「ECサイトを構築すると決めたものの、どのサービスを選べばいいのか分からない」——市場には数多くのECサイト構築サービスがあり、料金体系も機能も運営会社によってまちまちです。比較検討の途中で情報量に圧倒され、決めきれずに立ち止まってしまう方は少なくありません。
サービスごとの違いを正しく理解しないまま選んでしまうと、後から機能不足に気づいたり、想定より運用コストが膨らんだりして、リニューアルを迫られるケースも珍しくありません。だからこそ、料金・機能・拡張性といった比較軸を押さえたうえで、自社の事業フェーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。
本記事では、代表的なECサイト構築サービス24種類を「無料ASP」「有料ASP」「オープンソース」「パッケージ」「モールEC」の5タイプに分けて比較し、選定のポイントや費用相場、企業規模・目的別のおすすめタイプまで解説します。なお、ASP・オープンソース・パッケージ・フルスクラッチという構築方法そのものの仕組みや、それぞれに向いている事業者について基礎から知りたい方は「ECサイトの6つの作り方!最適なEC構築がわかる診断ツール付き!」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
ECプラットフォームの機能・料金がまるわかり比較表公開!
定期通販・総合通販カートシステムの費用・機能・サポートを一挙比較。選定チェックリスト付きで、自社に最適なECシステムが最短で見つかります。
この記事でわかること
自社ECサイトの構築・運営に必要な、デザイン・商品ページ作成・カート・決済などの機能がまとまったシステムです。専門知識がなくても導入しやすく、画面操作だけで開設できるクラウド型サービスも増えています。
料金、提供機能、カスタマイズ・拡張性、導入期間、操作性の5点が重要です。初期費用だけでなく月額費用や追加機能の費用も含めて確認し、自社に必要な機能が標準搭載されているか、将来の成長に対応できるかを判断材料にします。
小規模なら無料ASP・有料ASP、中規模なら有料ASP・パッケージ、大規模ならパッケージ・フルスクラッチが目安です。越境EC・BtoB EC・OMO・サブスクなど特定の目的がある場合は、その要件に対応した機能や連携の有無で選びます。
- 01|ECサイト構築サービスの4つのタイプ
- 02|構築サービスを利用するメリットと注意点
- 03|サービスを比較する際の5つのポイント
- 04|ECサイト構築の費用相場とタイプ別の料金比較
- 05|企業規模・目的別のおすすめECサイト構築タイプ
- 06|ECサイト構築サービスの比較3選|無料ASP型
- 07|ECサイト構築サービスの比較7選|有料ASP型
- 08|ECサイト構築サービスの比較3選|オープンソース型
- 09|ECサイト構築サービスの比較7選|パッケージ型
- 10|ECサイト構築サービスの比較4選|モールEC
- 11|ECサイト構築24サービス比較表まとめ
- 12|ECサイトを構築するなら「W2 Commerce」がおすすめ
- 13|まとめ:正しく比較して自社に合ったサービスを選ぼう
- 14|ECサイト構築サービスに関するよくある質問
ECサイト構築サービスの4つのタイプ
ECサイト構築サービスとは、商品ページ作成・カート・決済などECサイト運営に必要な機能をまとめて提供するシステムの総称です。外部の開発会社にゼロから依頼するより、短期間・低コストで自社ECサイトを立ち上げられる点が特徴です。
構築サービスは、大きく次の4タイプに分類されます。
| タイプ | 構築方法 | 初期費用 | カスタマイズ性 |
|---|---|---|---|
| ASP | 必要なシステムをレンタルして利用 | 低 | 低 |
| オープンソース | 無償公開のソースコードをカスタマイズ | 低 | 中 |
| パッケージ | 既存パッケージをもとに独自開発 | 中〜高 | 高 |
| フルスクラッチ | ゼロから独自に自社開発 | 高 | 高 |
