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【メールの例文付き!】カゴ落ち対策メールの効果的なタイミングとポイントを完全解説

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ECサイトを運営している事業者は、売上向上を目指す中で様々な課題に直面します。
その一つの課題としてよく挙げられるのが「カゴ落ち」です。

「カゴ落ち」の損失として、株式会社イー・エージェンシーが発表した調査報告書によると、ECサイトにおけるカゴ落ち率は平均64.7%、カゴ落ちによる機会損失額は売上の最大2.4倍となり、売上向上を狙うEC事業者にとって大きな課題と言えます。

ただカゴ落ちにもいくつかの対策ができます。

その一つが「カゴ落ち対策メール」です。
カゴ落ち対策メールを適切に活用すれば、EC事業者は機会損失することなく、売上向上に繋げれます。
しかし、カゴ落ち対策メールをうまく活用しきれていないEC事業者も数多くいると思います。

そこで本記事では、カゴ落ちメールの概要からポイント、活用してもらいたい4つのカゴ落ち対策メール例文をご紹介します。

なお、売上を伸ばすうえで基本となるのは「集客」です。
自社サイトを訪問してもらうための集客導線を整えることができれば、その後の成果は大きく変わります。

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目次
  1. 01|カゴ落ち対策メールとは
  2. 02|カゴ落ち対策メール重要性
    1. 顧客満足度の向上
    2. リピート購入の促進
  3. 03|カゴ落ち対策メールのポイント
    1. メールの送信回数・タイミング
    2. メール内の文章
    3. メール内のコンテンツ
  4. 04|カゴ落ち対策メールの例文4選
    1. カゴ落ち直後に送るリマインドメール
    2. 24時間後に送信するリマインドメール
    3. カゴ落ちから一定期間経過後に送るリマーケティングメール
    4. その他お知らせメール内のカゴ落ち対策メール
  5. 05|カゴ落ち対策で活用してほしいおすすめツール
    1. CART Recovery
    2. Sale Cycle
    3. Cuenote FC
  6. 06|カゴ落ち対策メールを活用して売上UP

カゴ落ち対策メールとは

カゴ落ち対策メールとは、カートに商品を入れたまま決済を完了しなかった顧客に対して、メールで商品の購入を促すメールです。カゴ落ち対策メールを送ることで顧客の購買意欲を喚起させ、最終的に商品の購入を促進することを目的としています。

カゴ落ち対策メールは、カゴ落ちの損失を最小限に抑えるための有効な手段です。顧客の関心を引きつける魅力的なメール文を送り、スムーズな購買体験をサポートすることで、カゴ落ち率の改善と売上の向上につなげることができます。

カゴ落ち対策メール重要性

カゴ落ち対策メールは、ただカゴ落ちを解消して再度商品の購入を促進するだけではなく、様々なプラスの影響を生みだすので重要な施策と言えます。

以下では、その重要性を詳しく説明します。

顧客満足度の向上

カゴ落ち対策メールは、顧客とのコミュニケーションの機会でもあります。顧客に対して丁寧な対応や特典の提供を行うことで、再度商品の購入を促進するだけではなく、顧客の満足度を高めることができます。

また、メールを通じて顧客のフィードバックを収集し、サイト改善やサービスの向上に役立てることも可能です。

リピート購入の促進

カゴ落ちの原因には、顧客がECサイトに不信感や疑問がある場合があります。
カゴ落ち対策メールでは、顧客サポートの案内や問い合わせ先を提供することで、顧客の不信感や疑問を解消し、購買意欲を高めるだけではなく、顧客との信頼関係を構築し、リピート購入の促進にも繋がります。

よって、カゴ落ち対策メールは売上げの増加だけでなく、効果的なマーケティング手法として重要な役割を果たすことができます。顧客の購買意欲を喚起し、リピート購入や顧客の満足度向上に繋げるため、EC事業者にとって重要な施策と言えます。

カゴ落ち対策メールのポイント

以下では、より効果的なカゴ落ち対策メールを打つためのポイントをご紹介します。

メールの送信回数・タイミング

送信回数・タイミングは、カゴ落ち対策メールを効果的に配信するために非常に重要な要素といえます。
適切な送信回数とタイミングを選ぶことで、顧客の関心を惹きつけ、カゴ落ち率を低下させる効果が期待できます。

ポイントとしては送りすぎない事です。
顧客に対して多すぎるメールの送信は迷惑になる可能性があります。一方で、送信回数が少ないと顧客の関心を引き続けることができません。適切なバランスを見つけるために、通常は2〜3回程度の送信が推奨されます。これにより、関心を喚起し、購買意欲を刺激することができます。

