【初心者向け】SEOに強いECサイトにする方法を徹底解説!集客強化のためにやるべき対策とは?
・SEOに強いECサイトにしたい
・ECサイトの集客力を高めたい
こんなお悩みはありませんか?
売上アップを実現するには、できるだけ多くのユーザーに訪問してもらう必要があります。その手段として、ECサイトのSEOは欠かせません。
とはいえ、SEOは「そもそも何をどのようにするべきか」が分かりにくいもの。
そこで本記事では、ECサイトにおけるSEOの方法について紹介します。
W2は、「ECサイト/ネットショップ/通販」を始めるために必要な機能が搭載されているシステムを提供しています。 数百ショップの導入実績に基づき、ECサイト新規構築・リニューアルの際に事業者が必ず確認しているポイントや黒字転換期を算出できるシミュレーション、集客/CRM /デザインなどのノウハウ資料を作成しました。無料でダウンロードできるので、ぜひ、ご活用ください!
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ECサイトに必要なSEO対策とは
経済産業省が実施している「電子商取引に関する市場調査」によると、日本国内における2018年の消費者向け(BtoC)のEC市場は17兆9845億円でした。
市場規模は右肩上がりで伸びており、店舗のEC化も年々進んでいます。
自社製品をより多くのユーザーに届けたいと考える事業者にとってECサイトの重要性が高まっています。
しかし、どれだけ良質なECサイトを作ったとしても、ユーザーに発見してもらえなければ商品は売れません。
売り上げアップのためには、年々増加するECサイトの中からどれだけ自社サイトにユーザーを誘導できるかが重要です。
商品を購入してもらえるECサイトを目指すなら、インターネット検索の結果表示で上位を獲得できるよう、SEOに取り組むことが必須といえるでしょう。
ECサイトは内部施策によって最適化!
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、検索エンジン向けに最適な状態になるようにサイトを改善していくことを表わす用語です。
「SEOは専門の業者に頼んでやってもらうもの」というイメージをもっている人もいるかもしれませんが、「内部施策」として改善できるポイントも多数あります。
具体的にどのような最適化が効果的なのかについて、詳しくみていきましょう。
また、SEO対策は競合他社との差別化にも必須です。競合他社との差別化のポイントを資料にまとめましたのでぜひ併せてご活用ください。
2-1.最適なキーワードを選ぶ
ECサイトの訪問者数を増やすには、検索されるキーワードのリサーチと活用が欠かせません。
ここでは、キーワードを選ぶ際にどのような点に注目するのが最適なのかについて説明します。
2-1-1.競合が少ない
ECサイトのキーワードを選ぶ際には、自社の商品と関連性の高い「商業系キーワード」に注目しましょう。
コンバージョン率(製品の購入やサービスの成約にいたる割合)が高いユーザー層が、
どのような単語を検索エンジンに入力するのかについて考えます。
このとき、検索結果の多い「ビッグワード」ばかりに注目するのではなく、
単語を3つ以上組み合わせた「ロングテールキーワード」についてもリサーチすることが大切です。
キーワードが長くなるほどニッチになりますが、その分ユーザーの検索意図を理解しやすくなります。
また、競合サイトがある場合には、検索結果がぶつからないキーワードを優先的に選ぶのもポイントです。
そのようなキーワードを選べば、検索結果で自社サイトが上位に表示される可能性も高まります。
2-1-2.商品の購入や登録がされそうなものを選ぶ
