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WMS(倉庫管理システム)とは?導入のメリットや費用を解説!

WMS

※更新日:2023年6月13日

ECサイトを運営しており倉庫管理システムであるWMSの導入を検討している企業担当者様はいませんか。

今回、この記事ではWMSについて詳しく説明し、他のシステムとの違いについてや導入するメリット、デメリットをお伝えしていきます。

また、導入する際の費用の目安や成功するためのポイントについても紹介していきます。

WMSの導入を悩んでいる担当者様、そもそも倉庫管理システムって何?と思っている人はぜひ参考にしてみてください。

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目次
  1. 01|WMS(倉庫管理システム)とは
    1. WMSについて
    2. WMSとTMSの違い
    3. WMSとOMSの違い
  2. 02|WMSを導入する目的
  3. 03|WMSを導入するメリット
    1. コストの削減
    2. 作業の効率化
    3. データの分析
    4. 倉庫内のスペース管理
  4. 04|WMSを導入するデメリット
    1. 初期コストがかかる
    2. 手間がかかる
  5. 05|WMSを導入する際にかかる費用
    1. パッケージ型のWMS
    2. クラウド型のWMS
  6. 06|WMSの導入を成功させるポイント
    1. コストやスケジュールの計画を立てる
    2. 自社サービスとの相性を考える
    3. サポート体制を確認する
  7. 07|まとめ

WMS(倉庫管理システム)とは

WMSについて

WMSとは「Warehouse Management System」の略称であり、物流センター内の一連の作業を一元管理する「倉庫管理システム」のことです。

読み方としては「ウェアハウスマネジメントシステム」と読み、具体的には入庫や補充、出荷、棚卸などがあり、これらの管理を一元化することで在庫の正確性や業務の効率化を図ることが可能です。

倉庫を管理するシステムウェアですが製造業や小売業、EC通販とさまざまな業界で導入され、WMSは物流の基盤を支えているといっても過言ではありません。

WMSとTMSの違い

TMSは「Transport Management System」の略称であり配車管理や進捗管理機能、実績管理機能などを行う配送管理システムになります。

配送にかかる経費、燃料代の管理をオンラインで行うことができ経理の一般業務を効率化できるソフトウェアがTMSです。

WMSは出荷や棚卸しを管理するシステムとなり、TMSはその次のステップに使用されます。

WMSとOMSの違い

OMSは「Oder Management System」の略称であり、商品の受注や入金情報の確認・管理を行う受注管理システムになります。

WMSの前ステップで使うシステムではありますが、先にWMSを導入している企業や開発会社によってはWMSとOMSを上手く組み合わせたシステムを提供していることも多いです。

そのため、受注から出荷まで一元管理ができるようになっていることもあります。

WMSを導入する目的

WMSを導入する目的は業務効率化によるスピードアップやヒューマンエラーなどのミスを防止するために導入することが多いです。

例えば、入出庫作業を行う際はシステムが倉庫内の場所を提示しますので迷うことなくピッキングを行うことが可能です。

この他にもバーコードを使ったデジタルチェックをすることで目視だけでは防ぐことができなかったヒューマンエラーの改善にも繋がります。

在庫の数もリアルタイムで把握できるためアナログによる在庫管理をする必要がなくなり、今まで時間がかかっていた棚卸しも効率化することができ、WMSを導入することでさまざまなコストを抑えることが可能です。

WMSを導入するメリット

コストの削減

WMSを導入することで、今まで人の手で行っていた作業をシステムで行ってくれるようになるため、人員を抑えることができコストの削減に繋がります。

さらに倉庫業務を標準化し、誰にでも作業ができるようにすることで、パートやアルバイトを戦力化し、優秀な人材を適した場所へ異動させる、過剰な人員採用を控えられるなどのメリットが生じます。