初期費用を抑えたいなら「ASP」、無償の土台を自由にカスタマイズしたいなら「オープンソース」、拡張性とセキュリティを両立させたいなら「パッケージ」、独自要件を突き詰めたいなら「フルスクラッチ」が向いています。それぞれの仕組みやメリット・デメリット、向いている事業者の詳しい解説は「ECサイトの6つの作り方」にまとめていますので、構築方法そのものから検討したい方はご参照ください。本記事では、この4タイプに加えて「モールEC」も含めた、実際のサービス・プラットフォーム単位での比較に絞って解説します。
構築サービスを利用するメリットと注意点
メリット
短期間でサイトを立ち上げられる:外部の開発会社にゼロから依頼すると数ヶ月かかるのが一般的ですが、構築サービスであればテンプレートや既成の機能を活用できるため、数日から数週間での開設も可能です。
開発・運営コストを抑えられる:個別に機能を開発する必要がないため、月額料金や利用料のみで運営できるケースが多く、外部開発に比べてコストパフォーマンスに優れます。
集客から分析まで一元管理できる:多くのサービスは、集客・アクセス解析・売上分析・顧客管理までを1つの管理画面で扱えるため、複数のツールを使い分ける手間がかかりません。
注意点
カスタマイズに制約が生じやすい:汎用的な設計になっている分、特殊なデザインや独自機能の追加には制限がかかる場合があります。
追加料金が発生することがある:基本料金は安く見えても、高度な分析機能や外部連携、デザイン変更などで追加費用がかかり、想定よりランニングコストが膨らむことがあります。
外部システムとの連携に差がある:在庫管理システムやCRM、物流システムなど既存システムとの連携が必要な場合、サービスによっては対応できる範囲が限られることがあります。
サービスを比較する際の5つのポイント
①利用料金:月額・年額・従量課金など料金体系はサービスごとに異なります。基本利用料に加えて、追加機能やサポート、トラフィック増加時のサーバー費用まで含めた総額で比較することが重要です。無料プランがある場合は、有料プランとの機能差も確認しておきましょう。
②提供機能:販売管理・決済・在庫管理・顧客管理・SEO対策・分析機能など、自社に必要な機能が標準で備わっているか、追加開発が必要かを確認します。クーポンやメールマーケティング、SNS連携などマーケティング支援機能の有無もあわせてチェックしましょう。
③カスタマイズ・拡張性:事業の成長にともない、機能やデザインの変更が必要になる場面は必ず訪れます。外部ツールやAPIとの連携のしやすさも含め、将来どこまで柔軟に拡張できるかを評価しておくことが大切です。
④導入期間:クラウド型サービスであれば数日で立ち上げられることもありますが、カスタマイズを多く行う場合は導入までに時間がかかります。サポート体制の充実度もあわせて確認しておきましょう。
⑤操作性:管理画面が直感的に操作できるかどうかは、特に運用担当者の負担に直結します。ドラッグ&ドロップでページ編集ができるなど、コードの知識がなくても扱いやすい設計かどうかを見極めましょう。
ECサイト構築の費用相場とタイプ別の料金比較
ECサイトは構築して終わりではなく、運用開始後も継続的に費用が発生します。初期費用だけでなく、月額費用・決済手数料・外部サービス利用料・カスタマイズ費用・保守費用まで含めた「総額」で比較することが欠かせません。
安さだけでサービスを選ぶと、後から機能不足や追加開発費でコストが膨らむケースが少なくない一方、初期費用が高く見えても標準機能が充実していれば長期的にはコストを抑えられることもあります。
| タイプ | 初期費用 | 月額費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 無料ASP型 | 0円 | 0〜数千円 | 最も安価。機能やデザインの自由度は限定的で、小規模・個人向け |
| 有料ASP型 | 5万〜50万円 | 1万〜20万円 | 中堅企業・D2Cブランドに選ばれやすいゾーン。標準機能が充実 |
| パッケージ型 | 300万〜2,000万円 | 10万〜100万円 | 拡張性が高く大規模ECや複雑要件に強いが、初期開発費が大きい |
| オープンソース型 | 0〜数十万円 | カスタム次第 | 無償の土台から開発できる一方、手数料や運用体力が必要 |