キーワードについてリサーチしていると、どちらがより適切なキーワードなのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
そのような場合は、ユーザーが購入にいたるまでのプロセスの長さで比べてみましょう。
例えば、「4Kテレビ 暗い」と「4Kテレビ 価格」というキーワードを比べてみると、
すぐにでも購入してもらえる可能性が高いのは後者のほうだとイメージできるのではないでしょうか。
この場合、「4Kテレビ 価格」を採用するのが最適ということになります。
キーワードは、購入意欲の高い人が使う「近距離ワード」や、
まだ買おうかどうか迷っている人が使う「中距離ワード」といった分類を意識して選ぶのがおすすめです。
近距離ワードを優先的に採用すれば、商品を購入してもらえる可能性が高くなると期待できます。
2-2.タイトルに適切なキーワードを含める
Googleなどの検索エンジンでは、キーワードにヒットしたページが検索結果ページ(SERPs)に一覧表示されます。
ここでのクリック率(CTR)は、ページのタイトルに強く影響されています。
ECサイトの売り上げを伸ばすには、検索結果ページでの見え方を意識してタイトルタグを設定し、
クリックしてもらえる機会を増やすことが肝心です。
長すぎるタイトルは検索結果ページ上で省略され、末尾が「…」と表示されてしまうので、35文字以内がベストだと覚えておきましょう。
また、タイトルをつける際にもキーワードの使い方が重要になってきます。
ほかにはどのようなキーワードを含めるのが効果的なのかについて紹介します。
2-2-1.共起語
ECサイトの各ページにタイトルをつける際には、「共起語」を含めるのが効果的です。
共起語とは、メインのキーワードと一緒に使われることの多いキーワードのことです。
例えば、『シャンプー』の共起語をツールで調べると、『補修』『保湿』などが出てきます。
このように共起語はそれぞれのページがどのようなテーマと関連しているのかを示すため、適切なものを割り出すことが重要です。
共起語の選定にはインターネットで公開されている共起語検索ツールなどを活用するとよいでしょう。
2-2-2.クリックしたくなる言葉
検索結果ページでのクリック率をさらに高くするには、思わずクリックしたくなるようなタイトルが必要です。
誰がどのような状態で検索しているのかをイメージしながら、タイトルに含めるべきキーワードやフレーズを考えましょう。
最適なキーワードは事業形態(BtoBかBtoCかなど)の違いやターゲットとするユーザー層(年齢や性別など)によって変わってくる部分もありますが、
金銭的な利益(ベネフィット)を思わせる表現は幅広く使えます。
例えば、「50%off」のような表現を盛り込んでおくと、ユーザーの心情に訴えかけるのに効果的でしょう。
2-2-3.サイト名を含める
適切なサイト名(タイトルタグの内容)は、検索エンジンから高評価を得て検索結果で上位表示されるための要素のひとつです。
サイト名にはサイトの特徴を表し、覚えやすく再検索しやすいものをつけるようにしましょう。
メインとなるサイト名とあわせて、わかりやすいサブサイト名
(サイトのキャッチフレーズのようなもの)をつけるのがおすすめです。
このとき、メインサイト名とサブサイト名の両方をタイトルタグ内に含めるようにすれば、
ユーザーからの認知度向上や検索回数の向上にもつながります。
また、サイト名はしっかりと議論して決めることも大切です。
一度公開したサイト名を変更すると、検索結果ページでの順位を維持できなくなる場合があるためです。
大きな機会損失を招く結果につながらないよう、サイト名は長期的な視点でよく考えて決めましょう。
また、サイト内検索も重要な要素の1つです。下記記事も併せてご活用ください。
▼サイト内検索エンジンはECの離脱防止に効果的!機能や活用事例、おすすめサービス3社を紹介!
