ECサイトとは?市場規模・種類・構築方法の基礎をわかりやすく解説
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ECサイトとは?市場規模・種類・構築方法の基礎をわかりやすく解説

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「ECサイトを始めたいけれど、そもそも何を指す言葉なのか、はっきり説明できない」「市場は伸びていると聞くが、実際どれくらいの規模なのか知りたい」——このように感じてこのページにたどり着いた方は少なくないはずです。

ECサイトという言葉は日常的によく耳にする一方、ネットショップや通販との違い、ビジネスモデルの分類、市場の実際の規模感まで正確に把握している方は意外と多くありません。曖昧な理解のまま検討を進めると、自社に合わない構築方法を選んでしまったり、社内での説明に苦労したりすることにもつながります。

本記事では、ECサイトの定義から購入〜配送までの仕組み、経済産業省の最新調査による市場規模、ビジネスモデル・運営形態別の種類までを整理して解説します。必要な機能の詳細は「【2026年最新】ECサイト機能一覧」、構築方法の選び方や手順は「ECサイトの6つの作り方」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

なお、ECサイト構築にご興味がある方は、ECカートシステムを提供している「W2株式会社」までお気軽にご相談ください。

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この記事でわかること

インターネット上で商品やサービスを売買するWebサイトの総称です。「Electronic Commerce(電子商取引)」の略で、ネットショップやオンラインストアと同じ意味で使われます。物販だけでなく、デジタルコンテンツやサービスの契約、企業間取引(BtoB)のサイトも含まれます。

取引の当事者によって「BtoC」「BtoB」「CtoC」「DtoC」の4つのビジネスモデルに分類されます。また運営形態としては、自社で構築・運営する「自社ECサイト」と、Amazonや楽天市場のような「モール型ECサイト」の2つに大別されます。

経済産業省が2025年8月に公表した最新調査によると、2024年の国内BtoC-EC市場規模は26.1兆円(前年比5.1%増)、BtoB-EC市場規模は514.4兆円(前年比10.6%増)です。企業間取引のEC化がBtoCを上回るペースで進んでいます。

目次
  1. 01|ECサイトとは?(定義と呼び方の整理)
  2. 02|ECサイトの仕組み(購入から配送までの流れ)
  3. 03|【最新】ECサイトの市場規模
  4. 04|ECサイトの種類(ビジネスモデル・運営形態・構築方法)
  5. 05|ECサイトのメリットと注意点
  6. 06|ECサイトに必要な機能(概要)
  7. 07|ECサイトの始め方(構築の全体像)
  8. 08|2026年、AI時代のECサイトで押さえておきたい視点
  9. 09|まとめ:ECサイトの基本を押さえて次の一歩へ
  10. 10|ECサイトに関するよくある質問

ECサイトとは?(定義と呼び方の整理)

ECサイトとは、インターネットを通じて商品やサービスを売買するWebサイトのことです。「EC」は「Electronic Commerce(エレクトロニック・コマース)」の略で、日本語では「電子商取引」と訳されます。パソコンやスマートフォンから、時間や場所を選ばずに購入手続きまで完結できる点が最大の特徴です。

ECサイトが指す範囲は、物販サイトだけにとどまりません。電子書籍や音楽配信のようなデジタルコンテンツの販売、オンライン講座やコンサルティングといったサービスの契約、さらには企業同士の受発注を行うBtoB専用サイトまで、インターネット上で商取引を成立させる仕組みを備えたサイトはすべてECサイトに含まれます。ただし実務の現場では、ネットショップや通販サイトを指して使われることがほとんどです。

ネットショップ・オンラインショップとの違い

ECサイトとネットショップ、オンラインショップという3つの呼び方に、意味上の明確な違いはありません。事業者やシステム提供会社は「ECサイト」と呼ぶことが多く、消費者は「ネットショップ」「オンラインショップ」と呼ぶ傾向があるという、使う立場による違いにすぎないと考えて差し支えないでしょう。