| モール型 | 0〜10万円 | 5万〜数十万円 | 集客力が強い一方、販売手数料により利益率は下がりやすい |
初期費用の安さだけで選ぶのではなく、事業規模・運用体制・成長戦略に合ったタイプを選ぶことが、結果的にコスト最適化と売上最大化につながります。費用相場についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
企業規模・目的別のおすすめECサイト構築タイプ
ECサイト構築サービスの選定で多くの企業が悩むのが、「自社の規模や目的に対してどのタイプが最適か」という点です。単純な料金比較だけでは判断できないため、企業規模と用途の組み合わせで整理します。
小規模(月商〜300万円):無料ASP/有料ASP
初期費用を抑えつつ、最低限の販売機能でスモールスタートしたいフェーズです。デザイン・拡張性は限定的なため、売上が伸びてきた段階で移行を検討する必要が出やすくなります。個人事業主や小規模アパレル、ハンドメイド、ニッチD2Cの立ち上げなどに向いています。
中規模(月商300万〜1億円):有料ASP/パッケージ
商品点数や広告投資が増え、マーケティング機能が必須になるゾーンです。在庫連携・定期購入・レコメンドなど自動化・効率化の機能が売上に直結するため、D2Cや単品通販、サブスクなど中長期戦のビジネスに適しています。化粧品・健康食品、サプリ、食品通販などが代表的な業態です。
大規模(年商10〜100億円):パッケージ/フルスクラッチ
会員統合、OMO、複数ブランド展開など複雑な要件が求められ、基幹システムや店舗システムとの連携数も多くなります。拡張性と安定性を最優先に、長期視点での基盤設計が必要なフェーズです。大手小売やメーカーEC、グローバル展開企業などが該当します。
用途別のおすすめタイプ
- 越境EC:多言語・多通貨表示や現地配送手配への対応状況が判断基準になります。国内ASPでも越境対応に強いサービスであればコストを抑えやすく、Shopifyなど海外系サービスも選択肢に入ります。
- BtoB EC:見積・掛売・与信・法人価格設定など、BtoB特有の機能への対応が重要です。社内承認フローや基幹システムとの連携要件もあわせて確認しましょう。
- OMO(店舗×EC統合):顧客ID・ポイント・在庫・購入履歴を統合できるかが必須条件です。店頭受取や取り置きなど、多様な受け取り導線に対応できるかも見極めのポイントになります。
- サブスク・定期通販:決済の自動継続やステップメール、同梱物管理など「運用の自動化」がどれだけ強いかが売上を左右します。
ECサイト構築サービスの比較3選|無料ASP型
初期費用・月額費用0円から始められる無料ASPを3つ紹介します。
関連記事:無料ASPでECサイトを構築するメリットや選定軸、利用時の注意点を徹底解説
①BASE
導入実績260万ショップを超える無料ASPです。デザインテーマが豊富で、専門知識がなくても本格的なショップを開設できます。スタンダードプランは商品が売れるまで決済手数料以外の費用がかからず、売上が伸びたら手数料率の低いグロースプランへ移行できます。
- 公式URL:https://thebase.com//運営会社:BASE株式会社
- 費用:初期費用0円、月額費用0円(スタンダードプラン)
- 導入実績:富士急行株式会社、株式会社麺屋武蔵 など
②STORES
実店舗を持つ事業者に向く無料ASPです。キャッシュレス決済・ネット予約・POSレジなど、オンライン・オフライン双方の売上を支えるサービスを展開しています。操作がシンプルで、初めてネットショップを作る方でも扱いやすい設計です。
- 公式URL:https://stores.fun/ec/運営会社:STORES株式会社
- 費用:初期費用0円、月額費用0円(フリープラン)
- 導入実績:株式会社TAOCA COFFEE、有限会社作山窯 など
③カラーミーショップ
フリープランから始められる無料ASPです。SNS連携やID決済、顧客管理などネットショップ運営に必要な機能を一通り搭載しています。成長フェーズに応じて3つの有料プランへ移行でき、有料プランでは販売手数料が0円になります。
