ECサイトのアクセス数アップ対策!コストをかけずに今日からできる7つの具体策
「ECサイトを作ったはいいものの、全くアクセス数が伸びない…」 「広告費をかける余裕はないし、何から手をつければいいか分からない…」
多くのECサイト担当者が、このような悩みを抱えています。SEO、SNS、Web広告など、アクセスアップの手法は数多くありますが、その多くは専門知識や広告費用、そして時間が必要です。
また、上記のように手法はさまざまなものがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
最善の方法を選びたいと考えるあまり、なかなか思い切った施策を打てないという面もあるでしょう。
そこで、本記事では、数多くのECサイトを支援してきた専門家の視点から、ECサイトのアクセス数を増やすための具体的な方法を「取り組むべき優先度順」に沿って解説します。
1,000社以上の導入実績に基づき、ECサイト新規構築・リニューアルの際に事業者が必ず確認しているポイントや黒字転換期を算出できるシミュレーション、集客/CRM /デザインなどのノウハウ資料を作成しました。
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この記事の監修者
神戸大学在学中にEC事業を立ち上げ、自社ECサイトの構築から販売戦略の立案・実行、広告運用、物流手配に至るまで、EC運営の全工程をハンズオンで経験。売上を大きく伸ばしたのち、事業譲渡を実現。
大学卒業後はW2株式会社に新卒入社し、現在は、ECプラットフォーム事業とインテグレーション事業のマーケティング戦略の統括・推進を担う。一貫してEC領域に携わり、スタートアップから大手企業まで、あらゆるフェーズのEC支援に精通している。
ECサイトのアクセス数アップのために知っておくべき知識
ECサイトではアクセス数が重要だという点については、多くの人が当たり前のように感じるかもしれません。
しかし、「何のためにアクセス数を増やそうとしているのか」と尋ねられたとき、明確に答えられるでしょうか。
アクセス数を効果的に増やしていくためにも、ECサイトにとってのアクセス数とは何かという基本から確認することにしましょう。
ECサイトの「売り上げ方程式」
施策に取り掛かる前に、ECサイトの売上がどのような要素で構成されているのか、基本的な「売上の方程式」を理解しておくことが重要です。ECサイトの売り上げは、「アクセス数」「購入率」「客単価」の3つの要素によって決まります。
売上=アクセス数×成約率(CVR)×客単価
アクセス数とは、ユーザーがサイトを訪れた回数のことです。
購入率はアクセス数に対する注文件数の割合のことで、成約率やコンバージョン率(CVR:Conversion Rate)などともいわれます。
客単価は、注文1回あたりの平均購入額です。ECサイトの売り上げは、対象とする期間においてこれら3つの値を掛け合わせた金額になります。
例えば、ある1カ月間に1万回のアクセスがあり、購入率が1%で客単価が3000円だったとしましょう。すると、その月の売り上げは30万円(1万×1%×3000円)と計算できます。
このとき重要なポイントは、売り上げは3つの要素のすべてに比例するという点です。
もし仮に、何らかの施策によって購入率を2倍(2%)にできたなら、売り上げも2倍(60万円)になるということがわかるでしょう。
ECサイトの収益を効果的に伸ばすには、売り上げを左右する3つの要素について理解しておくことが大切です。
アクセス数UP施策の前に考えること
アクセス数は、売り上げを左右する要素のひとつです。ECサイトのアクセス数を増やす目的は「アクセス数が増えれば、それに比例して売り上げも伸びるから」だといってよいでしょう。
しかし、アクセス数ばかりに注目するのではなく、購入率や客単価もあわせて改善していくことが大切です。例えば、これら3つの要素それぞれが2倍になったとしましょう。すると、売り上げは8倍(2倍×2倍×2倍)になります。アクセス数だけで同じ効果を達成しようとするよりも、3つの要素をバランスよく改善していくほうがずっと現実味があります。