通販との関係

一方で混同されやすいのが「通販(通信販売)」との関係です。通販はテレビショッピングやカタログ通販、ラジオショッピングなど、非対面で行う販売手法全般を指す、より広い概念になります。ECサイトはこの通販という大きな枠組みのなかの一形態、という位置づけです。

用語 指す範囲 補足
通信販売(通販) 非対面で行う販売手法全般 テレビ、カタログ、電話、ネットなどを含む最も広い概念
ECサイト 通販のうち、Webサイトを介した電子商取引 物販に限らずサービス・デジタルコンテンツ・BtoBも含む
ネットショップ・オンラインショップ ECサイトとほぼ同義 主に消費者側が使う呼び方。指す対象は同じ

表のとおり、通販という大きな枠のなかにECサイトがあり、そのECサイトを消費者目線で言い換えたものがネットショップという整理になります。呼び方に迷ったときは、まず「誰に向けて話しているか」を基準に選ぶと、社内外でのコミュニケーションがスムーズになるはずです。

ECサイトの仕組み(購入から配送までの流れ)

ECサイトは、単に商品を並べるだけの場所ではありません。顧客が購入するまでの手続きと、事業者が受注から出荷までを管理する仕組みの両方が組み合わさって、はじめて一つの「店舗」として機能します。

顧客側から見た流れ

顧客がECサイトで商品を購入する際は、おおむね次のステップをたどります。

  1. トップページやカテゴリページ、検索機能から欲しい商品を探す
  2. 商品ページで詳細や在庫を確認し、カートに追加する
  3. 配送先や支払い方法を入力し、購入手続きを進める
  4. クレジットカードなどで決済を完了させる
  5. 注文確認メールを受け取る

事業者側から見た流れ

顧客からの注文が入ると、裏側では次のような業務が動き出します。

  1. 注文内容と在庫を照合し、受注を確定する
  2. 在庫を引き当て、梱包・出荷の準備を進める
  3. 配送会社へ引き渡し、配送状況を管理する
  4. 商品到着後の問い合わせや返品にも対応する

この「顧客が購入する仕組み」と「事業者が管理する仕組み」を一つのシステムでつないでいるのが、ECカートシステムと呼ばれる基盤です。カート機能や決済機能だけでなく、受注管理や顧客管理までを一体で扱えるかどうかが、運営の負担を大きく左右します。それぞれの機能がどのように連携しているかは、次の「ECサイトに必要な機能」の章、そして詳細版の専用記事で解説します。

ECサイトにおける顧客側の購入フローと事業者側の受注・出荷フローを対比した図解

【最新】ECサイトの市場規模

ECサイトの市場規模を把握しておくと、自社が参入しようとしている市場の大きさや成長ペースを客観的に判断できます。ここでは経済産業省が2025年8月に公表した「令和6年度電子商取引に関する市場調査」の最新データをもとに解説します。

BtoC-EC市場規模:26.1兆円

2024年の国内BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は26兆1,225億円で、前年の24.8兆円から5.1%増加しました。直近3年間は22.7兆円(2022年)→24.8兆円(2023年)→26.1兆円(2024年)と、着実な拡大が続いています。

分野 2024年の市場規模 前年比
物販系 15兆2,194億円 +3.70%
サービス系 8兆2,256億円 +9.43%
デジタル系 2兆6,776億円 +1.02%

物販系は市場全体の主軸ですが、2014年以降でもっとも低い伸び率にとどまりました。これは、新型コロナウイルス感染症拡大時に急拡大した反動で実店舗への回帰が進んだことに加え、物価上昇を背景とした消費者の節約志向が影響していると報告書では分析されています。一方でサービス系は、旅行サービス(3兆5,249億円)を中心に大きく伸びました。コロナ禍で落ち込んでいた旅行や飲食、金融サービスの需要が回復した結果です。

