ネットショップがセールを上手に活用して売り上げを上げる方法
売れるネットショップが活用している極意の1つ“セール”。
このセールをうまく活用できるかどうかがネットショップの売り上げを伸ばすか、衰えさせるかのカギであるといっても過言ではありません。
ただネットショップを運営している人の中には、“セール”をどのように活用すればいいのかわからない人も少なくないでしょう。
そこで今回は、ネットショップの売り上げを伸ばすきっかけになりやすい“セール”の活用方法について紹介します。
ネットショップを運営しているけれど、売れ行きが芳しくない人や、セールの活用方法がいまいちわからない人はぜひ参考にしてみてください。
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ネットショップのセールが売り上げアップに繋がる2つの理由
そもそも、なぜネットショップのセールが売り上げアップに繋がるのでしょうか。
その理由は主に以下の2つの効果が関係しています。
*1.値段が下がることでユーザーの購買意欲が高まり、いつもより購入数が増えるため*2.セールによる集客でリピーターが獲得できるため それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.値段が下がることでユーザーの購買意欲が高まりいつもより購入者が増えるため
同じ商品でも、値段が安いに越したことはありません。
人が商品購入を迷うときの背景には「購入するには値段が高すぎるかもしれない」という点が含まれており、自分の限度を超えた値段ではなかなか購入しにくくなります。
そこで多くの人が待ちわびているのが、値段が一時的に下がる時期=セールの時期です。
セールを行うと売り上げアップに繋がるのは、商品の値段が下がり購入者にとって「普段よりお得かもしれない」という感覚を得やすく、購入者が増えるからと考えられます。
ネットショップも同様です。
いつもの値段では購入する気が起きなくても、セールで値段が下がれば購入するユーザーは増えます。
売れるネットショップは、以上のようなユーザー心理を活用することで、売り上げアップに繋げているのです。
2.セールによる集客でリピーターが獲得できるため
セールには「購入者増加の効果」だけではなく、「リピーター獲得(新規、固定問わず)効果」もあります。
上述したように、購入者(ユーザー)は少しでも安い値段で商品を購入したいと考える傾向にあり、セールはその心理をうまく活用しユーザーの購買意欲を高めるにはうってつけです。
わざわざ「セールをやっているから敢えてこのサイトでは買わない」という人は少ないのではないでしょうか。
そのため、売れるネットショップの多くは、適度な頻度でさまざまなセールを行っています。
Amazonや楽天がセールをやっているのを見たことがある人は多いと思います。
つまり、「このネットショップでは、セールが行なわれる」とユーザーに認知してもらえたり「ここで買うとお得だ」と感じてもらえたりすると、次にセールを行なったときもリピーター客としてサイトを訪問してくれる可能性が高くなります。
このように、ネットショップでセールを行うと売り上げがアップする理由には、「セールによって普段あまり物を買わない人の購買意欲を高める」という効果と「それに伴うリピーター客の増加」という2つの効果が背景にあると考えられます。
また、セールは休眠顧客へのアプローチ手段としても有効です。
その休眠顧客に対してセール以外の方法でアプローチして売上2倍を実現する方法を以下の資料で解説しているので、この機会にぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
ネットショップのセールの種類
ネットショップで活用できるセールの種類は、主に以下の4つです。
*1.タイムセール*2.クーポンセール*3.期間・イベントセール*4.ポイント還元セール それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.タイムセール
タイムセールとは、一定の時間内だけ商品の値段を下げて販売するセールのことを指します。
このセールを行うメリットは、「かご落ち(カートに入れたけれど、決済にまでいたらず買い物を中断されてしまうこと)」を防ぐという点にあります。
時間を指定することで、ユーザーに「この商品をこの値段で買えるのはあと数時間です」と間接的に伝えることができるため、多くのネットショップが活用している方法です。
2.クーポンセール
クーポンセールとは、事前にネットショップで割引クーポンを発行し、期間(時間)内に対象サイトでクーポンを使った買い物をすれば、値引きを行なえるという方法です。
こちらの方法も間接的に時間や期間を限定しており、ユーザーに「使わないともったいない」と思わせることができます。
またネットショップでよく使われるクーポンは「金額割引型(1000円OFFなど)」、「%割引型(50%OFFなど)」、「送料・手数料割引型」といったいくつかの型に分かれているのが特徴です。
ダイレクトに値引き額がわかりやすいのは「金額割引型」ですが、送料や代引き手数料を嫌がるユーザーも多いため、どれを適用するかは慎重に考えなければいけません。
3.期間・イベントセール
期間・イベントセールとは、さまざまな季節やシーズンイベントに合わせて商品を値引きする方法です。
