【手軽にECサイトを構築!】販売経験がなくても事業として持続する小規模ECサイトとは?
インターネットが当たり前になってきた現在、インターネット上だけでも商品の売買が可能になった今、誰でも稼げるような時代になりました。
自分の作った物を商品として販売する人も多いのではないでしょうか。商品を販売する場合、フリマアプリなどの構築されているシステム上で商品を販売する方法や、テンプレートを使って自分のショップを簡易的に立ち上げて商品を販売する方法など手法は多くあります。
今回はその中でも、自分のショップを簡易的に立ち上げて商品を販売する「小規模ECサイト」について解説していきます。
W2は、「ECサイト/ネットショップ/通販」を始めるために必要な機能が搭載されているシステムを提供しています。 数百ショップの導入実績に基づき、ECサイト新規構築・リニューアルの際に事業者が必ず確認しているポイントや黒字転換期を算出できるシミュレーション、集客/CRM /デザインなどのノウハウ資料を作成しました。無料でダウンロードできるので、ぜひ、ご活用ください!
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小規模ECサイトとは?
ブランドサイトや会社サイトなどは、一度作ってしまえば、サイト制作費用を除いてほとんどかかりません。
しかし、商品を販売するためのECサイトは、販売システムなどの多くの機能が必要になってくるため、ECサイト構築プラットフォーム会社のシステムを借りてサイトを運営することがほとんどです。
ECサイトを開設する際には、初期費用や月額費用、その他手数料などがかかってきます。小規模ECサイトは、その中でも利用料がかからないものから1万円以下の料金規模になってきます。
そのため、「売れるかどうかわからないけどチャレンジしてみたい」という方でも気軽に始めることができます。
ECサイトプラットフォームは4種類あります。ASP型、オープンソース型、パッケージ型、フルスクラッチ型です。
詳しくは以下の記事に掲載していますので、ご興味がある方はぜひ見てください。
詳細はこちら: https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/10394/
小規模ECサイトだと、ASP型やオープンソース型のプラットフォームがおすすめです。
ASP型は、クラウド上のプラットフォームを利用してECサイトを構築するものです。有料と無料のシステムがありますが、基本的には、他のカートシステムの種類よりかは安く気軽にできます。
オープンソース型は、誰でも無料で利用できるソースコードを使って自分たちでECサイトを構築します。自分たちでECサイトを構築する必要がありますが、その分初期費用は無料で、月額料のみの料金になります。
メリット
①初期費用や運営コストが低く、始めやすい
小規模ECサイトは、初期費用や月額料も低いため、始めやすくなっています。
例えばASP型は、初期費用が0円~始められて、月額費用も0円~の場合が多いです。ただし、決済手数料や販売手数料は6%の割合で取られることもあります。
②立ち上げが早い
通常ECサイトをオープンするまでには3か月かかります。しかし、小規模ECサイトはオープンするまでが早く、すぐに販売を始められるというメリットもあります。1日かからずオープンできるところもあります。
②ニッチな市場に特化することで、競争が少ない
小規模ECサイトでは、手作りの商品を売ることも多いため、ニッチな市場になり競争が少なくなる場合もあります。
他の人がどんな商品を売っているのか市場調査したうえで販売する商品を決めるのも一つの手になります。
デメリット
①自由度の高いカスタマイズができない
小規模ECサイトでは、安い利用費で行えますが、デザインに縛りがあることが多いです。テンプレートなどはあることがほとんどですが、その分、テンプレートの種類が少なかったり、細かいデザインを変更できないことがあげられます。例えば、注文画面などのデザインは変更不可などがあげられます。
②システム連携ができない部分が多い
ECサイトには決済やSNSなど、お客様により便利に使ってもらうためにシステム連携が必要になってきます。しかし、小規模ECサイトでは自分で連携手続きなどを行ったり、そもそもシステム連携ができないものも存在します。
システムを選ぶ前にしっかりとシステム連携の部分も見ていきましょう。
③知名度や集客力が他に比べて弱くなってしまう
小規模ECサイトは、モールとは違いサイトの集客が難しくなってしまいます。そのため、SNSやブログを活用して集客することが重要になってきます。
なお、「定期・総合通販カートシステムの料金・機能比較表」を資料としてまとめました。
「費用面・機能面・サポート面」の側面から比較しまとめています。
また、比較表だけではなくカート選定時に見てほしいポイントを集めたチェックリストや選ぶべきシステムの特徴、よくある失敗例など、役に立つ情報もご紹介しています!