- 公式URL:https://shop-pro.jp//運営会社:GMOペパボ株式会社
- 費用:初期費用0円、月額費用0円(フリープラン)
- 導入実績:日本レストランシステム株式会社、近岡屋醤油株式会社 など
ECサイト構築サービスの比較7選|有料ASP型
高機能でデザインの幅も広い有料ASPを6つ紹介します。
関連記事:ECサイトをASPで構築するメリット・デメリットとは?ASPカートシステムの特徴や機能・料金を比較
①たまごリピート
定期販売・頒布会に特化した有料ASPです。定期コースのクレジット決済自動化や引き上げツールなど促進機能が充実し、コールセンターによる電話受注にも対応します。
- 公式URL:https://www.tamago-repeat.jp//運営会社:テモナ株式会社
- 費用:初期費用69,800円〜、月額費用49,800円〜(税抜)
②Bカート
BtoB取引を前提に開発された有料ASPです。取引先ごとの価格設定や幅広い決済・請求管理に対応し、BtoC向けカートでは難しい複雑な商習慣にも応えられます。
- 公式URL:https://bcart.jp//運営会社:株式会社Dai
- 費用:初期費用80,000円、月額費用9,800円〜(税抜)
③ショップサーブ
全プランに担当者サポートが付く有料ASPです。開店準備から売上向上の施策提案まで担当者が長期的に伴走します。300を超える標準機能に加え、メールマーケティング用のCRMオプションも無料で利用できます。
- 公式URL:https://shopserve.estore.jp//運営会社:株式会社Eストアー
- 費用:初期費用30,000円、月額費用25,000円〜(税抜)
- 導入実績:デロンギ・ジャパン株式会社、フランスベッド株式会社 など
④futureshop
アパレル・ファッション分野に強い有料ASPです。ブランドのファン化に向けたキャンペーン機能が豊富で、デザインの自由度が高くブランディングしやすい点が特徴です。
- 公式URL:https://www.future-shop.jp//運営会社:株式会社フューチャーショップ
- 費用:初期費用22,000円〜、月額費用27,000円〜(税抜)
⑤MakeShop
有料ASPの中でも導入実績・流通額がトップクラスのカートシステムです。販売手数料0円でコストを抑えられ、初心者向けサポート体制も充実しています。
- 公式URL:https://www.makeshop.jp//運営会社:GMOメイクショップ株式会社
- 費用:初期費用11,000円、月額費用13,750円〜(税込)
⑥メルカート
パッケージ型「ecbeing」をベースに開発された有料ASPで、事業フェーズに応じてパッケージ型へ低コスト・短期間で移行できます。EC専門スタッフによる契約前からのサポート体制も強みです。
- 公式URL:https://mercart.jp//運営会社:株式会社メルカート
- 費用:初期費用190,000円〜、月額費用49,000円〜
ECサイト構築サービスの比較3選|オープンソース型
無償公開のソースコードをベースにできるオープンソース型を3つ紹介します。
関連記事:オープンソース型ECサイト構築|メリットや注意点、おすすめECシステムを解説
①EC-CUBE
オープンソースの中でもっとも人気のあるカートシステムの一つです。本体は無料で使え、プラグインで機能を拡張できます。5万人以上のユーザーコミュニティがあり、情報交換の場としても活用できます。
- 公式URL:https://www.ec-cube.net//運営会社:株式会社イーシーキューブ
- 費用:本体0円(サーバー費用、構築・保守費用は別途)
②Adobe Commerce(旧:Magento)
Magentoをベースに、現在はAdobeが開発を担うカートシステムです。AI「Adobe Sensei」によるバックエンド業務の自動化に対応し、米国発のため多言語・多通貨にも強く越境ECに適しています。
- 公式URL:https://business.adobe.com/jp/products/magento/magento-commerce.html/運営会社:Adobe Inc.
