.png)
ECサイト構築・運営の費用相場は?おすすめのEC制作会社や選定ポイントを解説
ECサイト新規構築・リニューアルを検討していくうえで、費用面が気になる方が多いと思います。
ECサイトを構築するにあたって、無料〜有料まで金額の幅が大きく、どのECシステムが事業や商品・サービスに合っているのかや、金額によって何が違うのかわからない方が多いかと思います。
そこで本記事では、以下について解説いたします。
- ECサイト構築の予算別の費用相場
- ECサイト構築のECシステム別の費用相場
- ECサイト運営に関わるランニングコストの相場
- 費用対効果を最大化させるECシステム選定のポイント6選
- おすすめのECサイト制作会社とECシステム
その他の、ECサイトの構築に関する詳細は下記で詳しく解説しているので合わせて一読ください。
W2は、「ECサイト/ネットショップ/通販」を始めるために必要な機能が搭載されているシステムを提供しています。 数百ショップの導入実績に基づき、ECサイト新規構築・リニューアルの際に事業者が必ず確認しているポイントや黒字転換期を算出できるシミュレーション、集客/CRM /デザインなどのノウハウ資料を作成しました。無料でダウンロードできるので、ぜひ、ご活用ください!
※本資料は上記バナーからのみダウンロードできます。
ECサイト構築|予算別の費用相場

事業規模や目的によってECサイト構築の費用は変わってきます。以下、目的別に費用相場の早見表を作成したので参考にしてみてください。
費用相場 | 構築方法 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
無料〜30万円以下 | モール型
ASP型 |
△ | ◎ |
30万円~100万円 | ASP型
オープンソース型 |
△~〇 | ◎ |
100万円〜500万円 | オープンソース型
パッケージ型 クラウド型 |
〇 | 〇~◎ |
500万円以上 | オープンソース型
パッケージ型 フルスクラッチ型 |
〇~◎ | △~〇 |
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
各ECカートシステムをより詳細に比較したい方は、以下の資料をご活用ください。
無料〜30万円以下
とにかく費用を安くECサイト構築したい方や、実験的に商品をECサイト上で売ってみたい方には、モール型やASP型のECサイト構築サービスをおすすめします。
ECサイト構築期間は1週間~1ヵ月程度が目安となります。商品画像や商品説明などを用意すれば、あとはテンプレートに当てはめていくことが一般的なため、初心者には始めやすいです。
30万円~100万円
モール型ECではなく独自のECサイトを構築したいが、なるべく予算は抑えたい方には、ASP型やオープンソース型のECサイト構築サービスをおすすめします。
ECサイト構築期間は1ヵ月~2ヵ月程度が目安となります。追加費用を出せば、機能やデザインの自由度が上がる場合もありますが、基本的にはテンプレートに当てはめて構築する形になります。
100万円〜500万円
独自のECサイト構築の中でも、オリジナルでデザインを行なったり・業務に合わせた機能を追加するなど、本格的にECサイトを構築したい方には、オープンソース型やパッケージ型、クラウド型のECサイト構築サービスをおすすめします。
ECサイト構築期間は2ヵ月~5ヵ月程度が目安となります。業務に合わせたカスタマイズ(機能追加)が可能なことや、オリジナルのデザインなど、カスタマイズ性の自由度が高いECサイトが構築することができます。
500万円以上
自社の事業に合わせて機能を開発やカスタマイズしたり、自社で使用しているシステムとの連携など、高度なカスタマイズが可能なECサイトを構築したい方には、パッケージ型やフルスクラッチ型のECサイト構築サービスをおすすめします。
ECサイト構築期間は5ヵ月~10ヵ月程度が目安となります。オリジナルのデザインや業務に合わせたカスタマイズ(機能追加)が可能なこと、自社システムとの連携など、カスタマイズ性の自由度が高いECサイトが構築することができます。
ECサイト構築|ECシステム別の費用相場

ECサイトの構築にはさまざまな方法があり、選定するECシステムごとによって費用や相場価格が変わります。以下、ECシステム別に費用相場の早見表を作成したので参考にしてみてください。
EC構築方法 | 初期費用 | 継続費用 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
モール型 | 0円~ | 1,000円~ | ‐ | ◎ |
ASP型 | 0円~ | 1,000円~ | △ | ◎ |
オープンソース型 | 0円~ | 10万円~ | 〇 | ◎ |
パッケージ型 | 300万円~ | 5万円~ | ◎ | 〇 |
