ECサイト運用代行おすすめ10選!費用相場や選定時の注意点を解説
社内でECサイト構築を検討されている際、同時に考えなければならないのが「誰がECサイト運営業務を担当するのか」ということです。
自社の従業員(社員)が担当するといった選択肢ももちろんありますが、今在籍している従業員にECサイト運営に関するノウハウや経験を持っている人がいないといった場合や、ECサイト運営の経験はあるが人材不足の場合などもあるでしょう。
このような悩みを抱えている際は、「ECサイト運用代行サービス」の利用をおすすめします。しかし、いざ利用したいと思っても、どのようなサービスがあるのかや、どこまで作業を任せられるのか、費用はどれほどかかるのかなど分からないことも多いと思います。
本記事では、ECサイト運用代行を利用するメリットとデメリット、任せられる業務内容や費用感、また自社に最適な運営代行業者の選定基準まで詳しくご紹介します。
W2は、「ECサイト/ネットショップ/通販」を始めるために必要な機能が搭載されているシステムを提供しています。 数百ショップの導入実績に基づき、ECサイト新規構築・リニューアルの際に事業者が必ず確認しているポイントや黒字転換期を算出できるシミュレーション、集客/CRM /デザインなどのノウハウ資料を作成しました。無料でダウンロードできるので、ぜひ、ご活用ください!
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ECサイト運用代行とは
ECサイト運営代行とは、ECサイト運営に関わる業務を全部または一部、外部の業者に委託するサービスです。
主な業務内容
- サイト制作・デザイン
- 商品登録・管理
- 注文処理・発送
- 顧客対応
- 広告・マーケティング
- サイト分析
- システム管理
ECサイト運営代行会社によっては、自社ECサイトだけに限らずモール型ECサイトの運営代行も行ってくれるなど、サービスの幅はさまざまです。
下記の記事では、ECサイトの運用について解説しております。
運用代行を利用するメリット・デメリット
運用代行を利用するメリット
1. 人手不足・時間不足を解消
ECサイト運営には、サイト制作・商品登録・注文処理・顧客対応など、多くの業務が必要です。人手不足や時間不足でこれらの業務を全て自社で行うのが難しい場合、代行業者に依頼することで、負担を軽減できます。
2. 専門知識・ノウハウを活用
ECサイト運営には、マーケティングやSEOなどの専門知識が必要となります。代行業者には、これらの知識を持つスタッフが多数在籍しているため、自社でノウハウを蓄積するよりも効率的に、質の高い運営が可能です。
3. 売上アップ・効率化
代行業者は、ECサイト運営のノウハウを活かして、売上アップや効率化のための施策を提案・実行できます。例えば、広告運用やサイト改善などの施策により、売上向上や顧客満足度向上を期待できます。
4. コスト削減
人材採用や教育、システム導入などのコストを抑えられる可能性があります。また、業務効率化により、人件費などのコスト削減にも繋がります。
5. 最新の情報・技術を取り入れられる
代行業者は、常に最新の情報や技術を取り入れているため、自社で取り組むよりも効率的に、最新のECサイト運営を実現できます。
運用代行を利用するデメリット
1. 費用がかかる
代行業者に支払う費用が発生します。費用は、代行業務の内容や規模によって異なりますが、ランニングコストだけでなく初期費用も必要となる場合があります。
2. 自社でコントロールしにくい
運営を外部に委託するため、自社で全てをコントロールすることが難しくなります。コミュニケーション不足や認識の違いによるトラブルが発生する可能性もあります。
3. ノウハウが蓄積されない
自社で運営を経験しないため、ECサイト運営に関するノウハウが蓄積されません。将来的に自社で運営したい場合は、改めてノウハウを学ぶ必要があります。
4. 柔軟な対応が難しい
代行業者は、複数のクライアントを担当しているため、自社の要望にすぐに対応してもらえない可能性があります。
5. 業者との連携コスト
情報共有や指示伝達など、業者との連携にコストがかかる場合があります。
ECサイト運用代行の費用相場
ECサイト運用代行の費用体系は主に以下の3つに分けることができます。
- 月額固定制:月単位で固定の費用を支払う
- 成果報酬型:売上に対して決められた割合の費用を支払う
- 月額固定制+成果報酬型:上記2つを組み合わせた体系
それぞれの相場は以下の表の通りです。
体系 | 相場 |
月額固定制 | 30万~80万/月 |
完全成果報酬型 | 5~10万円/月+売上の5~10% |
月額固定制+成果報酬型 | 売上の10~20% |
上記の費用はあくまで目安であり、業者ごとによって異なる他、商品点数や代行サービスの範囲、内容によっても変動があるため、導入時は必ず業者へ直接確認するようにしましょう。