2-3.ディスクリプションを改善する
検索結果ページには、ヒットしたページのタイトルとともに概要も表示されます。
このとき表示されるのは、メタディスクリプション(ページの概要を表すメタタグの内容)です。
そのため、クリック率は適切なメタディスクリプションを書けるかどうかによって変わるといえます。
簡潔な文章で、なるべく手前のほうにキーワードを含めながらページの内容を説明するのがよいでしょう。
これにより、検索ワードが太字でハイライト表示されるようになるので、
検索クエリとの関連性が高いことを印象づけられます。
その結果、より高い確率でクリックしてもらえる効果が期待できます。
2-4.URLは英語で短いものにする
ECサイトの商品ページのURLには、商品のカテゴリ名やサブカテゴリ名、
商品キーワードなどを含む長いものが多くあります。
しかし、長いURLよりも短いURLのほうがクリック率が2.5倍も高くなるという調査結果もあり、
海外では商品キーワードのみを用いたURLが増えてきています。
日本語のECサイトで同じことをするのは簡単ではない場合もありますが、
可能であれば英語(英数字)のキーワードによるシンプルで短いURLを設定するとよいでしょう。
2-5.シェアボタンをつける
TwitterやFacebookでページをシェアできる「ソーシャルメディアボタン」を設置すれば、
コストをかけずにユーザーが自発的に商品をプロモーションしてくれる可能性を高められます。
商品ページのほか、決済完了後に表示される「サンキューページ」に設置しているECサイトも多くみられます。
「SNSでシェアすれば10%off」のようなディスカウントの提供は、これを応用したテクニックです。
このような魅力的なオファーが商品の購入直前に表示されれば、
ユーザーはより積極的に商品情報をシェアしてくれるでしょう。
2-6.コンテンツを追加する
検索エンジンからの流入を増やすには、サイト内のコンテンツを充実させることも大切です。
ここでは、ECサイトにコンテンツを追加する際にどのようなことを意識するとよいのかについて説明します。
2-6-1.オリジナルの文章を書く
SEOの観点からいえば、サイトに追加するコンテンツはオリジナルである必要があります。
この点は、メーカーから仕入れた商品を販売するようなECサイトでも変わりません。
メーカー提供の製品情報をそのまま掲載したり、まったく同じ紹介文を複数の商品に用いたりするのは不適切です。
商品の魅力をオリジナリティのある文章で紹介することを心がけましょう。
2-6-2.読みやすい文章を書く
ユーザーに商品の魅力を伝えるためには、読みやすさも大切です。
きちんと校正して誤字脱字をなくしたり、文章を読み返してメリハリのある
表現に手直ししたりといった工夫を怠らないようにしましょう。
また、文章そのものだけでなく、可読性・視認性の高いデザインやユーザビリティも読みやすさに影響を与える要因です。
そのため、文字を読みやすい色やサイズにしたり、行間や文字間、余白を広めにとったりするのも大切なことです。
文章中で特に強調したい部分には下線やハイライト、太字や斜体などの装飾を加え、商品写真などの画像も適宜用いるとよいでしょう。
2-6-3.正しく、詳しく書く
ECサイトのコンテンツでは、商品に関する情報を正しく書くことが大切です。
商品の特徴を箇条書きで端的に表したり、購入することでどのようなベネフィットが得られるのかを説明したりします。
また、使用例や成功事例のような内容も、ユーザーが購入するかどうかを決める際に役立つ情報です。
このような価値のある情報を、メインとなるキーワードに加えて共起語も用いながら書くようにします。
なお、文字数が少ないページよりも多いページのほうが検索結果の上位に入りやすい傾向があるといわれています。
少しでも上位に表示される可能性を高めるには、詳しく充実したコンテンツにするとよいでしょう。
2-6-4.読者に役立つ文章を追加する
ユーザーにとって役立つ情報を掲載することは、ECサイトのコンバージョン率アップにつながります。
例えば、インターネットを通じてローラースケートを販売している「Roller Skate Nation」では、
サイト内の商品説明ページにプロによる解説コーナーを設けています。
顧客からの問い合わせが多い靴のサイズなどについて記載したことで、
コンバージョン率が69%も改善しました。
商品レビューもコンバージョンに影響を与える情報です。
Bazaarvoice社の調査では、レビューが掲載されている商品ページのコンバージョン率は、
掲載されていない商品ページに比べて平均で58%も高いという結果が出ています。
BrightLocal社による調査結果も、84%もの人が知人の推薦よりオンラインレビューのほうが信頼できると考えていることを示しています。