フルスクラッチ型 | 1,000万円~ | 10万円~ | ◎ | △ |
クラウド型 | 500万円~ | 10万円~ | 〇 | 〇 |
同じ構築方法でも、選ぶサービスや目的、要件によって費用は大きく異なります。あくまで目安として参考にしてください。
各ECカートシステムをより詳細に比較したい方は、以下の資料をご活用ください。
【構築方法1】モール型
EC構築方法 | 初期費用 | 継続費用 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
モール型 | 0円~ | 1,000円~ | ‐ | ◎ |
モール型とは、複数のネットショップが並ぶモール内に出店することです。そのため、独自に自社ECを構築するわけではありません。例として、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがあります。
モール型の最大のメリットは、モールが持つブランド力や集客力を活かせることです。そのため、うまくいけば開業直後から集客できる場合があります。
また、初期費用や継続費用が低く、モールに出店するための仕組みが整っているため、初心者でも出店しやすいのが特徴です。
一方、既存のモール内に出店する以上、モールの利用規約や運営ルールに則って運営しなければなりません。以下、デメリットになります。
- 自由にカスタマイズをするのが難しい
- 個性を出しにくく、差別化がしにくい
- 規約やルールの変更に振り回されるおそれがある
また、モール自体に集客力はあるが多くの事業者が出店しているため、モール内での競争が激しいという注意点があります。
実際にモール出店後に自分のお店に人を集めるには、モール内での広告枠に投資をすることや、よく検索されるKWに商品を表示されやすくするなどの工夫が必要になってきます。
モール内に出店すれば何もしなくとも自然とお客様が商品を購入してくれるわけではありませんのでご注意ください。
【構築方法2】ASP型
EC構築方法 | 初期費用 | 継続費用 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
ASP型 | 0円~ | 1,000円~ | △ | ◎ |
ASP(Application Service Provider)型とは、ECサイト構築のクラウドサービス事業者と契約し、自社ECを構築するサービスです。
無料APの場合、専門知識がない初心者でも出店しやすく、オープンまでの必要期間を短く済ませることができます。しかし、機能やデザインに制限があることがほとんどで、自由にカスタマイズができないことが注意ポイントです。
一方、有料ASPの場合は機能性・デザイン性などの幅が広がるため、無料ASPより自由度は高くなります。他の構築方法(オープンソース型、パッケージ型、フルスクラッチ型)と比べると、どうしてもカスタマイズ性や拡張性は乏しくなります。
機能面やデザイン面が自由度が高いシステムを望まれる方や、外部システム連携などを検討されている方は、あらかじめ「どこまで対応できるか」を確認することをおすすめします。
【構築方法3】オープンソース型
EC構築方法 | 初期費用 | 継続費用 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
オープンソース型 | 0円~ | 10万円~ | 〇 | ◎ |
オープンソース型とは、無償で公開されているオープンソースを利用し、ECサイトを構築する方法です。
ソースコードを直接さわれるため、デザイン変更のみで安価に済ませることや、コストをかけて自社専用の独自機能を追加することなど、要件に応じて自由にカスタマイズができます。
しかし、システム構築やカスタマイズには専門的なスキルが必要なうえ、セキュリティリスクがあることを認識しておきましょう。オープンソースを利用して自社開発する場合は全て自己責任であり、トラブルが起きたときのサポートは得られません。
そのため、障害やトラブルが起きても対応できる運営体制を社内で整えておくことが不可欠です。
また、すでに社内にエンジニアがいたとしても、保守のために対応することを考えると、その分人件費コストがかかります。「オープンソースは継続費用が安い」からといって安易に導入すれば、意外なコストで失敗するリスクが高いため、注意しましょう。
システム管理体制の構築が難しい場合、多少コストをかけてでもしっかりしたセキュリティやサポートを得られるパッケージ型などを選ぶのも選択肢の一つでしょう。
【構築方法4】パッケージ型
EC構築方法 | 初期費用 | 継続費用 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
パッケージ型 | 300万円~ | 5万円~ | ◎ | 〇 |