物販系分野をカテゴリ別に見ると、次の4分野が2兆円を超える規模となっています。

カテゴリ 2024年の市場規模 EC化率
食品、飲料、酒類 3兆1,163億円 約4%台
衣類・服装雑貨等 2兆7,980億円 約22%
生活家電・AV機器・PC・周辺機器等 2兆7,443億円 43.03%
生活雑貨、家具、インテリア 2兆5,616億円 32.58%

EC化率(すべての商取引金額に占めるEC取引の割合)で見ると、「書籍、映像・音楽ソフト」が56.45%ともっとも高く、次いで生活家電・AV機器・PC周辺機器等が43.03%となりました。これらの商材は、実店舗とEC店舗のどちらで買っても商品の価値が変わらないため、消費者があらかじめ欲しい商品を決めたうえでECを選びやすいという共通点があります。逆に食品のようにEC化率がまだ低い分野は、裏を返せば伸びしろの大きい市場ともいえるでしょう。EC化率の考え方や業界別の詳しい数値は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:EC化率とは?日本の各分野ごとの現状や今後の予測などを解説

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BtoB-EC市場規模:514.4兆円

企業間で行われるBtoB-EC市場は、2024年に514兆4,069億円に達し、前年比10.6%増とBtoC-ECを上回るペースで成長しています。EC化率も43.1%(前年比3.1ポイント増)に達しており、企業間取引の半分近くがすでに電子化されている計算です。BtoB-ECの市場規模がBtoC-ECの約20倍にのぼる背景には、一件あたりの取引単価の大きさに加え、受発注や請求業務のデジタル化による効率化ニーズの高まりがあります。

CtoC-EC・越境ECの動向

フリマアプリやネットオークションを中心とするCtoC-EC市場は2兆5,269億円(前年比1.82%増)と、成長率は緩やかになったものの安定した規模を保っています。また越境ECでは、中国の消費者による日本事業者からの購入額が2兆6,372億円(前年比8.5%増)、米国からの購入額が3兆1,397億円(前年比6.0%増)と、いずれも拡大が続きました。

世界全体で見ると、2024年のBtoC市場におけるEC化率は20.1%と推計されており、日本の物販系EC化率9.78%はまだ世界平均に届いていません。とはいえ市場規模そのものは世界第4位の水準にあり、EC化率の低さは裏を返せば国内市場にまだ伸びしろが残っていることを示しているといえるでしょう。

ECサイトの種類(ビジネスモデル・運営形態・構築方法)

「ECサイト」とひとことで言っても、誰と誰の取引なのか(ビジネスモデル)、どこで運営するのか(運営形態)、どうやって作るのか(構築方法)という3つの切り口で整理すると、自社にとって必要な形が見えやすくなります。

ビジネスモデル別の4分類

取引を行う当事者の組み合わせによって、ECサイトは主に4つのモデルに分類されます。

モデル 取引の方向 代表例
BtoC-EC 企業 → 消費者 Amazon、楽天市場、ブランド公式通販
BtoB-EC 企業 → 企業 資材の受発注、卸売サイト
CtoC-EC 個人 → 個人 フリマアプリ、ネットオークション
DtoC-EC メーカー → 消費者(中間業者を介さない) メーカー直営の公式通販

一般に「ECサイト」といえばBtoCを指すことが多いものの、市場規模ではBtoBがBtoCの約20倍という巨大な市場を形成している点は見落とされがちです。またDtoCはBtoCの一種でありながら、メーカーが製造から販売までを一貫して担い、販売手数料や中間マージンをカットできる点が特徴になります。各モデルの詳しい仕組みや成功事例は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:BtoB EC(企業間取引)とは?基本知識や市場規模、導入メリットを解説

関連記事:D2CとECの違いとは?D2Cの特徴やメリット、成功事例を詳しく解説

運営形態別:自社ECサイト vs モール型ECサイト

もう一つの重要な切り口が、どこで販売するかという運営形態です。自社で独自にサイトを構築・運営する「自社ECサイト」と、Amazonや楽天市場のように複数の事業者が一つのプラットフォームに出店する「モール型ECサイト」の2つに大別されます。