是非この比較表を参考に、製品の比較・検討を進めてください!
小規模ECサイトの運営方法
商品の決定
まずはどんな商品やサービスを売るのかを決めましょう。売りたい商品が決まっている方はこの部分は考える必要はありません。
売りたい商品やサービスが決まっていない方は、「今何が流行っているのか」や「どんな商品に需要があるか」などを考えて商品を決定しましょう。
小規模ECサイトに多いジャンルは以下のようになります。
1.ファッション
2.リング・ネックレス
3.雑貨・キッチン用品
4.おもちゃ・ホビー
5.美容・コスメ
ぜひ参考にしてみてください。
ターゲット顧客の明確化
商品を決定したら、次はどういったターゲットを狙うのか決めましょう。自分の商品がどんな人に買われそうなのか考えながらターゲットを決めましょう。
ターゲットを決める有効な方法に「STP分析」と「ペルソナ分析(設定)」があります。マーケティングの分野でよく使われるフレームワークになります。
STP分析とは、市場全体からターゲットを決める方法です。以下3点からターゲットを考察していきます。
①Segmentation(セグメンテーション)
セグメントは区分けのことを指します。顧客を、同じようなニーズを持っているグループに分けます。
②Targeting(ターゲティング)
セグメンテーションで細分化したグループの中からどのような市場を狙うのかを決めます。
③Positioning(ポジショニング)
狙う市場を決めたら、顧客が買いたいと思う要素を出して競合との差別化を図ります。
ペルソナ分析とは、商品を購入してくれるであろう架空の人物を設定する方法です。性別から年齢、ライフスタイルまで細かく決め、その人物に対してどのように商品をアプローチするのかを考えます。
ここで注意しなければ中らないのは、人物を設定する際に自分にとって都合のよい人物像を設定しないことです。あくまで、調査から得られたデータをもとに設定することが重要です。
また下記の資料では、顧客の購買心理に基づいて顧客が求めているニーズを解説し、購買導線ごとにECサイトのCVRを改善するチェック項目をご紹介します。
ECサイトで離脱率を減少させて、CVRを改善し売上を向上させたい方はぜひこの機会に閲覧ください。
カートシステムの選定
ターゲットや商品が決まった後はどのカートシステムを使用するのか選びます。
始めに述べたようにカートシステムの種類は5種類ありますが、ネットショップを開設する場合には、すぐに始められて費用対効果がいいものはASP型やオープンソース型です。
自分の段階にあったカートシステムを選びましょう。
なお、「定期・総合通販カートシステムの料金・機能比較表」を資料としてまとめました。
是非この比較表を参考に、製品の比較・検討を進めてください!
サイトデザイン
ターゲットや商品が決まった後は、サイトのデザインを考えましょう。自分でいちからサイトデザインを行ったり、デザイン会社に依頼したり、WordPressなどのシステムを利用するなどがあります。
ASP型はテンプレートが決められているため、そこから選んでオリジナルを出していくものがほとんどです。オープンソース型は、テンプレートが存在しないため、いちから自分で作成するか業者に頼む方法がほとんどになります。
自分が決めたターゲットに則したサイトのデザインを行いましょう。
ECサイトのデザインやUI/UXについては、下記資料で具体例や成功事例を交えながら詳しく解説しています。
無料でDLできますのでぜひ併せてご一読ください。
決済システム
次に決済システムを選びます。事前に決済の種類がついているカートシステムもあれば、自分で選んで導入する必要があるものもあります。
決済の種類は、クレジットカード決済・代金引換・銀行/ATM振込・後払い・コンビニ払い・スマホ決済/ID決済・交通系電子マネー決済・ポイント決済・キャリア決済などがあります。
特に人気な決済方法は、以下になります。
1.クレジットカード決済
2.コンビニ決済
3.キャリア決済
4.代金引換
5.後払い決済
顧客サポート
顧客サポートはリピートしてもらうために重要になってきます。
電話やメールの対応時間をサイトにしっかりと記載しておくことが顧客にとっても運営側にとっても重要になってきます。また、返品交換の受付や早めの対応などフローを事前に考えておくことで業務の効率化を測ることも可能です。
電話対応をした方が好ましいという側面もありますが、小規模ECの場合、運営人数も少なく業務負担が増加しやすくなっています。その場合、専門の電話代行サービスに依頼するのも一つの手になります。
また、直接の顧客サポートを減らす手段としてはFAQを充実させることも重要です。よくある問い合わせ項目をページに置くことで、問い合わせしてくる数も減っていきます。
