tellas株式会社
- 肌美和株式会社
- 株式会社ストークメディエーション
株式会社コーカス

株式会社コーカスは、自社ECサイト「SuiSavon-首里石鹸-」を運営しており、「”ためになる”をする。」の価値観を大切した、沖縄発のスキンケアブランド「首里石鹸」の販売を行っています。
「SuiSavon-首里石鹸-」では、顧客一人ひとりに合わせたメルマガ配信やクーポン・ポイントを配布することで、顧客の満足度を向上しつつ、売上を3倍にしています。
元々、顧客の行動履歴や購買データは保有しているものの、細かな分析機能がないことやクーポン・ポイント配布を手動で行っていたことから、業務工数に課題を感じていましたが、手動から自動で配布できるかつ、顧客に合わせたプロモーションを可能にすることで、業務工数を削減しながら売上の向上を実現しました。
また、LINEとECサイトの会員IDを連携することで、ログイン時のお客様情報の入力工数削減や、LINE上でのメルマガ配信でメッセージの開封率を向上させています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
彩り株式会社

彩り株式会社は、自社ECサイト「MOGANS公式オンラインストア」を運営しており、主に「生活にひとひらの、彩りを」をテーマにした、ヘアケアやスキンケア、シャンプー類の販売を行っています。
「MOGANS公式オンラインストア」では、ポイントをうまく活用して注文数を約2倍にして売上を向上させました。
具体的には、キャンペーンやセールを開催する際に会員ランクごとで、ポイントを2倍、5倍に調節し、顧客に合わせたポイント配布を実現することで、売上の向上を実現しました。
また、休眠顧客に向けたシークレットセールを開催し、顧客情報に基づいたノベルティを配布したことで、顧客の定着化を図りました。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
自然派コスメの「MOGANS」がECサイトをリニューアルしたことで休眠顧客の掘り起こしとメルマガ開封率の向上した成功理由とは
tellas株式会社

参照:b-ris.shop
tellas 株式会社は、「髪を最高の味方に。」のコンセプトを基にしたオーガニック炭酸シャンプー「b.ris」を中心とした自社ECサイト「b-ris.shop」を運営しています。
「b-ris.shop」は、ECサイトをリニューアル後、3つのCRM施策を実施し、売上を飛躍的に向上させたことで、なんと半年で月商1億円を達成しました。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
また、具体的な方法やEC事業で売上UPさせた2つの要因などについて下記の資料でご紹介しています。
資料は無料で入手できるので、この機会に成功の秘訣などを学んで、自社のサイト運営の参考にしてみてください。
肌美和株式会社

肌美和株式会社は、馬油と馬プラセンタの原料から製品化まで一貫した製造体制を整えており、”本場・本格・本物”をモットーにスキンケア商品、ヘアケア商品、健康食品などの製造・販売をするメーカーです。
催事・電話注文・来社販売・ECサイト・法人データなど、複数チャネルからの注文データを一元管理することで業務時間が浮き、その分施策実行の時間に当てられています。
そのため、ECサイトリニューアル後5か月でリニューアル前よりも月売上が向上しました。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
馬油を使った商品を販売する肌美和(きみわ)株式会社様が、 「W2 Repeat」で複数の販売チャネルのデータを一元管理!
株式会社ストークメディエーション

参照:COLORIS
株式会社ストークメディエーションは、「COLORIS」を運営しており、自宅で髪を染めて頂く際に使用するヘアカラーセットを、個人のお客様に向けてD2Cという形で販売をしています。
肌色や髪色などをもとに最適な商品を提案する「診断システム」を導入し、初めての方でも迷わず自分に合った商品を選べる体験を提供しています。
また、顧客ごとに診断結果と連動したおすすめ商品表示や、購入傾向に応じた販促が可能となり、顧客満足度の向上にもつながりました。
こうした施策により、3か月で新規顧客数1.5倍向上を実現しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
「理想のパーソナライズ販売ができるECプラットフォームです。」 COLORISが高度なパーソナライズ販売実現のためW2を選定、 導入後3か月で新規顧客数1.5倍向上に成功
アパレルEC成功事例3選
最後に、アパレルEC業界で売り上げ向上を実現してEC事業を成功させている企業をご紹介します。
- 株式会社アイジーエー
- 株式会社台湾アーバンリサーチ
- 株式会社 FRIENDS
株式会社アイジーエー