- 費用:要問合せ(ライセンス費用は非公開)
③Welcart
WordPress専用のECサイト構築プラグインです。既存のWordPressサイトにプラグインを追加するだけでネットショップを開設でき、WordPressの強みであるSEO集客も活かせます。
- 公式URL:https://www.welcart.com//運営会社:コルネ株式会社
- 費用:本体0円(サーバー費用、構築・保守費用は別途)
ECサイト構築サービスの比較7選|パッケージ型
カスタマイズ性やセキュリティに優れたパッケージ型を8つ紹介します。
①W2 Commerce Repeat
美容・健康食品・食品などのサブスク・定期通販に特化したパッケージです。F2転換を促すフォーム一体型LPや定期引き上げ、解約防止ポップアップなど、継続率とLTVを高める機能を標準搭載しています。事業規模に応じてSaaSモデルとPaaSモデルを選べます。
- 公式URL:https://www.w2solution.co.jp/w2_repeat//運営会社:W2株式会社
- 導入実績:株式会社カゴメ、キリンホールディングス株式会社 など
②W2 Commerce Unified
月商100億円規模までを支えるオールインワン型パッケージです。集客・販促・業務効率化まで1,000を超える機能を標準搭載し、導入ショップの平均売上成長率は354%。SaaSモデルとPaaSモデルから選べ、開発〜保守まで自社で対応します。
- 公式URL:https://www.w2solution.co.jp/w2_unified//運営会社:W2株式会社
- 導入実績:株式会社アルペン、イオンリテール株式会社、株式会社マッシュスタイルラボ など
③EC-ORANGE
EC-CUBEをベースに開発されたパッケージで、ソースコードが開示されているため自社・ベンダー双方での柔軟なカスタマイズが可能です。小売業界での導入実績が豊富で、オムニチャネル対応にも強みがあります。
- 公式URL:https://ec-orange.jp//運営会社:株式会社エスキュービズム
- 導入実績:株式会社スノーピーク、はるやま商事株式会社 など
④ecbeing
マーケティング支援・運用支援に強いパッケージです。豊富なマーケティング機能を標準搭載し、時流に合わせた機能追加や自動バージョンアップにも対応。開発エンジニア500人以上、マーケティング支援200人以上という人材リソースが強みです。
- 公式URL:https://www.ecbeing.net//運営会社:株式会社ecbeing
- 導入実績:東日本旅客鉄道株式会社、株式会社ビームス など
⑤ebisumart
システムの最新性・拡張性に強みを持つクラウド型パッケージです。週に一度のペースでシステムを最新化し、ワークショップやコンサルなどフォロー体制も充実。従量課金・固定料金・レベニューシェアの3プランから選べます。
- 公式URL:https://www.ebisumart.com//運営会社:株式会社インターファクトリー
- 費用:初期構築費用3,000,000円〜、月額費用は要問合せ
⑥コマース21
中大規模ECの構築・運用実績が豊富なパッケージです。ソースコードが開示されているため自社での内製化や他ベンダーによる開発保守が可能で、さまざまな基幹システムやAPIとの連携にも対応します。
- 公式URL:https://www.commerce21.co.jp//運営会社:株式会社コマースニジュウイチ
- 導入実績:日本トイザらス株式会社、株式会社ワコール など
⑦SI Web Shopping
年商数十億円以上を目指す中大規模EC事業者向けのパッケージです。カスタマイズ生産性の高いアーキテクチャを採用し、プログラムソース・データベース構造を完全公開できるため内製化への移行もしやすい点が特徴です。
- 公式URL:https://siws.dgbt.jp//運営会社:株式会社DGビジネステクノロジー
- 導入実績:東急株式会社、UCCホールディングス株式会社 など
⑧HIT-MALL
百貨店・ギフト分野に強みを持つパッケージです。店頭受取やギフト対応、オーダーメードECなどオムニチャネル対応が可能で、鉄道・医療機関のシステム開発で培った高いセキュリティ水準も強みです。
- 公式URL:https://www.hit-mall.jp//運営会社:アイテック阪急阪神株式会社
- 導入実績:株式会社京王百貨店、三井製糖株式会社 など
ECサイト構築サービスの比較4選|モールEC
多くのユーザーが利用する代表的なモールECを4つ紹介します。
関連記事:ECモールの種類とランキングを解説!出店方法や費用比較表も公開
①Amazon