SNSの活用
また、小規模ECサイトは集客力が低くなってしまうため、SNSの活用をするのがおすすめです。小規模ECサイトを運営する中で、SNSを活用して認知度を上げ、サイトに誘導しているところも多いです。
SNSを利用するメリットとしては、基本的に無料で活用できることや線電力が高いこと、簡単に投稿できることなどがあげられます。
デメリットとしては、定期的に更新する必要があることや効果の即効性がないこと、炎上に注意しなければならないところです。
SNSを行う場合、業務負担もかかってきますのでしっかりとスケジュールを立てながら運営していくのがおすすめです。
下記の資料では各SNSの活用方法について紹介しています。
是非、が参考にしてください。
小規模ECサイトの成功事例
【成功事例1】 SpecialFRESH
引用:https://specialfresh.stores.jp/
このショップは全ての商品が手作りの”1点物”というコンセプトで売り出しているファッション雑貨のECサイトです。
「このショップでしか買えない」という顧客の心理を捉え、競合との差別化を図っています。
【成功事例2】Calon(カロン)
引用:https://shop.calon-dryflower.com/
ドライフラワーを専門に売るECサイトです。スクロールをすると画像付きのカテゴリーが表示され、商品イメージを容易にすることが可能です。
また、インスタグラムをメインに集客をおこなっており、2~3日の頻度で投稿しています。1年で1.4万人以上の方からフォローされている人気のショップになります。
【成功事例3】パンと日用品の店わざわざ
「パンと日用品の店 わざわざ」は多くのEC事業者からも注目を集めているECサイトです。
「人との気持ちが伝わる梱包」をモットーに、何種類もの段ボールから最適なサイズを選び、緩衝材を入れる時も新聞紙でキレイにくるんで詰めるなど、丁寧な梱包に力を入れています。
また、週に2日は、ECサイトのトップページの写真やおすすめ商品の内容を変更するなど、飽きられないコンテンツづくりにも注力しているのも魅力です。
小規模ECサイトのよくある失敗
集客手段を考えていなかった
運営方法に記載したように、小規模ECサイトは集客力に乏しく、開設する前に「どうやって集客を行うか」の戦略を立てる必要があります。
SNSの開設はもちろん、ブログやSEO対策など無料でもできることは多くあるため事前に計画を立てていくことが重要になります。
下記の資料では、集客数が向上しない原因や対策、集客数最大化に成功している事例などを合わせてご紹介します。
集客数を増加させて、EC事業の拡大を検討している方は、ぜひこの機会にご覧ください。
リピーター獲得を考えていない
EC販売で継続して売上を上げていくには、リピーターの獲得が重要です。獲得方法は様々ですが、一人ひとりの顧客満足を上げていくことが必要になります。
例えば、注文から到着が非常に早いことや、問い合わせ対応が早くて丁寧なこと、商品と一緒にメッセージなどが同梱されていることなどがあげられます。
もちろん運営人数が少ないため、業務負担もかかってくる場合がありますが、細かい部分を丁寧に行うことでリピーターは増えていきます。
利益が出ないジャンルを選択していた
EC販売を行うには利益を出していかなければ存続できません。しかし実際には、利益が出せないビジネスモデルや価格設定になっていることもしばしばあげられます。
例えば、価格競争の激しいジャンルで、競合に勝とうと低価格で販売していたものの、売価が低すぎて利益がでないこともあります。また、ネットショップでは、送料だけでなく梱包費やキャンセル料なども含まれるため、それらを考慮した料金設定にする必要があります。
まとめ
この記事では小規模ECサイトのメリット・デメリットや運営方法、成功事例などを詳しく解説していきました。
ここでもう一度記事の内容を振り返ってみましょう。
- ECサイトをコスパ良く開設するにはASP型やオープンソース型のECカートシステムがおすすめ
- ECサイトを開設する前に、ターゲットの設定やサイトデザインの決定など全体の流れを把握して行う必要がある
- 小規模ECサイトでよくある失敗を事前に知り、二の舞を踏まないように注意する
ECサイト開設など新しいことに挑戦するときは、不安も大きいですがしっかりと調べたうえで挑戦すれば失敗もリスクも少なくなります。
ぜひこの記事を参考にECサイト開設の一歩を踏み出してください。
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