また、適切なタイミングで送信するためには、顧客の行動データを分析し、セグメントごとにメールの送信回数とタイミングを最適化することが重要です。顧客の購買履歴や興味関心に基づいて顧客セグメントを作成し、それぞれのセグメントに適切なメールを送信することがポイントです。

メール内の文章

メール内の文章は、適切に作成することで顧客の興味を惹きつけ、カゴ落ちを防止する効果が期待できます。

カゴ落ち対策メールを送る際には、テキストだけではなく、視覚的に魅力溢れるデザイン要素を追加することが効果的です。
例えば、企業のロゴをメール内で画像で表示したり、商品画像やイメージにブランドのカラーを取り入れたり、魅力のある効果的なCTAボタンを追加したりすることで、顧客の関心を惹きつけ、再度顧客の購買意欲を高めることができます。

具体的には、以下の点に注意します

・企業のロゴやブランドカラーをメールに統一する
・商品画像やイメージを大きく、鮮明に表示する
・CTAボタンは、目立つ色と大きさで表示する
・メールの文章は、簡潔で分かりやすく書く

これらの点を意識することで、より効果的なカゴ落ち対策メールを作成することができます。

また、そもそも開封されないと意味がないので、メールの件名も重要となります。
具体的で分かりやすく、顧客が開封したくなるような要素を盛り込みこむことが重要です。

メール内のコンテンツ

メール内のコンテンツは、ただカゴ落ちされた商品を送信するだけでは効果的と言えません。
カゴ落ち対策メールを送る際には、顧客に対して魅力的な情報や付加価値を提供することが効果的です。例えば、以下のようなものがあります。

・カゴ落ちした商品に対して特別なプロモーションや割引を提供する
・限定的な期間や数量といった要素を加えることで、受信者に迅速な行動を促す
・顧客からのポジティブなレビューや評価をメール内に取り入れる

これらの要素を組み合わせることで、より効果的なカゴ落ち対策メールを作成することができます。

カゴ落ち対策メールの例文4選

カゴ落ち対策メールを配信する際には、「どのような文面を使用すれば良いのか」と悩むEC担当者もいるかと思います。文面のポイントとして、「あなただけに特別なメッセージをお届けしている」という文章をお伝えすることが重要です。

例えば、名前、実際にカートに追加した商品など、メール受信者ごとにカゴ落ち対策メールを作成します。これを上手く活用して、カゴ落ち対策メールを作成してみましょう。
以下ではオリジナル感のある例文を4つご紹介します。

カゴ落ち直後に送るリマインドメール

■件名:〇〇様 | まだ商品の購入が完了していません!

■本文:
・来店のお礼
(先ほどECサイトにアクセスしたお礼を伝える)
・カゴ落ち商品の紹介
(カートに商品を入れたが、購入完了できていないことを伝える)
・カゴ落ち商品のレビューを紹介
(カゴ落ち商品を購入された顧客がどのような状態になっているか伝える)
・カゴ落ち商品の詳細に繋がるCTAボタン
(営業感を出さず、あくまで忘れていませんかという形のCTAを設置する)

24時間後に送信するリマインドメール

■件名:〇〇様 | 本日はご来店ありがとうございました。

■本文:
・来店のお礼
(本日、ECサイトにアクセスしたお礼を伝える)
・カゴ落ち商品の紹介
(カートに商品を入れたが、購入完了できていないことを伝える)
・利用可能なポイント・クーポンなどのお知らせ
(顧客の持ってるポイント・クーポンを知らせて安く購入できる事を伝える)
・カゴ落ち商品のレビューを紹介
(カゴ落ち商品を購入された顧客がどのような状態になっているか伝える)
・カゴ落ち商品の詳細に繋がるCTAボタン
(営業感を出さず、あくまで忘れていませんかという形のCTAを設置する)

その他、お伝えしたいポイントとして、24時間後メール内容文言と、カゴ落ち直後に送るメール文言を同じにしないことも重要になります。

カゴ落ちから一定期間経過後に送るリマーケティングメール

■件名:〇〇様 | 関連商品が入荷しました。

■本文:
・御礼文
(いつもECサイトをご利用してくれてる事に対し感謝を伝える)
・関連商品のご案内
(それぞれ顧客に合った気に入りそうな商品を伝える)
・カートに残ってる商品のご案内
(先日、カートに商品を入れたが、購入完了できていないことを伝える)
・カゴ落ち商品の詳細に繋がるCTAボタン
(営業感を出さず、あくまで忘れていませんかという形のCTAを設置する)
・先のセール・クーポン・ポイントのお知らせ
(そのセールに参加することで、顧客にとってどのようなメリットがあるか伝える)

