ECサイトの直帰率を大幅改善するための3つの施策
よいECサイトかどうかを判断する指標として、売り上げや顧客の流入数が代表的ですが、それ以外にもう1つ運営者が見るべきポイントがあります。
それが「直帰率」です。
直帰率とは、ECサイトのページを訪れたユーザーが、サイト内の他のページを見ずに離脱してしまった割合のことを指します。
つまり直帰率が低い場合は、サイト内の色々なページが見られていると判断できます。
直帰率の低さは購買行動を起こすきっかけを増やすことにつながるため、なるべく下げたいところです。
今回はそんな直帰率に焦点を当て、どのように改善していくべきかを解説します。 直帰率が高くて悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。
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直帰率を下げる基本的な3つの施策
直帰率を改善する基本施策は、主に下記の3つです。
1. モバイル対策
2. サイト動線の確認
3. 表示速度の確認
これらは文章の読みやすさやサイト閲覧のしやすさと大きく関わっているため、ユーザビリティを高めるために非常に重要です。
それぞれの施策について詳しく見ていきましょう。
1.モバイル対策
モバイル対策とは、スマートフォンやタブレットを使用してサイトを閲覧するユーザーに向けた対策のことです。
・画像・写真の見やすさ
・文章の読みやすさ
・使いやすさ
などをモバイル向けにします。
具体的には、画像や写真のサイズをモバイルに対して最適化したり、適切な改行により小さな画面でも文章を読みやすくします。
これらの対策を行うことで、スマートフォンやタブレットでECサイトを見るユーザーの直帰率低下が期待できます。
2.サイト動線の確認
サイト動線とは、サイト上でのユーザーの移動ルートのことです。
ユーザーがサイト内をどのように移動しているかを確認することで、人気の商品ページやカテゴリが把握できるでしょう。
Googleアナリティクスなどの分析ツールでサイト動線を確認する際には下記の3点に着目してみてください。
・ユーザーがどのページから入ってきているか
・ユーザーがよく閲覧しているのはどのページか
・ユーザーがサイト内でどう移動しているか
ユーザーの動きを理解すれば、新規コンテンツの作成や内部リンクの設置を行う際に役立ちます。
1つのページから次のページへと適切な誘導を行えば、直帰率も下げられるでしょう。
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3.表示速度の確認
ページの表示速度が遅いと、ユーザーはすぐに別のサイトに移動してしまう傾向にあります。
つまり直帰率が上がります。
「クリック数は多いのに直帰率が高い」という悩みを抱えているサイトは、ページ表示速度が遅いのかもしれません。
一般的にページ表示速度は2秒までが理想とされており、3秒を超えると40%のユーザーが離脱するとも言われているので、ページ表示速度を計測する無料ツールもありますので一度確認してみましょう。
もし表示速度が遅い場合には、下記のように対策してみましょう。
・画像を使用するサイズに合わせてトリミングする
・ページ容量を抑える
ECサイトの直帰率は30〜40%を目安に
ECサイトにおける直帰率の平均値は、正確な数値が存在しないことを前提に、おおよそ30〜40%を目安に対策してみてください。
ECサイトは他のサイトと比べ直帰率が低めです。
なぜならECサイト特有の「関連商品の提示」が関係しています。
たとえば、髭剃りをECサイトで買ったとします。
購入ページにその髭剃りと一緒に使うとよいシェービングクリームのリンクが貼られていたら、そちらをクリックしてみる人は多いでしょう。
これがECサイトの直帰率が他のサイトよりも低い理由といえます。
だからといって、関連商品やリンクばかりが貼られたページにすればよいかというと、そうではありません。
ECサイトによっては関連商品を提示しないほうがよい場合もあります。
そのECサイトに合った「見やすく、リンクをクリックしたくなるようなページ」を作ることが大切です。
ECサイトの直帰率を改善するためにはモバイル対策が必須
Googleは2015年4月21日に「モバイルフレンドリーアップデート」というアルゴリズム更新を行いました。
また後に、MFI(Mobile First Index = モバイル・ファースト・インデックス)が導入されたことで、Webサイトのモバイル対策は必須事項となりました。
背景には、Google検索においてmobile検索数がPC検索数(desktop)を超えた(2015年Google発表)ことで、Googleがスマートフォンやタブレット利用者に最適なサイト表示化を急ぐ必要があったからです。
当然モバイル対策をしていないECサイトは、PC表示のままスマートフォンで表示されますので、直帰率が高くなるだけではなく、Googleの検索結果にも影響が出てしまいます。
ECサイトの直帰率を改善するためには、モバイル対策が最重要課題です。
ECサイトの直帰率改善のカギは「見やすさ」とモバイル対策
ECサイトの直帰率は、そのサイトの売り上げにも影響を与えます。
実店舗でも店内が散らかっていたら何か買おうとは思えないように、ECサイトも見やすく購入しやすいサイトでないとユーザーに満足してもらえません。
ECサイトの直帰率が高く、売り上げにつながっていない場合は、サイト内が見づらくないか、またユーザーの動線で改善すべき点がないかをチェックしましょう。
モバイル対策をしていない場合は、すぐに行うことをおすすめします。
ユーザーニーズに合わせたサイト作りが直帰率改善につながりますので、ひとつひとつ問題をクリアしていきましょう。
また下記の資料では、顧客の購買心理に基づいて顧客が求めているニーズを解説し、購買導線ごとにECサイトのCVRを改善するチェック項目をご紹介します。
ECサイトで離脱率を減少させて、CVRを改善し売上を向上させたい方はぜひこの機会に閲覧ください。