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ECサイト構築の要件定義の進め方!コンセプトや機能選定で失敗しないポイント

EC構築

ECサイトの構築(リニューアル)を成功させるうえで、「どんなECサイトを作りたいか」を固めておくことは非常に重要です。

とはいえ、どのように要件定義を進めればいいか悩んでいる事業者も多いと思います。

そこで本記事では、ECサイト構築における要件定義の進め方やコツを紹介します。

なお、ECサイト構築には数多くのやるべきことがあり、手順を間違えるとその後の運営や成果に大きなダメージを与えるおそれがあります。

そこで下記資料では、実際にEC事業者から聞いたECサイト構築における失敗事例を1oo個とECシステムの選定チェックポイントを解説/一覧化しました。
資料は無料でダウンロードできるので、ECサイトの構築/リニューアルを検討している方はぜひあわせてご一読ください。

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目次
  1. 01|ECサイト構築(リニューアル)における要件定義とは
  2. 02|ECサイト構築の成否は要件定義がカギ
  3. 03|ECサイトの要件定義で事業者側が準備すべきこと
    1. 1. 目的・コンセプト
    2. 2. サイト要件
    3. 3. システム要件
    4. 4. 実行計画
  4. 04|ECサイトの要件定義をするときのコツ3つ
    1. 1. 長期的な視点をもって判断する
    2. 2. 実際の業務フローを明確にしておく
    3. 3. 要件を社内外に正確に伝える
  5. 05|まとめ:要件定義を固めて理想のECサイトを構築しよう

ECサイト構築(リニューアル)における要件定義とは

「要件定義」とは、
・ECサイトを構築したい事業者
・ECサイトを構築するベンダー(システム会社)
との間で、「どのようなECサイトを作るか」を明確にすることです。

つまりは、ECサイト構築に必要な機能や要素などを明らかにし、両者で認識をすり合わせることを指します。

とはいえ、「ベンダーとのすり合わせを念入りに行えば、理想のECサイトを作れる」かというと、実はそうではありません。

その前段階として、事業者側で「そもそもどんなECサイトを作りたいか」という要件を、社内で固めておく必要があります。

作りたいものがはっきりしていないと、イメージと違うサイトができてしまったり、進捗が大幅に遅れたりするおそれがあるからです。

要件定義の重要性について、さらに詳しく見ていきましょう。

ECサイト構築の成否は要件定義がカギ

ECサイト構築が成功するかどうかは、要件定義にかかっているといっても過言ではありません。

というのも、ECサイトの構築は「要件定義で決定した内容」をもとに進めていくからです。

そもそもの要件定義に抜け漏れやズレがあると、求めていたECサイトとは別のものができてしまいます。

また、社内でしっかり合意を取れていないと、あとで再検討が重なってスケジュールが遅れたり、最悪ちゃぶ台返しになったりする場合もあります。

そのようなトラブルを防ぐためにも、まずは「事業者側であらかじめ要件を固めておく」ことがとても重要です。具体的には、サイトのコンセプトや必要な機能、デザイン、予算、スケジュールなど。

また、目先の課題やコストばかりに意識を向けてしまうと、本当に必要な機能やシステムなどを見落としてしまいかねません(例えば、売上拡大を図る施策をやろうとしたものの、システムが柔軟に対応できずに実施できないなど)。

ECサイトを作って実際に成果を上げ続けるためにも、ぜひ「長期的な視点」を持って検討を進めてみてください。

ECサイトの要件定義で事業者側が準備すべきこと

ECサイトの要件定義で、事業者側が準備しておきたい内容は主に以下のとおりです。

1.目的・コンセプト
2.システム要件
3.サイト要件
4.実行計画

一つひとつ説明します。

1. 目的・コンセプト

まずは「ECサイトをつくる目的」を明確にしていきましょう。

具体的には、
・ECサイトを作る理由や背景
・中長期的な売上目標
・克服したい課題
などを考えていきます。

このように将来のゴールを見据えつつ、「実際に達成するにはどうすればいいか」を逆算しながら進めることが大切です。

でなければ、ECサイトを構築するうえでの判断軸がブレてしまい、目的達成から遠のいてしまいます。

また、ECサイトを作れば商圏が広がり、売上拡大のチャンスが増えますが、競合の数もその分増えます。

その中から自社を選んで購入してもらうためには、「自社ならではのコンセプト」を固めることが重要です。

コンセプトを考える際には、
・誰に、どんな商品を、どのように販売するか
・独自の強みやセールスポイントはなにか
などをベースに検討してみてください。

なお、コンセプト決めの具体的な方法は「​​売れる商品のコンセプト設計手順とは?マーケティング戦略【環境分析編】」にて紹介しています。商品だけでなく、自社サイトの方向性を考える上でも参考となる情報をまとめました。

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2. サイト要件

目的やコンセプトが固まったら、「どのようなECサイトにするか」をより具体的に落とし込んでいきます。

たとえば、
・サイト全体の設計図
・ページの構成やレイアウト
・デザインのイメージ
など。

このようにECサイト全体の大まかな仕様を決めておくことで、その後に「必要な機能やシステムはなにか」を考えやすくなります。

また、サイト要件を考える際には、競合サイトを参考にするのはもちろん、
・ユーザーが訪問してから商品を購入・利用するまでの流れ(カスタマージャーニー)
・事業者が集客してから商品を配送・フォローするまでの流れ(業務フロー)
などを洗い出しておくと、全体像をよりイメージしやすくなるのでおすすめです。