ECサイト運用代行会社おすすめ8選
ECマーケティング株式会社
ECマーケティングは、クライアントの事業成長をゴールにWebマーケティングを通じて支援する会社です。Web業界20年以上のコンサルタントが手掛けるプロジェクト成功率の高さから、Webマーケティングの戦略パートナーとして500社以上の企業に選ばれ続けています。
ECマーケティング株式会社の特徴
- 緻密な戦略設計から実行支援まで完遂
- 500社以上の支援実績から得た知見の活用
- 業界20年以上のプロによる売上改善支援
これからは、月商100万円から億規模サイトまで幅広く支援している会社です。また、オムニチャネルからアプリまで、各ステージに合わせたコンサルティングも可能です。ECサイトの分析からプランニング、改善提案など、その後発生する改修作業まで実施する事ができます。
株式会社これからの特徴
- AIがサイトを分析し、定量的に課題と強みを抽出
- 自社ECサイトに特化したコンサルティング
- 資格のあるコンサルタントがチームでサポート
- 売上ステージに合わせたプランを用意
Roseau Pensant株式会社
Roseau Pensantは、デジタルマーケティング領域における戦略立案から実装・実行支援までを一貫して提供できる会社です。その他にも、Webサイトやコンテンツのプランニングからサイト制作、運用支援までデジタルを中心にクリエイティブ領域における新しい価値を提供が可能です。
Roseau Pensant株式会社の特徴
- 幅広い業界における豊富なEC運営代行実績
- 多角的かつ総合的なマーケティングソリューションを提供
- 自社EC・各モールの運用を一貫して対応
サヴァリ株式会社
サヴァリのECコンサルティングサービスでは、ECサイトの売上を最大化させるための企画立案や集客・接客・増客に関するアドバイスを行っています。ECに関するあらゆる施策に精通した当社コンサルタントが、お客様の店舗に最適な提案が可能です。
サヴァリ株式会社の特徴
- 成功の3条件 商品・人材・ノウハウ すべてをカバー
- 顧客増大サイクルに基づいた戦略
- 採用リスクを抑えて、安定・継続的な成長へ
株式会社オタツー
オタツーは、幅広いCMSに対応したECサイト制作、EC事業の成功を伴走型でサポートするEC運営代行、広告運用や分析などのマーケティング代行などをサービス提供する会社です。3000件以上の実績があり、ECの課題解決で「売上アップ」と「業務効率化」を実現します。
株式会社オタツーの特徴
- ECの全体像を理解しているため、フロントからバックヤードまで熟知
- サポート実績数(約3000件)とスキル・ノウハウ(引き出しの多さ)
- 1社1社お客様に寄り添い、伴走型でプロジェクトの成功をサポート
株式会社スクロール360
スクロール360は、フルフィルメント業務(物流代行・受注代行・決済代行・EC運営代行)にとどまらず、マーケティング支援(集客・CRM)から通販システムの開発まで、シームレスな連携力でフルサポートします。750社を超える通販支援の実績があります。
株式会社スクロール360の特徴
- 現役通販企業による実務力
- ショップの成長を手厚くサポート
株式会社売れるネット広告社
売れるネット広告社は、「D2Cブランドの成長を加速させる」というミッションを掲げ、D2Cブランドに特化した広告運用支援サービスを提供する会社です。
株式会社売れるネット広告社の特徴
- 累計1,000社以上のD2Cブランドの広告運用を支援実績
- D2C市場の最新動向や広告運用のノウハウを熟知した専任チームからの提案
- 広告企画から運用、効果測定まで、広告に関するすべての工程をワンストップでサポート
株式会社博報堂
博報堂は、日本国内で最大規模を誇る広告代理店です。商品やサービスの売り手目線ではなく、消費者の視点に立ってコミュニケーションを設計するという考えに基づいた独創的なクリエイティブは、数々の受賞歴を持ち、高い評価を得ています。
株式会社博報堂の特徴
- 100年以上の歴史の中で培ってきた実績とノウハウ
- 専門性を活かし、チームで課題解決に最適なソリューションを提案
- グローバルな視点でのサービスを提供
ECサイト運用代行サービスの選び方
ECサイト運用代行サービスはその対応範囲、特化している内容等が様々です。
より効果を出すためには自社に合ったサービス、業者選びが必須です。
自社に最適なサービス選定のため、選定時に着目してほしい点が以下の4つです。
代行の範囲
ECサイト運用代行を利用する際のひとつの判断基準として、業者が代行する「範囲」は必ず確認するようにしましょう。
この範囲によって、自社で対応しなければならないことを明確にできるためです。