作業の効率化

WMSを導入することで現物の目視による作業や指示書への記入作業がほぼ不要になります。

また、誰が作業を担当しても一定の生産性が保てるようになるため経験豊富なベテラン作業員や担当者の能力に依存する必要はなく作業の効率化を図ることができます。

今まで行っていた作業をシステムに任せることで標準化して誰が行っても同じ生産性を保てるのはWMSの大きなメリットと言えるでしょう。

データの分析

作業の効率化やコスト削減とこれだけでも導入する価値はありますがWMSのメインは「データ分析」による業務品質の向上です。

従来のやり方であればどれだけ新しい情報でも先月末や1日前と時間の差異がありました。

WMSを導入することで入出庫のデータが即時に反映されリアルタイムで在庫を確認できます。

また、作業の見える化により、各倉庫に適切な人材は配置できているか、発注調整は上手くできているか、作業者の動きに大きな無駄はないかなどをデータとして見ることができ、さらなる業務効率化につなげることが可能です。

倉庫内のスペース管理

従来のやり方であれば、倉庫内のロケーションに変更があった際にスタッフが新しい場所を把握できずに迷ってしまい時間のロスが発生、またデータの修正に時間を要していました。

WMSを活用すればロケーションの変更があっても即座に反映され、ピッキングリストの商品の位置もわかるため、倉庫内を探し回る必要がありません。

また、WMSで管理することでスペースを省略することができ、空いたスペースを有効活用することができます。

WMSを導入するデメリット

初期コストがかかる

WMSを導入するデメリットとして「初期コスト」がかかります。

機器の設置などでコストがかかるため、現状でどれぐらいの工程を削減できるのか、人件費を抑えることができるのか事前にシミュレーションをしておきましょう。

また、導入に伴う教育も必要になるため人的コストもかかることを覚えておかなければなりません。

手間がかかる

WMS導入には社内の決裁や資料の準備が必要になります。

それに伴い、現場作業の一連作業が変更になるため、マニュアルの作成や教育が必要になるでしょう。

WMSの導入初期に関してドキュメントの作成やシステム会社からの指示指導など、一時的に手間がかかってしまいます。

しかし、その手間を乗り越えることができれば、工程の削減や現場でのミス、事故の発生するリスクを抑えることができます。

WMSを導入する際にかかる費用

パッケージ型のWMS

パッケージ型のWMSの導入には500万円が一つの目安になります。

サーバー・ネットワークの構築やソフトウェアの購入などが必要になり、ランニングコストとして保守・運用費やライセンスの更新料が必要になります。

カスタマイズがあまりできませんが自社システムと連携させたい、なるべく短い期間で導入したい、機能にこだわりが少ない企業に向いている導入方法と言えるでしょう。

クラウド型のWMS

クラウド型はインターネット経由にあるシステムを利用するため、自社内にサーバーを設置する必要はありません。

機器の購入をしなくてもよいため、その分初期費用が安く収まり50万円程度に抑えられます。

ランニングコストに関しては契約するスペックにもよりますが毎月5万円〜25万円程度はかかります。

毎月のランニングコストはかかりますが、ソフトウェアのアップデートはベンダー側で実施し、スペックアップなどクラウドならではの柔軟性があり導入しやすいです。

WMSの導入を成功させるポイント

コストやスケジュールの計画を立てる

先程もお伝えした通りWMSを導入するにはクラウド型でも50万円以上と高額な初期費用と安くはない運用費がかかります。

また、どれぐらいの期間で導入したいのかスケジュールを決めておかないとどんどん先延ばしになり結果コストが膨れ上がる可能性もあります。

初期費用やランニングコストなどのコストをしっかりと把握し、導入までのスケジュール計画を立てて、必要最小限のコストで導入していけるようにしましょう。

自社サービスとの相性を考える

WMSといってもさまざまな企業が提供しており自社サービスとの相性を考えておかなければなりません。

自社サービスとの相性を考えておかないと、最悪の場合業務が余計に煩雑化してしまい余計な手間になってしまう可能性もあります。

サポート体制を確認する

WMSの導入を成功させる重要なポイントとしてサポート体制が十分か確認しなければなりません。

導入前はもちろんですが、導入後のサポートサービスも整っているのかもチェックしましょう。

特に24時間365日稼働している倉庫では深夜や年末年始のトラブルにも対応してくれるのかによってスタッフの不安度合いも変わってくるものです。

どの程度のサポート体制を敷いてくれるのか、そのためのコストもしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

WMSについてお伝えし、メリットやデメリットについて紹介をしました。

初期費用がかかる、ロケーション変更など手間になることもありますが、作業標準化によるコスト削減、データ分析によるさらなる効率化、倉庫の省スペース化などさまざまなメリットがあります。

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