メジャーなセール名としては、「〇周年大感謝セール」が挙げられます。
多くのネットショップが、運営開始から数えて区切りのよい期間にユーザーへの感謝の気持ちを込めてセールを行います。
ほとんどの場合、新規の顧客でも値引き対象者としているか、無料登録さえしてしまえばセール対象者として扱われるため、ユーザーにとってはお得な期間になります。
また季節のイベント(クリスマス、お正月、ゴールデンウィークなど)に合わせたセールも、扱っている商品によっては行なえる場合もあります。
化粧品などギフトにしやすいグッズを販売しているネットショップであれば、クリスマスプレゼントとして購入できます。
まとめ買いをすると安くなるようにセットすれば、購入者は増えるかもしれません。
このように、期間・イベントセールは扱う商品によって似合うセールが変わるため、どんな種類のセールを企画するかしっかり考えましょう。
4.ポイント還元セール
ポイント還元セールとは、期間内であればポイント還元率が数倍になるというセール方法です。
キャッシュレス決済が進んでいる昨今、ポイント還元が多くのネットショップでも導入されはじめています。
ユーザーにとっては、次の買い物で少し安く購入できるのでお得感を得られますし、ポイントを貯めて金額が大きい商品を安く買えると考える人もいるでしょう。
まだポイント還元を導入していないネットショップは、ネットショップの還元率の市場調査を行い、相場を知っておくと売上に繋がります。
ネットショップでセールを上手に活用する方法
ネットショップでセールを上手に活用するために、以下の3つのポイントを押えておきましょう。
*1.値下げは思い切りをつける*2.セールイベントの告知をメルマガやバナーなどで店舗内に設置する*3.SNSやブログでPRを行う 商品の値下げは思い切りをつけましょう。
中途半端な値下げではネットショップユーザーの購買意欲を促すことは難しいからです。
売れているネットショップほど、通常値段とはかけ離れた金額まで値下げをしていることが多いため、ユーザーはそちらに目を向けてしまいます。
新規の顧客を狙うにしても思い切りは重要です。
大事なのはユーザーに「お得感」を持たせることや、「今買わないともったいない」という気持ちにさせることを忘れないようにしましょう。
また、事前にメルマガやSNS、ブログ、店舗内、バナーなどでセールの告知をしておくこともネットショップでセールを上手に活用するためのポイントになります。
特に、今はSNSでいろいろな情報が拡散する時代です。 情報検索ツールにSNSが利用されているほどですから、TwitterやInstagramなどの主要なSNSのアカウントを作り拡散することは必須といっても過言ではないでしょう。
大手のネットショップでもさまざまな方法で事前告知を行なっています。
遅くても1ヶ月~2週間前までには告知をはじめておきましょう。
ネットショップのセールで気をつけること
ネットショップのセールを行う際の注意点は、主に以下の2つです。
*1.セールの頻度は多くならないようにする*2.赤字レベルの値引き金額設定は避ける セールの頻度が多いと、新規顧客や固定客は増えるかもしれません。
しかし、それらの多くは「セール限定で買い物を狙っているユーザー」となってしまう可能性が高く、通常値段で販売している時期は売れないという問題が発生してしまいます。
また当然のことながら、値引金額が赤字レベルに低すぎると、ショップ側の負担が増えてしまい経営が難しくなってしまうでしょう。
さらに極端に低い金額は、ユーザーにとってお得感を得られない結果を招いてしまう可能性もあります。
その結果、セールを行なっても売れないという事態を引き起こしてしまうのです。
したがって、セールを行う際は「ネットショップ運営側が負担できる額」や「セール期間」、「セール対象商品」に関する計画を具体的に立てることが大切といえるでしょう。
特に予算は細かく算出しないと、値引き額や値引き対処となる商品を決めるのが難しくなってしまいます。
以上の2点を注意して、結果がついてくるよいセールを開催させましょう。
ネットショップのセールで売り上げをアップさせるなら綿密な調査と計画を立てよう
今や売れるネットショップのほとんどが、さまざまな工夫を凝らしたセールを行なっています。
これからネットショップを立ち上げ、売れるネットショップを目指すのであれば、セール開催は必須といえるでしょう。
しかし、ただ闇雲に商品を値引きするだけでは、売れるネットショップへのし上がることは難しいかもしれません。
大事なのは、セールでユーザーの購買意欲を促すことです。
そのためには、他のネットショップのセールに関する市場調査や、売れているネットショップが活用している方法と似たような活用方法を採用するのも1つの手でしょう。
セールの種類や活用方法は多く存在するので、まずは自身が開設したネットショップのユーザー層を分析し、どんなセール方法であれば売り上げがアップするか考えてみてください。
そして、運営側の負担やセールの頻度、期間をしっかり設定し、無理のないセール開催を目指し、売り上げを伸ばしましょう。
また、下記の資料で顧客の購買心理に基づいて顧客が求めているニーズを解説し、購買導線ごとにECサイトのCVRを改善するチェック項目をご紹介します。
是非ご一読いただき参考にしてみてください!