例えば、ECサイト上でのキャンペーンの提案といった「マーケティング業務」まで代行してくれるのか、もしくは完全に受発注業務のみを行うのか、といった代行の範囲や内容が自社の希望に沿っているかどうかは重要な判断基準となります。
他にも、ユーザーからのお問合せのフォローはどちらが行うのかなど、担当者を把握しておくことがトラブル防止のためにも重要です。
自社でできることと、できないことをしっかり理解し、運用代行業者がどこまでを代行してくれるのか明確にしておきましょう。
その上で、どこまで代行で担って欲しいのか自社の要望を洗い出し、希望に沿った業者を選定することをおすすめします。
ランニングコスト・最低契約期間の有無
先ほどの費用相場についての解説でもあったように、ECサイト運用の代行業者のなかには月々固定の費用がかかるだけでなく、固定費+売上の〇%のような従量制を敷いている業者もいます。
そのほか、最低契約期間を設けて一定期間契約を続行し続けることを条件に、ランニングコストを抑えているサービスもあります。
インターネットサービスは最初の6ヵ月で続行するか、撤退するかの判断を下すべきであると言われています。
導入後6ヵ月目に撤退の判断をした際、最低契約期間がネックとなり撤退が出来ないまま赤字が続くといったことが起こってしまっては、経営状況が悪化しかねません。
上記のようなことが起こらないよう、売上予測とランニングコストのバランスを見ながら代行業者を選定するようにしましょう。
セキュリティ対策
コンプライアンスが求められる現代で、企業にとって大きな痛手となるのが顧客情報の漏えい等の「セキュリティ事故」です。
業者へECサイト運用を依頼する際、セキュリティの強さは必須で確認したいポイントとなります。
どれだけ自社内でセキュリティ対策をとっていても、ECサイトのシステム、サーバー自体や、運営代行業者のセキュリティ対策が不十分では、情報漏えいのリスクは増大してしまいます。
ECサイトプラットフォームの選定時だけでなく、運営代行業者選定の際にも、セキュリティ対策に対して高い意識を持っているか、対策をしているかは重要な選定基準であるといえるでしょう。
下記の記事で、2023年にIPAが発表した「セキュリティガイドライン」を紐解き、おすすめのセキュリティ対策やECサイト構築/運営時におけるセキュリティチェックリストをまとめています。
是非ご一読いただき参考にしてみてください!
おすすめのECサイト構築システム
ここまでECサイト運用代行について選定の際に着目したい点について解説してきました。
売れるECサイトを構築・運用するためには自社に合った運用代行業者を選ぶ他に、ECプラットフォームの選定も重要なポイントになります。
愛されるECサイトを製作したい事業者におすすめしたいECプラットフォームが、「W2 Unified」です。
W2 Unifiedは、EC関連事業を専業としているW2株式会社が提供するECプラットフォームで、W2はECサイトの構築から運用サポートまですべて内製・ワンストップで対応しています。
その中でも「W2 Unified(旧:w2Commerce)」というECプラットフォームはクライアントに合わせた細やかなカスタマイズが可能になっています。
導入事例は800を超え、有名アパレルショップや食品会社、 百貨店などにも利用されており、さまざまな規模、業種の企業が利用している点で非常に信頼できるサービスといえます。
そのほかにも、アクセス急増にも耐えられるサーバーの強化や、世界基準のセキュリティ対策にも力を入れており、安心して任せることができます。
ECに関するノウハウも豊富なのでECサイト構築を検討している方だけでなく、運用代行業者を探している方、導入を検討している方も、まずは一度相談してみることをおすすめします。
本記事のまとめ
本記事ではECサイト運用代行について、基本的な知識から実際の選定におけるポイントまで幅広く解説してきました。
本記事の内容をまとめると以下になります。
- ECサイト運用代行とは、あらゆるECサイト運用に関する業務を代行してくれるサービス
- 専門的なスキル・ノウハウがあることや、属人化の防止、決済方法の豊富さがメリット
- ランニングコストがかかることやノウハウが蓄積できない点がデメリット
- 運用代行の費用体系には主に月額固定制と成果報酬型がある
- サービス選定時は代行の範囲や費用、セキュリティやサーバーの強さに着目
- おすすめの運用代行サービスはW2
記事の内容を振り返ってポイントを抑えておきましょう。
ECサイト運用代行を利用して効果を出すためには、自社の希望や特性を理解し、自社に最適なサービスを選定することが重要です。
本記事で解説した内容を参考に、自社がECサイト運用に求めることを洗い出し、それに沿って最適な業者を探してみましょう。
また、下記の資料では、EC事業において、業務リソースが不足する原因や、業務を効率化する4つの方法についてご紹介します。
無料ダウンロードできますので、是非ご活用ください。