とはいえ、アクセス数の向上はやはり重要課題です。なぜなら、ユーザーにアクセスしてもらうことが、ECサイトの売り上げの起点だからです。特に、サイトを立ち上げて間もない時期は、アクセス数アップに力を入れるべきフェーズだといえるでしょう。
ただし、数字ばかりを追い求めてやみくもにアクセスを獲得しようとするのは、あまり得策とはいえません。購入する意思のないユーザーがいくら増えても、新たな顧客になってもらえる可能性は低いためです。自社のターゲットとなるユーザー層を明確化したうえで、「誰に来て欲しいのか」を意識した施策を考えましょう。
ECサイトへのアクセスは、量だけでなく質も重要なのです。ある程度のアクセスを獲得できるようになってきたら、次は購入率の向上にも取り組んでいくフェーズです。この段階になると、リピートを意識した施策が重要になってきます。
リピーターの購入率は、新規顧客よりも高い水準になることが知られているためです。売り上げを左右する要素のひとつとして客単価があることを説明しましたが、これは注文1回あたりの購入額でした。これに対して、ある顧客がもたらすトータルの利益を「顧客生涯価値(LTV:Customer Lifetime Value)」といいます。
顧客をリピーター化し、さらにファンになってもらうことができれば、LTVは向上していきます。LTVを指標値としてリピーターの獲得に力を入れていけば、結果として売り上げも伸びていくでしょう。
コストゼロでできるECサイトのアクセスアップ対策【フェーズ1】
まずは、広告費などのコストを一切かけずに、今すぐ取り組める最も重要な施策から始めましょう。これらの施策は、サイトの土台を強化し、後述する他の施策の効果を最大化する上でも不可欠なので、必ず確認してください。
1. 商品ページの徹底改善(商品名SEO)
GoogleやYahoo!などの検索サービスの検索結果ページからユーザーがサイトにたどり着くことを、「自然検索流入」といいます。検索結果ページには「広告」などの表記とともに表示されるリスティング広告もありますが、自然検索流入は広告を経由しないアクセスを指します。このようなアクセスを増やすには、検索結果ページでの上位表示を獲得することが重要です。そのための施策としては、「検索エンジン最適化(SEO:Search Engine Optimization)」が有効です。
多くのEC担当者は「ビッグキーワード(例:レディース ワンピース)」での上位表示を目指しがちですが、競合が多く非常に困難です。それよりも、「商品名」や「商品名 + 特徴(例:リネン ワンピース 長袖)」といったスモールキーワードで検索上位を目指す方が、遥かに現実的で効果も出やすいです。
お客様が特定の商品を探す際に使う具体的なキーワードで上位表示されるよう、ここでは4つのステップに分けて、対策を紹介します。
ステップ1:商品写真は最大数まで登録し、魅力を伝えきる
お客様が商品を手に取れないECサイトにおいて、商品写真は最も重要な情報です。様々な角度からの写真、素材の質感が分かるアップ写真、モデルが着用したサイズ感が分かる写真、利用シーンをイメージできる写真など、システムに登録できる最大枚数まで登録しましょう。
ステップ2:商品説明は「ユーザーの疑問」に先回りして書く
「この素材は家で洗濯できる?」「身長155cmだと丈はどれくらい?」「このバッグにA4ファイルは入る?」など、お客様が購入前に抱くであろう疑問を想像し、その答えを先回りして商品説明に盛り込みます。素材、サイズ、重さ、手入れ方法、使い方などを細かく記述することが、お客様の不安を解消し、結果的にSEO評価も高めます。
ステップ3:レビュー(口コミ)を書いてもらう仕組みを作る
実際に商品を購入したお客様の声は、何よりも信頼性の高いコンテンツです。商品発送後のフォローメールでレビュー投稿をお願いするなど、自然な形でレビューが集まる仕組みを作りましょう。レビューが増えることで、お客様の購入を後押しするだけでなく、ページの情報量が増え、SEO評価の向上にも繋がります。 ※注意:レビュー投稿の見返りに金品や過剰なポイントを付与することは、景品表示法に抵触する(やらせレビューと見なされる)可能性があります。インセンティブを設定する際は、社会通念上相当な範囲に留めましょう。
ステップ4:関連商品のリンクを設置し、サイト内を回遊させる