比較項目 自社ECサイト モール型ECサイト
集客 自社で施策を行う必要がある モールの集客力を活用できる
顧客データ 自社で保有し、施策に活用できる モール側が管理し、活用に制限がある
デザイン・機能の自由度 高い モールの仕様に準じる
主なコスト構造 初期費用+月額費用(売上手数料なし、または低い) 出店料+売上の数%の販売手数料
ブランディング 独自の世界観を表現しやすい モールの雰囲気に左右されやすい
向いている事業者 リピーター育成・LTV向上を重視する事業者 新規顧客獲得や認知拡大を急ぐ事業者

表からわかるとおり、モール型は出店するだけで大きな集客基盤を利用できる一方、顧客データを自社の資産として蓄積しにくいという弱点があります。反対に自社ECサイトは、立ち上げ当初は集客を自力で行う必要があるものの、顧客データを直接管理できるためリピーター施策や独自のブランド体験を設計しやすくなります。

実際の現場では、どちらか一方に絞るのではなく、「モールで新規顧客と接点を作り、自社ECサイトでリピーターを育ててLTVを高める」という役割分担で両方を併用する事業者も多く見られます。すでにモールでの販売実績がある事業者であれば、月商が安定してきたタイミングやブランドの世界観を自分たちでコントロールしたくなったタイミングが、自社ECサイト構築を検討する一つの目安になるでしょう。自社ECサイトの仕組みやメリット・デメリットをより詳しく知りたい方は、以下もあわせてご確認ください。

関連記事:【初心者必見】自社ECとは?ECモールとの違いやメリット・デメリットについて解説

関連記事:ECモールの種類とランキングを解説!出店方法や費用比較表も公開

自社ECサイトとモール型ECサイトの特徴を天秤で対比した図解

構築方法別の概要

自社ECサイトを持つと決めた場合、次に検討するのが構築方法です。代表的な方法には次の6つがあります。

構築方法 特徴をひとことで 初期費用の目安
ASP 専門知識不要で最短即日に開設できる 無料〜10万円
オープンソース 無償公開のプログラムを自社仕様に改変する 数十万円〜数百万円
パッケージ 実績ある標準機能をまとめて導入できる 300万円〜1,000万円
クラウドEC 常に最新機能へ自動アップデートされる 50万円〜500万円
フルスクラッチ ゼロから完全にオリジナルで開発する 1,000万円〜
SNS EC SNSのフォロワーへ即座に販売できる 無料〜数千円

どの方法が適しているかは、想定する年商規模やカスタマイズの必要性、社内の運用体制によって変わります。それぞれのメリット・デメリットや年商別の選び方、公開までの8ステップの手順は、専用の解説記事にまとめていますのでご覧ください。

関連記事:ECサイトの6つの作り方!最適なEC構築がわかる診断ツール付き!

ECサイトのメリットと注意点

ECサイトの運営には、実店舗にはない強みがある一方で、あらかじめ理解しておくべき注意点も存在します。

メリット

時間と場所の制約を超えて販売できる

営業時間や商圏に縛られる実店舗と異なり、ECサイトは24時間365日、国内はもちろん海外の顧客にも商品を届け続けられます。少子高齢化が進む国内市場において、地理的な制約を超えて顧客層を広げられる点は大きな強みです。

実店舗より低いコストで事業を始められる

テナントの敷金・礼金や内装工事費、販売スタッフの人件費など、実店舗の開業には多額の固定費が伴います。ECサイトであれば構築方法によっては数万円程度の月額費用から始められ、売上規模に応じて段階的に投資を拡大するスモールスタートが現実的な選択肢になります。

購買データを施策に活かせる

どの経路から訪れたか、どのページで離脱したか、何と一緒に購入されたか——実店舗では把握しづらい顧客の行動データを、ECサイトでは自動的に蓄積できます。このデータを商品改善やリピーター向けの施策に反映させることで、継続的な売上改善につなげられます。