世界最大級のモールECです。商品一点からでも出品でき、管理画面もシンプルで扱いやすい設計です。圧倒的なユーザー数を背景に、認知度がまだ低いショップでもモール経由の集客を狙えます。
- 公式URL:https://www.amazon.co.jp//運営会社:アマゾンジャパン合同会社
②楽天市場
国内最大級のモールECです。楽天グループ共通のポイント制度による還元率の高さが強みで、専任のECコンサルタントによるサポートも受けられます。
- 公式URL:https://www.rakuten.co.jp//運営会社:楽天グループ株式会社
③Yahoo!ショッピング
楽天市場に次ぐ規模のモールECです。出店にかかる初期費用・月額利用料が無料で、国内最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」からの流入も期待できます。
- 公式URL:https://shopping.yahoo.co.jp//運営会社:ヤフー株式会社
④ZOZOTOWN
アパレル・ファッション分野に特化したモールECです。10〜20代の女性ユーザーから高い支持を集め、検品・保管・梱包・発送などの業務をZOZOTOWNに委託できる点も特徴です。
ECサイト構築24サービス比較表まとめ
| 区分 | サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 無料ASP | BASE | 0円 | 0円 | 決済手数料のみで運営でき、売上拡大時はグロースプランへ移行できる |
| 無料ASP | STORES | 0円 | 0円 | 実店舗連携・POSレジに強い |
| 無料ASP | カラーミーショップ | 0円 | 0円 | フリープランから始められ、有料3プランは販売手数料0円 |
| 有料ASP | たまごリピート | 69,800円〜(税抜) | 49,800円〜(税抜) | 定期購入促進機能が充実 |
| 有料ASP | Bカート | 80,000円(税抜) | 9,800円〜(税抜) | BtoB受発注に特化 |
| 有料ASP | ショップサーブ | 30,000円(税抜) | 25,000円〜(税抜) | 全プランに担当者サポートが付く |
| 有料ASP | futureshop | 22,000円〜(税抜) | 27,000円〜(税抜) | アパレル・ファッションに強い |
| 有料ASP | MakeShop | 11,000円(税込) | 13,750円〜(税込) | 販売手数料0円 |
| 有料ASP | メルカート | 190,000円〜 | 49,000円〜 | パッケージ移行がしやすい |
| オープンソース | EC-CUBE | 0円(本体) | サーバー費用のみ(本体) | 国内の導入ショップ数トップクラス |
| オープンソース | Adobe Commerce | 要問合せ | 要問合せ | 多言語・多通貨、越境EC向き |
| オープンソース | Welcart | 0円(本体) | サーバー費用のみ(本体) | WordPress専用プラグイン |
| パッケージ | W2 Commerce Repeat | 要問合せ | 49,800円~ | サブスク・定期通販特化、F2転換や解約防止の機能を標準搭載 |
| パッケージ | W2 Commerce Unified | 要問合せ | 要問合せ | オムニチャネル機能等1,000以上の機能を標準搭載 |
| パッケージ | EC-ORANGE | 要問合せ | 要問合せ | ソースコード開示・オムニチャネル対応 |
| パッケージ | ecbeing | 要問合せ | 要問合せ | マーケティング機能が充実 |
| パッケージ | ebisumart | 3,000,000円〜(構築費) | 要問合せ | クラウド型、週次アップデート |
| パッケージ | コマース21 | 要問合せ | 要問合せ | 中大規模・内製化しやすい |
| パッケージ | SI Web Shopping | 要問合せ | 要問合せ | 中大規模、ソース完全公開 |
| パッケージ | HIT-MALL | 要問合せ | 要問合せ | 百貨店・ギフトに強い |
※料金は2026年10月時点の情報です。税込・税抜の表記はサービスごとの公式表記に合わせています。オープンソースは本体費用のみを記載しており、構築・保守費用は別途かかります。
選定基準があいまいなまま決めてしまうと、後から機能不足に気づいてリニューアルが必要になるケースも少なくありません。目先のコストだけでなく、自社の目的や課題に立ち返って比較することが重要です。実際のEC事業者から集めた失敗事例100個と選定チェックポイントをまとめた資料もあわせてご活用ください。