パッケージ型とは、ECサイト運営していくうえで必要な機能がパッケージ化したシステムです。また、ECシステムベンダー(システム提供事業者)によって、要件に合わせてカスタマイズすることもできます。
ベンダーに開発を依頼するため、費用がかかりますがカスタマイズ性に優れています。機能の追加やデザインの変更などをすることで、モール型やASP型では実現できないようなオリジナリティの高いECサイトを構築することができます。
また、ベンダーによるサポート体制も充実しており、分からないことやトラブルが起きてもすぐ相談できるので安心して利用できます。
セキュリティリスクへの対策も万全なサービスが多く、安定してECサイトを運営できるのも大きなメリットでしょう。
【構築方法5】フルスクラッチ型
EC構築方法 | 初期費用 | 継続費用 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
フルスクラッチ型 | 1,000万円~ | 10万円~ | ◎ | △ |
フルスクラッチ型とは、ゼロからECサイトをオリジナルで構築する方法です。ユーザーの目に触れるWebサイトのフロントから、スタッフが運営業務に使うバックエンドのシステムにいたるまで、すべてを自社専用に最適化して構築することができます。
これまで紹介してきた構築方法よりもカスタマイズ性が高く、自由に開発できるのが最大の特徴です。また、サイト運用スタート後も社内で調整するケースが多いため、PDCAを高速に回しやすく、スピード感を持ってお店を改善できることや、時勢の変化にも柔軟に対応できるなどのメリットもあります。
一方で、システム完成までにはどうしても長い開発期間がかかります。また、開発費が高額になりやすいことや、高い技術力が求められます。
一般的には数千万以上の費用がかかるケースも珍しくないため、大規模なECサイトを運営したい事業者向けの方法といえます。
【構築方法6】クラウド型
EC構築方法 | 初期費用 | 継続費用 | カスタマイズ性 | 構築スピード |
クラウド型 | 500万円~ | 10万円~ | 〇 | 〇 |
ECサイト構築におけるクラウド型とは、お客様自身でインフラ基盤を持たず、サービスを利用したいときに必要な分だけを利用することができる構築方法です。そのため、月額料金制度は従量課金制であることが多いです。
特徴としては、ASP型とパッケージ型の良い箇所のみを組み合わせていることが特徴です。ASP型のようにECサイトオープンまでの機関が短く、パッケージ型のように柔軟に機能や要件のカスタマイズが可能な構築方法です。
しかし、初期費用が500万から、月額費用が10万からと大きくコストが発生するのが難点です。
また、クラウドサービス提供者側のトラブルによってシステムが停止した場合、自社ではコントロールできず、売上機会を大きく損失する可能性があるので導入する際は細心の注意が必要です。
なお、「定期・総合通販カートシステムの料金・機能比較表」を資料としてまとめました。「費用面・機能面・サポート面」の側面から比較しまとめています。
また、比較表だけではなくカート選定時に見てほしいポイントを集めたチェックリストや選ぶべきシステムの特徴、よくある失敗例など、役に立つ情報もご紹介しています。是非この比較表を参考に、製品の比較・検討を進めてください!
ECサイト運営に伴うランニングコスト相場

EC事業を行う上で、ECサイト構築費用だけでなく、毎月発生する運営費用が必要となります。
大きく分類すると、以下の3点が運営費用として発生します。
- サーバーインフラ関連
- 決済・マーケティング関連
- 人件費・外注関連
それぞれ詳しくご紹介します。
サーバーインフラ関連
顧客保有数やサイトアクセス数の増減によって異なりますが、ECサイト運営する上での平均サーバーインフラ関連相場は以下になります。
- ウェブホスティング・サーバーコスト:月額3,000円~50,000円
- SSL証明書:年間0円~50,000円
- クラウドストレージ:月額1,000円~20,000円
- コンテンツ配信ネットワーク:月額3,000円~30,000円
- バックアップシステム:月額2,000円~15,000円
- セキュリティ対策:月額5,000円~50,000円
- ドメイン維持費:年間1,000円~10,000円
- ECシステム利用料:月額5,000円~50,000円
ECサイトのサーバー・インフラ関連のランニングコストは、サイトの安定稼働と顧客体験に直結する重要な投資領域です。
ECサイト運営に欠かせないサーバーは、初期段階では基本的に安価な共用サーバーから始め、段階的に専用サーバーやクラウドサービスへ移行するケースが多いです。
キャンペーンやEC事業拡大を考慮し、サイトアクセス数増加に柔軟に対応できるインフラ設計が求められます。