その他お知らせメール内のカゴ落ち対策メール

■件名:【セールのお知らせ】〇〇様限定でご案内

■本文:
・御礼文
(いつもECサイトをご利用してくれてる事に対し感謝を伝える)
・セール開催のお知らせ
(あなたに限定でお知らせしてます感を伝える)
・セール情報詳細に遷移するCTAボタン
(ここでも営業感を出さず、クリックして詳細を見たいと思わせる文章と共にCTAを設置)
・セール内で顧客に合った関連商品のお知らせ
(セール内の商品で、それぞれ顧客に合った気に入りそうな商品を伝える)
・カートに残ってる商品のご案内
(先日、カートに商品を入れたが、購入完了できていないことを伝える)
・カゴ落ち商品の詳細に繋がるCTAボタン
(営業感を出さず、あくまで忘れていませんかという形のCTAを設置する)

4つ紹介したメールは、あくまで参考になります。自社の顧客に効果的なカゴ落ち対策メールを作成して顧客にお届けするためにも、A/Bテストを繰り返して分析し、最適化することをおすすめします。

カゴ落ち対策で活用してほしいおすすめツール

カゴ落ち対策メールを手動で一つ一つ作成するのは骨が折れます。

以下ではカゴ落ち対策メールを自動化できるおすすめのツール3選をご紹介します。

CART Recovery

詳細URL:CART Recovery公式HP

CART Recoveryは、カゴ落ち対策に特化したMAツールです。

WEBサイトに計測タグを登録して貼るだけで簡単に導入が可能になっており、リアルタイムで顧客の行動を把握し、カゴ落ち後、最短15分でリマインドメールを送信できます。
2通目以降は異なる訴求メッセージでのステップメール配信が可能で、最長90日まで対応ができます。

また、どんなに使用しても月額39,000円で、カゴ落ち分析、広告、効果測定機能と様々な機能も合わせてご利用頂けることがCART Recoveryのおすすめポイントになります。

Sale Cycle

詳細URL:Sale Cycle公式HP

Sale Cycleでは既にメールアドレスを持っていた顧客以外に、新規のサイト訪問者にもEメールやSMSが送信可能な「カート放棄メール機能」搭載のMAツールとなります。

閲覧した商品に基づきメールで商品をレコメンドすることができる「商品レコメンド機能」やカゴ落ち状況の集計・分析、カゴ落ちアイテムの見える化、ABテストといった分析機能も標準搭載しており、カゴ落ち対策以外にも利用できるおすすめのツールです。

またSaleCycleの利用料は、売上につながった件数に基づく完全成果報酬制なので、スモールスタートでカゴ落ち対策メールが実施可能になります。

Cuenote FC

詳細URL:Cuenote FC公式HP

Cuenote FCは国内トップクラスの導入実績2,000社以上を誇り、ハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動CSVインポート等も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです

カゴ落ちした顧客に対して、自動的にリマインドメールを送る「カートリマインド機能」を備えているのはもちろん、直観操作で優れたデザインのHTMLメールを簡単に作成できます。

また、外部システムとの連携、各種カスタマイズにも柔軟に対応可能であり、その他、試用環境のご提供やCuenote FC専門の担当者による操作説明会の実施を通して、導入にあたって全面的なサポート体制が整っています。

カゴ落ち対策メールを活用して売上UP

本記事ではカゴ落ち対策メールの重要性やポイント、具体的なメール内容についてご紹介しました。
カゴ落ち対策メールは、カゴ落ち率を低下するとともに、売上向上や顧客の満足度、信頼感を向上させます。EC事業の拡大を狙う担当者は、本記事を参考にして、ぜひカゴ落ち対策メールを取り入れてください。

また、カゴ落ち対策メールを取り入れるにあたって、カゴ落ちする原因や理由を深く知りたい方は、下記の記事でカゴ落ち対策とともに解説しています。
本記事と合わせて、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。

【簡単】カゴ落ち率は70%も!各原因・理由と対策ですぐに改善

なお、売上を伸ばすうえで基本となるのは「集客」です。
自社サイトを訪問してもらうための集客導線を整えることができれば、その後の成果は大きく変わります。
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