ECサイトを構築するなら「W2 Commerce」がおすすめ
導入事例:アサヒビール株式会社(W2 Commerce Repeat)
アサヒビール初のD2C事業として、ビールサーバーを貸し出し「スーパードライ」を定期配送するサブスク「THE DRAFTERS」を立ち上げました。新規事業のため、短期間でサブスクモデルの自社ECを構築できるかが大きな課題でした。
W2 Commerceは定期通販に必要な機能の大半を標準機能で満たしており、要件定義から開発までW2と直接議論して進めたことで、通常1年以上かかる準備を数か月で終えてローンチしています。さらに集客から申し込み、会員コミュニケーションまでをLINEに集約し、W2 Commerceのクーポンやターゲットリスト機能で会員データを分析・活用しました。
その結果、オープン半年で会員数1.5万人、1年で売上15億円、2年で累計売上30億円を達成しています。
導入事例:株式会社アルペン(W2 Commerce Unified)
「スポーツデポ」「ゴルフ5」などを全国約400店舗で展開するアルペンは、EC年商の大幅増を掲げる一方、改修を重ねて複雑化した旧システムがスピードとコストの両面で限界に達していました。
会員1,500万人、SKU1,000万点以上という規模に対応でき、パッケージを基盤に自社で機能を追加・調整できる点を評価してW2 Commerce Unifiedを採用。大規模リプレイスをわずか10か月で完了させました。店舗限定だった中古ゴルフクラブのEC販売や、店舗端末からEC在庫を手配するインストア注文を実現したほか、約4,000本の記事を持つオウンドメディアをECサイトに統合し、記事から商品購入へつながるメディアコマースの仕組みを構築しています。
リプレイス後はサイト更新やキャンペーン反映を社内で完結できるようになり、施策の実行スピードが大きく向上しました。EC売上高250億円規模からのさらなる成長に向け、店舗とECを横断したOMO戦略を加速させています。
まとめ:正しく比較して自社に合ったサービスを選ぼう
ここまでの内容を振り返ります。
- ECサイト構築サービスは「無料ASP」「有料ASP」「オープンソース」「パッケージ」「モールEC」に大別され、それぞれ費用・カスタマイズ性・向いている事業規模が異なる
- 比較の際は料金・提供機能・カスタマイズ拡張性・導入期間・操作性の5点を確認する
- 企業規模や目的(越境EC・BtoB EC・OMO・サブスクなど)によって、適したタイプは変わる
- 目先のコストだけでなく、長期的な運用コストと事業の成長戦略まで見据えて選ぶことが重要
構築方法そのものの基礎や、自社に合った作り方を診断ツールで確認したい方は「ECサイトの6つの作り方」をあわせてご覧ください。
なお、EC立ち上げ準備を17カテゴリ・79項目のチェックリストに整理した資料も無料でダウンロードいただけますので、比較検討の際にぜひご活用ください。
ECサイト構築サービスに関するよくある質問
Q. 最初は安いサービスで始めて、後から乗り換えることは可能ですか?
A. 乗り換え自体は可能ですが、商品データ・顧客情報・受注履歴の移行にはコストがかかります。売上規模が大きくなってからの乗り換えでは、開発費が数十万〜数百万円に跳ね上がるケースもあるため、将来の拡張性を見据えた選定が重要です。
Q. EC構築後、どのような運用コストが必要ですか?
A. 月額費用に加えて、決済手数料・外部サービス利用料・広告費・物流コスト・保守費用がかかります。初期費用よりも運用コストのほうが高くつくケースが多いため、総額での比較が欠かせません。
Q. モールECと自社ECはどちらを先に始めるべきですか?
A. 目標によって異なります。短期間で売上を作りたいならモールEC、利益率を高めながらブランドを育てたいなら自社ECが適しており、多くの企業は両方を併用しています。
Q. システム選定で最も重視すべきポイントは何ですか?
A. 単一の指標ではなく、料金・機能・拡張性・導入期間・操作性を総合的に見ることが重要です。中でも、自社の事業フェーズに応じた拡張性は、後々のリニューアルコストを左右するため優先度の高い確認事項といえます。
この記事の監修者
神戸大学在学中にEC事業を立ち上げ、自社ECサイトの構築から販売戦略の立案・実行、広告運用、物流手配に至るまで、EC運営の全工程をハンズオンで経験。売上を大きく伸ばしたのち、事業譲渡を実現。
大学卒業後はW2株式会社に新卒入社し、現在は、ECプラットフォーム事業とインテグレーション事業のマーケティング戦略の統括・推進を担う。一貫してEC領域に携わり、スタートアップから大手企業まで、あらゆるフェーズのEC支援に精通している。