商品ページの下部などに「この商品を見た人はこちらも見ています」「おすすめの関連商品」といったリンクを設置しましょう。お客様がサイト内を回遊しやすくなることで、滞在時間が延び、他の商品にも興味を持ってもらう機会が増えます。これは、サイト全体の評価を高める上でも有効です。
2. Googleショッピングの「無料リスティング」に商品を掲載する

「Googleショッピング広告は有料だから」と最初から選択肢に入れていない方も多いかもしれませんが、それは大きな機会損失です。実は、Googleの検索結果画面やショッピングタブには、広告費を一切かけずに自社の商品を画像付きで表示できる「無料リスティング」という仕組みがあります。
これを活用するためには、まず「Google Merchant Center(グーグルマーチャントセンター)」という無料のツールに、自社の店舗情報や商品データ(商品名、価格、在庫状況、商品画像など)を登録する必要があります。この登録された商品データがGoogleの審査を通過すると、ユーザーが関連キーワードで検索した際に、検索結果に無料で商品が表示されるようになります。
有料広告のように表示場所をコントロールすることはできませんが、特に具体的な商品名での検索に対して表示されやすく、購入意欲の高いユーザーに直接アプローチできる非常に強力な施策です。設定には多少の手間がかかりますが、一度設定してしまえば自動で情報を更新してくれるため、ECサイト運営者であれば必ず取り組むべき施策と言えます。
中長期で取り組むECサイトのアクセスアップ対策【フェーズ2】
次に、すぐに結果が出るわけではありませんが、継続することでサイトの「資産」となり、将来にわたって安定したアクセスを生み出してくれる中長期的な施策をご紹介します。
3. SEO対策としてのコンテンツマーケティング
SEO(検索エンジン最適化)対策の一環として、自社の商品に関連するユーザーの悩みや疑問を解決するような「お役立ち情報」をブログ記事などで発信し、検索エンジンからのアクセスを増やす方法です。これをコンテンツマーケティングと呼びます。
例えば、オーガニックコスメを販売しているなら、「敏感肌のための正しい洗顔方法」や「肌タイプ別・化粧水の選び方」といった記事を作成します。ユーザーは自分の悩みを解決するために検索し、制作した記事にたどり着きます。その記事を通じて当ブランドが肌の専門知識を持っていることを知り、信頼感を抱きます。そして、記事内で紹介されている商品に興味を持ち、ECサイトを訪れる、という流れが生まれます。
このように、ECサイト上で「知る→学ぶ→検討する→買う」を実現することができるため、非常に有効な施策といえます。
質の高い記事を継続的に作成し続けることは、時間も労力もかかりますが、一度検索結果の上位に表示されれば、広告費をかけずとも24時間365日、見込み顧客をサイトに呼び込み続けてくれる強力な「資産コンテンツ」となります。
また、特定のユーザー層やニーズに合致するコンテンツを取り揃えれば、ECサイトとしてのブランディングにも役立ちます。ただし、SEOにははっきりとした効果があらわれるまでに時間がかかる傾向があり、このことがデメリットになるケースもあるので注意が必要です。特に、競争率の高いキーワードでは時間をかけても上位表示の獲得が難しい場合もあり、短期的な効果を狙いたいときには向きません。
また、検索結果ページでの順位は、検索サービス独自のアルゴリズムによって決まります。その詳細は非公開であり、アルゴリズムの変更によって順位が変動することもあります。SEO対策については以下記事で詳細を解説したので合わせてご確認ください。
関連記事:【完全版】ECサイトのSEO対策17選!AI/LLM対策やコンテンツSEOまで完全解説
4. SNS(Instagram, Xなど)での情報発信
Instagram、X(旧Twitter)、FacebookなどのSNSで公式アカウントを作成し、ブランドの世界観や商品の魅力を発信する手法です。単なる広告宣伝ではなく、お客様との関係性を築き、ブランドの「ファン」を育てる施策になります。
例えばInstagramでは、美しい商品写真や利用シーンが伝わる動画を投稿、インスタライブを通じてフォロワーをコミュニケーションを取ったり、Xでは新商品の入荷情報やちょっとした豆知識をリアルタイムで発信します。重要なのは、一方的に情報を流すだけでなく、フォロワーからのコメントに丁寧に返信したり、ユーザーの投稿(UGC)を紹介したりと、双方向のコミュニケーションを大切にすることです。