株式会社アイジーエーは、レディースカジュアルウェアブランドである「axes femme」の自社ECサイト運営をしており、ZOZOTOWN、 楽天ファッションなど複数のモール展開をしている企業です。
その「axes femme」は1日の最大売上を2倍にし、2年連続で売上目標120%達成しました。
売上を向上させている要因として、アプリとECサイトを連携させて顧客の利便性を向上させたり、Instagram(UGC)を活用して、情報拡充や顧客をファン化させてLTVを向上させて売上UPにつながっています。
現在では、オムニチャネル戦略を展開し、複数のモールと連携して売上の向上を目指しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
株式会社台湾アーバンリサーチ

株式会社台湾アーバンリサーチは、日本の大手アパレル会社である、株式会社アーバンリサーチの台湾現地法人です。
海外ECサイトを運営している株式会社台湾アーバンリサーチは、顧客の利便性を向上させて売上の向上を実現しました。
元々、日本国内のECカートシステムを利用していましたが、台湾のPOS連携やAPI連携などができなくて、システムの拡張性という部分に課題を感じていました。
しかし、ECカートシステムリニューアル後は、様々なシステムの連携が可能になったことや、機能が豊富になったことで、行いたい施策が実行できて売上が伸びています。
具体的には、台湾の様々な決済システムと連携させたり、ECサイト内の検索機能を細かく設定したことで、顧客の利便性が向上しました。
また、スタッフコーディネート写真をECサイトで自動掲載が可能にしたことから、スタッフの業務工数を削減し、売上を伸ばすための施策ができる環境が整備されました。
現在は、実店舗とECサイトを連携させてOMO化を進めて、売上の向上を目指しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
株式会社 FRIENDS

参照:MUVEIL
株式会社 FRIENDSは、レディースをメインのファッションブランド「MUVEIL(ミュベール)」の商品を展開しています。
オフラインとオンラインの顧客情報を統合し、会員の購入履歴や属性情報をもとに、きめ細やかなアプローチが可能になりました。
例えば、お客様がお気に入りした商品が残り1点になったときに自動でメール送信したり、年間購入金額によってホワイト会員・シルバー会員・ゴールド会員にランク分け、各ランクに合わせて送料無料やポイント付与率を変えるなどの施策を行っています。
また、ブランドのコンセプトに沿ったデザイン性の高いページ構成により、ファンのロイヤリティを高めながら、コンバージョンの最大化にも成功しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
女性ファッションブランド「MUVEIL」が事業拡大に伴いW2 Unifiedに移行!顧客のファン化を促すECサイトを実現
健康食品業界のEC成功事例3選
次に健康食品業界のEC成功事例をご紹介します。
- 天藤製薬株式会社
- BPダイレクト株式会社
- 株式会社フロムココロ
天藤製薬株式会社

参照:BORRA
天藤製薬株式会社は、主力商品である「ボラギノール」の他、薬局・医療施設への処方薬の製造販売、また台湾を中心とした海外に向けた販売事業を行っています。
定期購入者や休眠顧客に向けて継続購入や復帰購入を促すアウトバウンドコール施策を行ったり、W2のセグメント機能を活用してパンフレットやチラシ・メール等の配信を行ったりと幅広い施策を実施しました。
その結果、約10倍程度の売上増加を実現しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
天藤製薬が「ボラギノール」の公式ECサイトリニューアルで売上10倍達成! 定期通販に特化した豊富な機能でやりたい施策が制限なく実施できるように
BPダイレクト株式会社