3. システム要件

ECサイトの大枠の仕様が固まったら、それらを実現するために何が必要かをまとめます。

具体的には、必要な機能の洗い出しやカートシステムの選定、決済種別、配送方法などを詰めていきます。

すべての要件を事前に決めておくのは難しいですが、
・単品購入だけでなく、定期購入システムもほしい
・カスタマイズ性があって、自由度の高いサイトにしたい
など、具体的な要望があれば事前にまとめておきましょう。

ちなみに、ECサイトで売上を伸ばすために欠かせない機能やポイントは、「ECをスタートする前に知っておくべきこと5選」にて詳しく紹介してします。

ただECサイトを作るだけでなく、構築後にしっかり成果を上げるためにも、ぜひ本資料もあわせてご一読ください。

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4. 実行計画

実際にECサイト構築を進めるうえでのスケジュールや予算、チーム体制などを検討します。

特に、スケジュール策定の際には必ずバッファを確保しておきましょう。途中で思わぬトラブルや想定外の事態が起きないとはかぎりません。

「工数がギリギリになってオープン日が大幅に延期」といった事態を避けるためにも、余裕をもって計画を立てることが大切です。

また、ECサイトをどのように構築するかによって、必要な予算は大きく変わります。

構築方法ごとの具体的な費用感は、「ECサイト構築にかかる費用・相場は?立ち上げの方法別に解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、予算を考える際は「構築後の運営費」も忘れずに含めるようにしましょう。具体的には、システムの月額料や決済手数料などがあります。

その時になって「資金が足りない」とあわてないためにも、あらかじめ全体像を把握したうえで予算を立てることが重要です。

ECサイトの要件定義をするときのコツ3つ

ECサイトの要件定義をするときのコツを3つ紹介します。

1.長期的な視点をもって判断する
2.実際の業務フローを明確にしておく
3.要件を社内外に正確に伝える

これらを押さえることで要件定義の精度が上がり、理想のECサイトに一歩近づくことができます。

一つひとつ見ていきましょう。

1. 長期的な視点をもって判断する

ECサイトは作ること自体がゴールなのではなく、「作ったECサイトでいかに商品を売るか、いかに売上を伸ばすか」が重要です。

当たり前に思うかもしれませんが、実際は視野が短期的になって
・初期費用を抑えるためにかけるべきコストも削ってしまった
・本来必要だった機能やシステムを見落としてしまった
という例は少なくありません。

その結果、機能の追加やカートシステムの乗り換えが必要となり、かえって余計にコストが膨らんでしまったケースもあります。

このような事態を避けるためにも、「何年後に◯◯を達成する」といった中長期的な視点を持ち、その目的達成に必要な要件を考えることが大切です。

2. 実際の業務フローを明確にしておく

要件定義をする際は、「実際にECサイトができたら、どのような流れで運営するか」を具体的にイメージしておくのがおすすめです。

例えば、商品を受注してからお客様のもとに届くまでには、「受注処理 → 出荷・配送 → アフターサポート」などの業務が発生します。

これらの業務フローをリアルな絵として描くことで、必要な機能やシステムなどにより気づきやすくなります。

また、ベンダーにも自社の意向を伝えやすくなるため、認識のズレが起きにくいです。

初めてのサイト構築で業務フローを考えるのが難しい場合は、ベンダーと相談しながら詳細を詰めていきましょう。

とはいえ、「よく分からないからベンダーにすべてお任せする」という姿勢では、イメージと違うサイトができてしまうおそれがあるので注意です。

3. 要件を社内外に正確に伝える

要件をまとめればそれで大丈夫かというと、実はそうではありません。

まとめた要件を社内外に正しく伝えられなければ、認識のズレが起きたり、同意を得られなかったりします。

意外と見落としがちな点ですが、構築をスムーズに進めるうえでとても重要なポイントです。

前提や背景も含めて丁寧に共有したり、口頭ではなく書面など形に残るもので確認したり、要件の内容に齟齬が生まれないよう注意しましょう。

まとめ:要件定義を固めて理想のECサイトを構築しよう

改めて、ここまでの内容をまとめます。

・要件定義とは、事業者とベンダーが「どんなECサイトを作るか」すり合わせること
・その前に、事業者側で「そもそもどんなECサイトを作りたいか」を明確にしておく
・具体的には、目的・コンセプト、サイト要件、システム要件、実行計画など
・要件に抜け漏れがないように、長期的視点で検討するなどの方法がおすすめ

ぜひ本記事を参考に、ECサイト構築のそれぞれの要件を考えてみてください。

なお、実際にEC事業者から聞いたECサイト構築における失敗事例を100個とECシステムの選定チェックポイントを下記資料にて解説/一覧化したので、ECサイトの構築/リニューアルを検討している方はぜひあわせてご一読ください。

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また、もしも要件定義がなかなかうまくいかない場合は、ベンダーと相談して進めるのも手です。

提案力の高い会社であれば、ゴールから逆算して
・必要な機能がそろっているか
・希望とズレていないか
などを考えてサポートしてくれるので、悩んだらぜひ相談してみてください。

なお、ECサイト構築を支援するW2では、営業からカスタマーサクセスまで徹底して顧客視点での提案を行っています。

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