また、SSL証明書によるセキュリティ対策は顧客情報保護に不可欠です。高速な読み込み速度とレスポンスタイムの確保も重要で、これらを意識しながらコストと品質のバランスを保つことが肝要です。
単なるコスト削減ではなく、投資対効果を常に評価し、顧客満足度向上につながるインフラ整備を心がけることが成功の鍵となります。
決済・マーケティング関連
ECサイトで売上を上げるためにはマーケティングと決済関連を整えておかないといけません。
ここでは決済・マーケティング関連の平均ランニングコストをご紹介します。
- 決済手数料:取引額の2%~5%
- 広告運用費:月額10,000円~1.000,000円
- アナリティクスツール:月額0円~50,000円
- カスタマーサポートツール:月額3,000円~50,000円
- MAツール:月額5,000円~100,000円
ECサイトにおける決済・マーケティング関連のコストは、事業規模と比例して高くなる傾向にあります。
決済手数料は売上の2%から5%程度かかり、取引額が大きくなるほど支払う手数料も増加します。多様な決済手段を提供することで顧客の利便性は向上しますが、同時に手数料負担も増えるため、慎重な選択が必要です。
広告関連費は、ECサイトの新規構築とリプレイスで大きく異なります。
新規構築時は初期顧客獲得のため、より多くの予算を投入する必要があります。
通常、月間広告費は30万円から100万円程度と高めになり、Google広告とSNS広告に重点を置きます。
特にGoogle広告では、検索連動型広告とディスプレイ広告を組み合わせ、ターゲット顧客の検索意図に沿った効果的なアプローチが求められます。
また、Facebook・Instagram広告は、ターゲットの属性や興味関心に基づいた精密なセグメントが可能で、新規顧客の獲得に有効です。
リプレイス時は、既存顧客のリピート率向上と新規顧客獲得のバランスを考慮し、月間10万円から50万円程度に抑える傾向があります。媒体選定においては、自社の商品特性や顧客ターゲット、予算規模に応じて最適な組み合わせを常に検証し、柔軟に調整することが成功の鍵となります。
人件費・外注関連
ECにおいて外注とは、ECの運営に関する全般または部分的に代行するサービスのことを指します。
それぞれ部分的にご紹介します。
- サイト運営・更新委託費:月額30,000円~300,000円
- 商品登録・ささげ業務:2,000円~10,000円「1商品あたり」
- 集客代行:月額30,000円~200,000円 ※成果報酬が基本
- 在庫・物流管理委託:月額30,000円~300,000円
- カスタマーサポート:月額200,000円~800,000万円
- ECコンサルタント:月額100,000円~500,000円
ECサイトにおける人件費・外注関連のコストは、事業規模と成長段階に応じて柔軟に変化する重要な投資領域です。
初期段階では外部委託で効率的に運営し、徐々に内製化を進めることが多いです。各工程の委託には、品質とコストのバランスが求められ、安価な外注と高品質なサービスを常に天秤にかけます。
特にカスタマーサポートと集客業務は、顧客満足度と売上に影響するため、単なるコスト削減ではなく投資対効果を重視すべきです。
また、ECコンサルタントの活用は、専門的な知見による戦略立案や改善提案が期待できるため、中長期的な成長戦略において重要な役割を果たします。
その他、EC運営代行の費用相場やおすすめの会社などは以下の記事で解説しています。
EC運営代行についてもっと詳しく知りたい方は、この機会にぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
費用対効果を最大化させるECシステム選定のポイント6選

それぞれの構築方法のメリットやデメリットを比較しても、「結局どのECシステムを導入すればよいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
自社の予算感に近い導入方法を選ぶのも大切ですが、費用だけにとらわれずに目的や事業規模に合わせて総合的に判断することをおすすめします。
以下、適切な構築方法を選ぶためのポイントを6つ紹介します。
- 目的と費用とのバランスを考える
- マーケティングや販促の目的を明確にさせる
- カスタマイズの自由度をチェックする
- 決済種類を確認する
- 自由自在にECサイトデザインを操作できるか
- セキュリティやサポート体制が整備されているか確認する
目的と費用とのバランスを考える
自社の予算感に近い導入方法を選ぶのも大切ですが、費用だけにとらわれずに目的や事業規模に合わせて総合的に判断することをおすすめします。
ECサイトの運用で大切なことは、「できるだけコストを抑える」のではなく、「コストに対してどれだけの成果が見込めそうか考える」ことです。つまり、投資に対しての費用対効果です。
必要な機能やシステムは何かを明確にしたうえで、自社に合ったECシステムを選ぶことでコストパフォーマンスのバランスを意識しましょう。