このような地道な交流を通じて生まれたファンは、新商品を心待ちにしてくれたり、友人におすすめしてくれたりと、ブランドにとってかけがえのない存在になります。その結果として、ECサイトへの安定したアクセスと売上が生まれるのです。
関連記事:ECサイトにおけるSNS戦略6選!各SNSの特徴や効果的な集客方法をご紹介
5. メールマガジン
一度商品を購入してくれたお客様や、会員登録してくれたお客様に対して、定期的にメールマガジンを配信する手法です。これは、コストを抑えながら売上を積み上げる上で最も効果的な施策の一つです。
ただセール情報を送るだけでなく、「ご購入いただいた商品の活用術」や「開発秘話」といったコンテンツを盛り込むことで、お客様との関係を維持し、ブランドへの愛着を深めてもらうことができます。そして、新商品や限定クーポンの案内を適切なタイミングで送ることで、お客様に「またあのサイトを覗いてみよう」と思ってもらい、再訪問を促します。
他社のプラットフォーム(SNSや検索エンジン)の仕様変更に左右されることなく、自社のタイミングで直接お客様にアプローチできる「顧客リスト」は、何物にも代えがたい貴重な経営資産になります。
実際に、W2株式会社の調査データからは、EC年商10億円以上の企業の「会員数に対するメルマガ登録率」は49.2%と、EC年商数億円企業と比べて約11pt高いことがわかっています。
また、EC売上とメルマガ登録数には、強い正の相関関係があることも調査からわかっているため、売り上げを向上させるためにもメルマガ施策は非常に重要です。


調査実施会社:W2株式会社
コストをかけてアクセスを加速させる対策【フェーズ3】
サイトの基礎が固まり、さらに事業を成長させたいフェーズになったら、有料の広告施策を検討してアクセスを加速させましょう。
6. Web広告によるターゲットへの直接アプローチ
検索エンジンの検索結果(リスティング広告)や、Webサイト・アプリの広告枠(ディスプレイ広告)に費用を払って自社の広告を表示させる方法です。
Web広告の最大のメリットは、即効性の高さとターゲティング精度の高さです。年齢、性別、地域、興味関心などでターゲットを細かく絞り込み、自社の商品に興味を持つ可能性が極めて高いユーザーに直接広告を見せることができます。
ただし、広告を止めればアクセスはゼロになるため、継続的に広告費がかかります。最初から大規模に出稿するのではなく、まずは利益率の高い特定の商品や、購入に繋がりやすいキーワードに絞って少額からテストを行い、費用対効果を見極めながら運用することが成功の鍵です。
関連記事:ECサイトのWeb広告9種類とEC業界の広告費用相場や運用ポイント5選を解説
7. アフィリエイト広告による第三者のおすすめ活用
影響力のあるブロガーやインフルエンサーといった第三者に自社商品を紹介してもらい、その紹介リンク経由で商品が売れた場合にのみ、紹介料として報酬(成果報酬)を支払う広告手法です。
この手法のメリットは、第三者による「おすすめ」という形で商品が紹介されるため、企業からの直接的な広告よりもユーザーに受け入れられやすい点です。また、商品が売れて初めて費用が発生する「成果報酬型」が基本のため、広告費の無駄打ちリスクを低く抑えることができます。
アフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)への登録料や月額費用がかかる場合もありますが、多くのインフルエンサーに一斉に商品を紹介してもらうことで、短期間で認知度とアクセス数を大きく向上させる可能性があります。
より効率よくECサイトのアクセス・集客対策をするためには?
ここまで様々なアクセスアップ施策をご紹介してきましたが、これらの施策を個別に、そして手動で行うのは非常に非効率です。
実は、ECサイトで実施する施策は利用している「ECカートシステム」によって制限の幅が決まってしまいます。「ECカートシステム」を有効活用することで、これらの集客施策をより効率的かつ効果的に進めることができます。
なぜECカートシステムが集客に重要なのか?