BPダイレクト株式会社は、化粧品や健康食品を中心とした通販事業を展開しています。
受注から出荷までの業務を一元管理できる体制を構築。
オンラインとオフラインの問い合わせや情報を一元的に管理しており、オフラインでの問い合わせ時にも、過去の問い合わせ履歴や、やり取りを迅速に行えるため顧客満足の向上に繋がっています。
また、ECサイトの豊富な標準機能を活用することで、従来は対応できていなかった定期便の多様なニーズにも柔軟に対応できるようになり、顧客の離脱率の低下と売上アップも実現。
メール配信機能やクーポン配布機能などを活用した継続施策の強化により、LTVの最大化を図る運用体制を構築しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
EC/通販事業で使用していた3つのシステムを一元化、年間250万円のコスト削減! 化粧品・健康食品を販売するBPダイレクトの ECカートシステム選定ポイントを深堀
株式会社フロムココロ

参照:フロムココロ
株式会社フロムココロは、自社のブランド「フロムココロ」を運用しており、健康食品の販売、健康食品に付随する商品の販売を行っています。
顧客の購買履歴をもとに、個別に最適な提案ができるようになり、顧客満足度の向上に繋がりました。
加えて、メルマガやキャンペーンなどを活用し、既存顧客との関係性を深める施策を実施した結果、顧客の継続率が大幅に改善しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
BtoB業界のEC成功事例3選
大東建託株式会社

参照:すまちく建材店
大東建託株式会社は、ECモール型のサイトを運用しており、主に弊社とお取引のあるメーカー様の商品を会員様限定の特別価格で、弊社とお取り引きがある企業様やその企業の社員様を対象に販売しています。
商品点数が10万以上にも及び、商品登録の手間などに工数を取られている状況でした。
しかし、ECカートのリニューアルにより商品登録や発送は各メーカー様から、会員登録はお客様自身で行って頂けるようになり、理想としていたモール型の運用を実現。
会員登録数が大幅に向上したことで、前年と比べて売上が約2倍に向上し、多い月では約6倍程に向上しています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
「多機能ECプラットフォーム×柔軟なカスタマイズ」が決め手!大東建託がW2を選定で理想のモール型自社ECサイトを実現/新規出店数4倍を達成!
旭商工株式会社

参照:プロキュアエース
旭商工株式会社は、工場で必要となる機械・工具全般から、一般家庭で利用される家電・DIYツールまで幅広く取り扱っており、「Procure A」というECサイトを運営しています。
商品点数も自社ECだけで50万点以上もありますが、レコメンド商品をサイトに載せてすぐに商品を見つけやすい導線にし、離脱を防ぐようなUI/UXにしています。
また、全ての商品の売上・アクセス分析を細かく行い、いつ、どこにアクセスがあったのか、細かく確認できて施策にすぐ落とし込み売上拡大につながっています。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
旭商工株式会社がW2 Unifiedに移行し強固なセキュリティ基盤と業務効率化を実現。ブランド毎のTOPページ出し分け機能でサイトUI/UX改善、EC売上1億円を目指す。
株式会社IL

株式会社ILは、弊社はBtoB向けに美容系の講習事業 / EC事業の2つを行い、「パリジェンヌラッシュリフト」という独自のまつ毛パーマ技法を広めるために講習事業を展開しています。
クーポンを用いて商品を割引価格で販売したことや、お客様を細かな条件でセグメント化して、各セグメントごとに合わせたプレゼントキャンペーンを行ったことで、新規のお客様が増加。平均顧客単価が約133%向上しています。
さらに、業務工数67%削減も実現しています。
例えば、代理店経由であれば請求書払い、それ以外の販売先であればお客様自身で自由に決済方法を選べるようにしたり、代理店ごとに自動で価格が変わるようにしたりシステムを変更しました。
以下の記事でさらに詳しく解説していますので是非合わせてご覧ください!
売上156%向上と業務工数67%削減を実現!BtoB向け美容商材を販売する 株式会社ILが代理店ごとで価格調整を可能にできることを理由に W2 Repeatを選定!
自社ECサイトで成功するためのポイント