▼参考:必要な機能を洗い出すときの考え方
- ECサイトで実現したいことを整理
- ECサイトを活用した販売方法を整理
- ECサイトの機能をリサーチして整理
マーケティングや販促の目的を明確にさせる
マーケティング手法の中でもECサイトの販促に役立つECシステムを選び、自社のビジネスモデルに照らして具体的なマーケティングの目的や販促目標を計画しましょう。
販促機能を使って売上を拡大したいや、リピーターを増やすために顧客育成をしたいなどと思っていても、低コストなツールでは機能が不十分なことが多く見られます。
アクセス解析ツールを活用してユーザー行動を把握することはもちろん、コンテンツマーケティングやSEO対策やSNS活用など、販売する商品にマッチしたアプローチを厳選することが大切です。
カスタマイズの自由度をチェックする
予算が許す限り、カスタマイズ性の高い構築方法を選ぶことをおすすめします。
実際にECサイトを運営するなかで「最新の機能を利用したい」「デザインを変更したい」など、課題が見つかることがよくあります。しかし、構築したシステムのカスタマイズ性が低いため、実現できないケースが少なくありません。
なお、「長期的に売上を向上させてEC事業を成功してほしい」という想いを込めて作成した資料があります。EC立ち上げ準備を17のカテゴリと「必須編」と「推奨編」に分けて79のチェックリスト形式しています。
資料は無料でダウンロードできるので、ぜひ参考にしてみてください。
決済種類を確認する
決済種類の選定は、ターゲット顧客の利便性と購買意欲を大きく左右する重要な要素です。
ターゲットとなる顧客層の属性や年齢、購買習慣を十分に分析し、彼らが最も使いやすいと感じる決済手段を提供することが求められます。クレジットカード決済はもちろん、電子マネー、コンビニ決済、銀行振込、後払いサービスなど、多様な選択肢を用意することで、顧客の支払いに対する心理的な障壁を下げることができます。
特に若い世代であればスマートフォン決済やQRコード決済、高齢者であれば従来型の決済方法など、ターゲット層に応じた柔軟な対応が成功の鍵となります。
また、決済の多様性は単に選択肢を増やすだけでなく、顧客の信頼性や安心感を高め、結果的に購買率の向上につながる重要な戦略となります。
EC決済について、詳しく知りたい方は以下の記事を活用してください。
自由自在にECサイトデザインを操作できるか
ECサイトデザインの自由度が高いECシステムを選択することで、自社の独自性を効果的に表現し、競合他社との差別化を図ることができます。
デザインのカスタマイズ性は、ターゲット顧客の好みやトレンドに柔軟に対応できる点で非常に重要です。テンプレートの変更、色調の調整、レイアウトの自在な変更、レスポンシブデザインの実装など、幅広いカスタマイズオプションが求められます。
また、コーディングスキルがない担当者は、簡単に操作できるようにノーコードでサイトデザインを調整できるECシステムが理想的です。
ECサイトデザインは単なる見た目の問題ではなく、顧客満足度を向上させ、ブランドメッセージを効果的に伝達する重要な戦略的ツールであることを理解することが大切です。
その他、ECサイトデザインについて、詳しく知りたい方は以下の記事を活用してください。
セキュリティやサポート体制が整備されているか確認する
ECサイトにおけるセキュリティとサポート体制は、顧客の信頼と事業の安定性を左右する重要な要素です。
昨今、セキュリティ被害の増加で企業が倒産するケースが多く見られます。
そのため、セキュリティ対策を適切に行っているECシステムの選定が重要です。
個人情報保護やクレジットカード情報の安全管理は、法的要件を満たすだけでなく、顧客の安心感を醸成するために不可欠です。SSL暗号化、PCI DSS準拠、多要素認証など、最新のセキュリティ技術を導入しているシステムを選択することが求められます。
また、24時間対応可能な技術サポート、迅速な障害対応、定期的なセキュリティアップデート、バグ修正機能を備えたシステムであることが重要です。
さらに、サーバーの冗長化やデータバックアップ体制、障害発生時の復旧プランなども確認すべきポイントとなります。
適切なセキュリティ対策とサポート体制は、顧客からの信頼獲得と長期的な事業継続性を支える重要な基盤となるのです。
その他、ECサイトにおけるセキュリティ対策をより詳しく知りたい方は以下の記事や資料で解説しているので、この機会にぜひご覧になってください。
ECサイト構築には補助金を利用して経費節減

本音ではより高機能なECシステムを利用したいが、「やはり費用面が厳しい…」という方も多いでしょう。そこで、ECサイト構築の費用に活用できる「国や自治体の補助金制度」を検討してみましょう。
実際の費用の1/2や2/3を補助してくれるケースも多いため、申請できる制度がないかぜひ調べてみてください。