注意点

集客は自ら作る必要がある

モール型と違い、自社ECサイトは自らアクセスを集める必要があります。SEOや広告、SNSなど複数の集客施策を組み合わせる必要があり、立ち上げ初期はとりわけ時間とコストがかかりやすい部分です。

商品を直接手に取ってもらえない

素材感やサイズ感が伝わりにくいため、返品・交換対応が発生しやすい業種では、商品写真や動画、レビューの充実度が購入の決め手になります。実物との認識のズレをどう埋めるかが、業種を問わず重要な課題です。

セキュリティ対策への継続的な投資が欠かせない

顧客の個人情報やクレジットカード情報を扱う以上、SSL証明書の導入やクレジットカード情報の非保持化、定期的な脆弱性診断は避けて通れません。あわせて留意しておきたいのが、システムメンテナンスを理由にしたサイトの長期休業が、外部の信用調査機関にとって経営状況を確認する一つのきっかけになりうるという点です。ECサイトはもはや「販売チャネルの一つ」ではなく、企業の信用そのものと結びつく存在になっているといえるでしょう。セキュリティ対策の具体的な手法については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:ECサイトのセキュリティ対策!セキュリティ事故の種類と対処法を解説

ECサイトに必要な機能(概要)

ECサイトを構成する機能は、大きく「顧客が購入するためのフロント機能」と「事業者が運営するための管理機能」の2つに分けられます。フロント機能には商品検索やカート、決済などが含まれ、管理機能には受注管理や顧客管理、商品登録などが含まれます。この2つがかみ合ってはじめて、前章で解説した「購入から配送までの仕組み」が滞りなく回ります。

必須となる機能の一覧や、売上を伸ばすための便利機能、事業拡大に向けた発展的な機能まで、優先度別に整理した詳しい内容は以下の専用記事で解説していますので、機能選定を検討している方はぜひあわせてご覧ください。

関連記事:【2026年最新】ECサイト機能一覧 | 必須機能から便利な機能までを優先度別に紹介

ECサイトの始め方(構築の全体像)

ECサイトの構築は、次のような流れで進めるのが一般的です。

  1. 企画・事業計画:ECサイトを作る目的とターゲット、予算を明確にする
  2. 要件定義:必要な機能やデザインの方向性を具体化する
  3. 構築方法の選定:ASP・オープンソース・パッケージなどから自社に合う方法を決める
  4. 開発・商品登録:サイトを制作し、商品情報や決済手段を整える
  5. テスト・公開・運用:動作確認を経て公開し、公開後は分析をもとに継続的に改善する

いきなり細部を詰めるのではなく、まず目的とターゲットを言語化することが、遠回りに見えて実は一番の近道になります。より詳細な8ステップの手順や、自社に最適な作り方を診断できるツール、失敗しないための重要ポイントは以下の専用記事にまとめていますので、これから構築を検討する方はぜひご活用ください。

関連記事:ECサイトの6つの作り方!最適なEC構築がわかる診断ツール付き!

2026年、AI時代のECサイトで押さえておきたい視点

ECサイトを取り巻く環境は、2026年に入っても変化を続けています。なかでも押さえておきたいのが、AIが購買プロセスの入口になりつつあるという変化です。

これまでユーザーは「何か買いたい」と思ったときにGoogleで検索し、ECサイトへたどり着いていました。しかし現在は、ChatGPTやPerplexityといったAI検索ツールに「〇〇のおすすめを教えて」と尋ね、そこで提示されたブランドや商品へ直接アクセスする行動が広がっています。さらに一歩先では、AIエージェントが人に代わって商品の検索・比較・注文までを実行する「エージェンティック・コマース」の実用化も始まっています。

こうした流れのなかで注目されているのが、AIによる検索・推薦に選ばれやすいコンテンツ設計、いわゆるAIO(AI最適化)です。商品ページや解説記事に、問いと答えが明確に対応した情報や、根拠のある一次情報、構造化されたFAQを盛り込むことが、AIに引用・推薦されるための土台になります。SEOへの対応に加えてAIOへの対応も意識しておくことが、これからのECサイト運営を左右する新しい競争軸になっていくでしょう。