様々な成功事例をご紹介してきましたが、成功する企業には共通点があります。
そのためこの章では、自社ECサイトで成功するためのポイントを解説します。
- 適切なタイミングでリニューアル
- 離脱を防ぐためのサイト設計
- 新規顧客とリピーターを獲得できる運営体制
- 柔軟性のあるプラットフォームを選定
適切なタイミングでリニューアル
ECサイトを成功させるには、時代の変化に合わせたリニューアルが欠かせません。
市場のトレンドや技術の進化をしっかり見極め、サイトの見た目や機能を定期的に見直すことが重要です。
たとえば、PayPayやd払いなどの新しい決済方法を取り入れたり、「この商品を買った人はこんな商品も購入しています」というAIレコメンド機能を追加したりすることで、お客様の利便性が大きく向上します。
スマホの普及に合わせたデザイン調整や、写真の表示方法の改善なども、顧客満足度アップにつながります。
以下の記事ではECサイトリニューアルについて詳しく解説しています。
是非合わせてご覧ください!
離脱を防ぐためのサイト設計
お客様が迷わずに買い物できるサイト作りは、売上に直結します。
分かりやすいメニュー、シンプルな検索機能、スムーズな購入手続きなどを整えることで、「買おうと思ったのに途中で面倒になってやめた」というケースを減らせます。
商品ページでは、大きくてキレイな写真、分かりやすい説明文、目立つ「カートに入れる」ボタンなどが購入意欲を高めます。
「使い方の動画」や「お客様レビュー」を掲載すれば、商品への信頼感も増します。また、スマホで見ても使いやすいデザインは今や必須条件です。
以下ではUI/UXをまとめたお役立ち資料をご紹介します。
是非合わせてご覧ください!
新規顧客とリピーターを獲得できる運営体制
ECサイトの成長には、新しいお客様の獲得と既存のお客様の満足度アップ、両方のバランスが大切です。
新規のお客様には「初回500円オフ」や「送料無料」などの特典を用意すると、最初の一歩を踏み出しやすくなります。
リピーターには、ポイント制度や会員限定セール、お誕生日クーポンなどの特典で「また買いたい」と思ってもらえる仕組みを作りましょう。
購入履歴に合わせたおすすめ商品を紹介するメールマガジンも効果的です。
さらに、問い合わせへの素早い対応や丁寧な梱包、予定通りの配送など、細やかなサービスが顧客満足度を高めます。
以下の記事ではECサイトの集客について詳しく解説しています。
是非合わせてご覧ください!
柔軟性のあるプラットフォームを選定
ECサイトを始める際、どのプラットフォームを使うかは非常に重要な要素となります。
自社の商品特性やビジネスの将来像に合ったシステムを選ぶことで、運営の効率化とコスト削減につながります。
選ぶ際のポイントは、使いやすさ、コスト、デザインの自由度、在庫管理機能、顧客データ分析ツール、他システムとの連携のしやすさなどです。
自社に最適なプラットフォームを選ぶことで、無駄な手間やトラブルを減らし、本来の業務に集中できる環境を整えることができます。
以下の記事では、ECプラットフォームの選び方について解説しています。
是非合わせてご覧ください!
自社合ったECサイト戦略が重要

本記事では、ECサイトで売上を上げるための基本的な考え方と、業界別の成功事例、さらに成果につながる6つの具体的戦略について紹介しました。
それでは、本記事の内容を振り返ってみましょう。
- ECの売上は「訪問数 × 購入率 × 客単価」の掛け算で決まる
- 訪問数と購入率の改善は、売上拡大に直結する重要なポイント
- モール展開は認知拡大と新規顧客獲得につながる施策
- オムニチャネル戦略は実店舗とECの相互送客やデータ活用が鍵
- コンテンツマーケティングは指名買いを促進し、購入率を高める
- SNS活用はファンの醸成やリピート率向上に効果的
- MAツール導入で顧客の行動に応じたアプローチが可能になる
- 越境ECは販路拡大につながるが、体制整備や翻訳対応が求められる
- 施策は自社のフェーズや強みに応じて選定することが重要
ECサイトの運営で成果を上げるには、やみくもに施策を打つのではなく、売上の方程式に基づいた基本を押さえたうえで、自社に合った戦略を実践することがカギとなります。
以下では、業界別にEC事業で売り上げUPを実現した「成功の秘訣」を下記資料にまとめました。
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