EC構築でよく使われる主な補助金制度
EC構築でよく使われる主な補助金制度は以下になります。
- IT導入補助金制度(最大450万円、1/2補助)※2023年までに申し込んだ人が対象
- 事業再構築補助金(成長枠、最大7,000万円、2/3補助)
- 小規模事業者持続化補助金(最大100万円、2/3補助)
補助金制度は申請書の作成や準備に時間がかかるうえに、全員の申請が通るわけではありません。公募要領には審査項目が記載されているため、申請する際はしっかり読み込んで準備しましょう。
採択事業者として認定されている企業かをチェック
補助金制度の内容によって対象となるサービスや事業者は限られています。詳しくは下記ページで案内しています。ネットショップの立ち上げやカートの乗り換えを検討している方は、ぜひ目を通してみてください。
おすすめのECサイト制作会社とECシステム
ここではおすすめのECサイト制作会社とECシステムをご紹介いたします。
ECパートナーを依頼する際に気を付けなければいけないポイントを以下の資料でまとめているので、ECパートナーをお探しの方は、この機会にぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
おすすめのECサイト制作会社:ブランデックス株式会社

サイトURL:ブランデックス会社ホームページ
サイト制作実績:株式会社マッシュビューティーラボ / アサヒビール株式会社 / 株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツ / 株式会社池部楽器店 / 株式会社ムラサキスポーツ
ブランデックス株式会社は、ECサイトの制作から運用支援までを手掛ける会社です。大手企業のECサイトの豊富な制作・運用経験をもとに、サイト制作・EC運用代行など、WEBやECに関わるすべての仕事をご相談いただけます。
制作プランは4種類あり、ミニマム10万円からサイト制作が可能なため予算が少ない企業様でもご利用いただけます。
また、豊富なECパートナーとも提携しており、圧倒的なノウハウのもと、売れるECサイトを構築してくれることはまちがいないでしょう。
おすすめのECシステム:W2

サイトURL:W2株式会社ホームページ
ECシステム導入実績:株式会社ムラサキスポーツ / イオンリテール株式会社 / 梅乃宿酒造株式会社 / 株式会社サムシックコスメティックジャパン / 株式会社サザコーヒー
W2株式会社は様々な業界や規模に特化したECシステムがあります。その中でも以下がおすすめのECシステムになります。
W2 Unified:OMO・オムニチャネル特化型ECカートシステム
W2 Repeat:D2C・リピート通販特化型ECカートシステム
特徴としては全てのECシステムに業界最多の1,000以上の機能が搭載されており、サイト分析やLPO・EFO、SNS連携といった売上向上に関係する機能や、自動受発注機能や在庫管理連携、ECモール連携など業務を効率化できる機能も有しており、それらの機能を利用して売上最大化と業務効率化の両軸が同時に行えることが特徴です。
また、Wordpress連携や事業規模が成長しても柔軟なシステムの拡張性や随時システムがアップデートするため、ECシステムをわざわざリニューアルする必要もないからスタートアップ規模から中規模、大規模まで幅広いEC事業に対応できます。
気になる費用ですが、カスタマイズやオープンソース型とは違い、W2のサービスはパッケージ型のため、費用を安く抑えての導入が可能です。
よって、費用対効果がよくおすすめのECシステムになります。
まとめ:自社に合ったECサイトの構築方法や費用を考えよう

費用面を考慮し、自社のビジネスモデルに合ったECサイトを構築するには、次のようなポイントを意識して検討することが大切です。
- ECサイトの構築方法は主に5つあり、それぞれ費用感が異なる
(モール型、ASP型、オープンソース型、パッケージ型、フルスクラッチ型、クラウド型) - 同じ構築方法でもサービスや要件で大きく変わるため、費用感はあくまで参考に留める
- 費用だけにとらわれず、目的にあわせて総合的に判断するのがおすすめ
- ECサイトの構築費は、補助金制度の対象として補助されることもある
- ECサイト構築費用感だけにとらわれず、どのような目的や目標を達成したいかや、どのような機能やシステムが必要かを把握すること
ぜひ、目先の利益を追うのではなく、長期的な成果が見込める構築方法やサービスをぜひ考えてみましょう。
なお、「長期的に売上を向上させてEC事業を成功してほしい」という想いを込めて作成した資料があります。EC立ち上げ準備を17のカテゴリと「必須編」と「推奨編」に分けて79のチェックリスト形式しています。
資料は無料でダウンロードできるので、ぜひ参考にしてみてください。