まとめ:ECサイトの基本を押さえて次の一歩へ

ここまでの内容を振り返ります。

  • ECサイトとは、インターネット上で商品やサービスを売買するWebサイトの総称であり、通販という大きな枠組みの一部に位置づけられる
  • 顧客側の購入フローと事業者側の受注・出荷フローがかみ合うことで、はじめて一つの店舗として機能する
  • 2024年の国内BtoC-EC市場規模は26.1兆円(前年比5.1%増)、BtoB-EC市場規模は514.4兆円(前年比10.6%増)で、いずれも拡大が続いている
  • ビジネスモデルではBtoC・BtoB・CtoC・DtoCの4分類、運営形態では自社ECサイトとモール型ECサイトの2つに大別される
  • 集客力を借りるモール型と、顧客資産を積み上げる自社EC、双方を組み合わせて使う事業者も多い

定義や市場規模、種類の全体像がつかめたら、次はより実務的な検討に進みましょう。必要な機能を細かく確認したい方は「ECサイト機能一覧」、自社に合った構築方法や費用感を知りたい方は「ECサイトの6つの作り方」をご参照ください。1,000を超える機能を標準搭載したECプラットフォーム「W2 Commerce Unified」について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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W2 Commerceは、BtoC・定期販売・BtoB・海外ECなど複数の事業形態に対応したコマースプラットフォームです。AIを組み込んだ1,000以上の機能が標準搭載され、さらに、自由に追加できる拡張プラグイン群により、高度なコマース戦略と運用を実現します。大規模なカスタマイズにも対応できるため、事業フェーズに合わせた柔軟な拡張が可能です。

ECサイトに関するよくある質問

Q. ECサイトとネットショップは何が違うのですか?

A. 指している対象に明確な違いはありません。事業者やシステム提供会社が「ECサイト」、消費者が「ネットショップ」「オンラインショップ」と呼ぶ傾向がある、という使う立場による違いにすぎません。同じものを指す言葉として理解して問題ないでしょう。

Q. 自社ECサイトとモール型ECサイトは、どちらから始めるべきですか?

A. 初めてEC事業に取り組む場合や新規顧客との接点を早く作りたい場合は、集客力のあるモール型から始めるのも有効な選択肢です。一方、顧客データを自社で蓄積してリピーター施策やブランディングに力を入れたい場合は、自社ECサイトが向いています。両方を併用し、モールで新規獲得、自社ECサイトでリピーター育成という役割分担をする事業者も多く見られます。

Q. ECサイトの構築には、どれくらいの費用がかかりますか?

A. 構築方法によって幅があり、ASPであれば無料〜10万円程度、パッケージやクラウドECでは数百万円規模になることもあります。想定する年商規模や必要な機能によって最適な方法は異なるため、費用感の詳しい比較は「ECサイトの6つの作り方」で解説しています。

Q. BtoC-ECとBtoB-ECでは、どちらの市場規模が大きいのですか?

A. BtoB-ECのほうが圧倒的に大きく、2024年時点でBtoC-ECの約20倍にあたる514.4兆円の規模があります。一件あたりの取引単価が大きいことに加え、受発注や請求業務のデジタル化ニーズの高まりが背景にあります。

この記事の監修者

この記事の監修者
樽澤寛人 マーケティング部 部長

神戸大学在学中にEC事業を立ち上げ、自社ECサイトの構築から販売戦略の立案・実行、広告運用、物流手配に至るまで、EC運営の全工程をハンズオンで経験。売上を大きく伸ばしたのち、事業譲渡を実現。
大学卒業後はW2株式会社に新卒入社し、現在は、ECプラットフォーム事業とインテグレーション事業のマーケティング戦略の統括・推進を担う。一貫してEC領域に携わり、スタートアップから大手企業まで、あらゆるフェーズのEC支援に精通している。

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