これらの事例から、「よくある質問」や「Q&A」、商品レビューといった
コンテンツを追加することがコンバージョンアップに効果を発揮するといえるでしょう。
ページが最適に表示されているか確認する
ECサイトのSEOでは、各ページが適切に表示されることを確認することも重要です。
ここでは、どのような点について確認するのがよいのか説明します。
3-1.インデックスされているか確認する
いくらコンテンツを充実させても、ECサイトそのものが検索エンジンにインデックス(登録)されなければ期待通りの集客は見込めません。
そのため、各ページがGoogleに正しく認識されていることを確認しておくことが大切です。
また、重複ページの有無にも注意しましょう。
インデックスされているページ数が実際の商品数を大幅に上回っている場合は、登録の重複が発生している可能性があります。
例えば、ある商品カテゴリのURLを検索した際に複数ページがヒットするようなら、他のカテゴリについても同様に重複があると考えられます。
インデックスの重複を排除するには、リンクタグのcanonical属性やメタタグのnoindex、followを適切に設定し直しましょう。
Googleが提供する「Search Console」で、URLパラメータの設定をチェックすることも必要です。
3-2.モバイルフレンドリーに対応する
上でも紹介した経済産業省の調査によると、2018年の消費者向けEC市場のうちスマートフォン経由の物販の割合は39.3%(3兆6552億円相当)でした。
前年比は市場全体の平均値が約8.96%なのに対し、スマートフォンについては21.5%と大きな伸び率を示しています。
モバイル端末からのECサイトやアプリの利用は年々増加傾向にあり、今後も増えていくことは明らかでしょう。
このような流れの中で、モバイル対応のサイトにすることがSEOの観点からも重要になってきています。
Googleは2018年3月から「モバイル ファースト インデックス」への移行をスタートさせ、
モバイル版のページを優先的にインデックスするようになりました。
オンラインビジネスに携わる企業がモバイルユーザーを獲得していくために、
モバイルフレンドリーなサイト作りは重視すべきテーマです。
3-3.ページスピードを強化する
ページのスピードを改善することも、ECサイトの大切な課題です。
スピードは検索結果の順位を左右する可能性があるばかりでなく、
コンバージョン率にも影響を与えるためです。
解析ツールを提供するKissmetrics社のインフォグラフィックには、
47%のユーザーが2秒以内にページが読み込まれることを期待し、
3秒以上かかるページでは40%のユーザーが離脱することが示されています。
また、表示までの時間が1秒長くなるごとにコンバージョン率が7%、
顧客満足度が16%減少することもわかります。
自社ECサイトのスピードについては、これらの数字を参考に目標設定するとよいでしょう。
検索されやすいECサイトに改善して売り上げアップを目指そう!
ECサイトには、集客力を高めるためのさまざまな施策があります。
SEOやコンバージョンを意識して適切にキーワードを選定し、
それらにもとづいて改善を進めることは特に効果的です。
また、表示スピードの向上や、スマートフォンユーザーの獲得もますます重要な課題になってきています。
SEOに強いECサイト作りを行い、収益を伸ばしていきましょう。
また、ECサイトで商品が売れるしくみについて購買心理から解説した資料をご用意しました。
資料ははこちらから無料でダウンロードできますので、ぜひ併せてご活用ください。
\ECサイトで商品がガンガン売れる7つの購買心理/
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まとめ:SEOでECサイトの集客力を高めよう
改めて、ECサイトにおけるSEOのポイントをまとめます。
・自社の商品と関連性の高いキーワードを選定する
・オリジナルのコンテンツを充実させる
・読者に役立つ文章を分かりやすく書く
・ページ表示の高速化やモバイルフレンドリーに取り組む
ECサイトの数が年々増加しているなか、他社に埋もれないためにはSEOの対策をするのが有効です。
検索結果で上位表示ができれば、その分ユーザーの目に触れるチャンスが増え、集客力アップが期待できるからです。
ぜひ本記事の内容を参考に、ECサイトのSEOを行ってみてください。
なお、SEOを含めあらゆる集客を行うには、「ECサイトへの集客導線」をしっかり設計することが重要です。
そのポイントを下記資料にまとめました。
資料は無料でダウンロードできるので、ぜひあわせてご一読ください。