多くの高機能なECカートシステムは、単なる決済機能だけでなく、顧客管理機能(CRM)やマーケティングオートメーション(MA)の機能を内包しているためです。
例えば、以下のような施策を自動化・効率化できます。
- ステップメールの自動配信: 「商品購入から7日後にレビュー投稿をお願いするメールを送る」「会員登録したが購入に至っていないお客様に限定クーポンを送る」といった、顧客の状況に合わせたメール配信を自動化できます。
- 顧客セグメント別の施策: 「過去1年間に3回以上購入している優良顧客」や「特定の商品カテゴリに興味がある顧客」といった条件で顧客をグループ分け(セグメンテーション)し、それぞれのグループに最適な情報や特典を提供できます。
- レコメンド機能の活用: 顧客の閲覧履歴や購買履歴に基づいて、「あなたへのおすすめ商品」を自動で表示させることができます。これにより、サイト内での回遊率と顧客単価の向上が期待できます。
これらの機能を活用することで、これまで手作業で行っていた集客施策の多くを自動化し、担当者はより戦略的な企画業務に集中できるようになるのです。
アクセスアップに繋がる「ECカートシステム会社」の選び方
もし、現在お使いのカートシステムに上記のような機能が不足している場合、思い切ってシステムの乗り換えを検討するのも、事業を大きく成長させるための有効な選択肢です。
しかし、どの会社に相談すれば良いのでしょうか。ここでは、アクセスアップと売上向上に本気で取り組むための、信頼できるECカートシステム会社を選ぶ5つの重要なポイントを解説します。
1. ECビジネスに特化した専門性と豊富な実績があるか
まず大前提として、ECサイト構築に関する豊富な実績とノウハウを持っているかを確認しましょう。多数のECサイト、特に自社と同じ業界や事業規模での導入実績が多ければ、それだけ多様な課題を解決してきた経験があると考えられます。公式サイトの導入事例などを確認し、どのような課題をどう解決してきたのかをチェックすることが重要です。
2. CRM・MA機能が充実しているか
前述の通り、アクセスアップ施策を効率化するには、CRM(顧客関係管理)やMA(マーケティングオートメーション)の機能が不可欠です。顧客のLTV(顧客生涯価値)を最大化するための機能が標準でどの程度備わっているか、また将来的に必要となるであろう機能を追加できるか、といった視点で比較検討しましょう。
3. 柔軟なカスタマイズに対応できる開発力があるか
ビジネスが成長するにつれて、「基幹システムと在庫を連携させたい」「独自のポイント制度を導入したい」といった、標準機能だけでは対応できない独自の要望が必ず出てきます。その際に、自社のビジネスに合わせてシステムを柔軟にカスタマイ-ズできる高い開発力を持っているかは、非常に重要なポイントです。開発を外部に丸投げしている会社ではなく、自社内に開発チームを抱えている会社の方が、スピーディーで質の高い対応が期待できます。
4 .伴走してくれるサポート体制があるか
システムは導入して終わりではありません。導入後に出てくる課題や要望に対して、気軽に相談でき、迅速に対応してくれるサポート体制があるかを確認しましょう。単なるシステムの操作説明だけでなく、業界の最新トレンドや他社の成功事例なども踏まえながら、売上アップに向けた提案を共にしてくれるような、ビジネスの「パートナー」となりうる会社を選ぶことが理想です。
5 .堅牢なセキュリティ体制を構築しているか
お客様の大切な個人情報やクレジットカード情報を預かるECサイトにとって、セキュリティは最重要項目です。プライバシーマークやISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)といった第三者認証を取得しているか、定期的に脆弱性診断を実施しているかなど、セキュリティに対する具体的な取り組みを公開している会社を選びましょう。
ECカートシステムの選定ポイントは以下記事で詳細に解説しているので合わせてご確認ください。
本気のアクセス・売上アップなら「W2株式会社」がおすすめ
ECカートシステムを利用するなら、MA・CRM機能を備えた「W2株式会社」がおすすめです。
柔軟性・拡張性に優れた使いやすいパッケージは、中小規模サイトから年商100億円を超える大手まで予算に応じてさまざまな規模のECサイト構築で実績があります。
W2株式会社は、20年以上にわたりECシステムを専業としているため豊富なノウハウがあるのも特徴です。
外部ベンダーに頼らず導入から保守までを100%自社対応しており、確かな開発力とスピードをあわせもっています。
また、サポート体制も万全で、導入の際はもちろん導入後もECサイト個別の課題や要望に応えるとともに、業界情報やトレンドもふまえて収益アップに貢献しています。
セキュリティについても世界最高水準のインフラを整え、外部試験認証や第三者機関による監査も実施しているので安心して利用できるでしょう。
まとめ|正しい施策でアクセス数&売上UPを目指そう!
ECサイトのアクセス数を増やすための考え方や具体的な方法について紹介してきました。
まずは、本記事でご紹介した「コストのかからない施策」から確実に取り組み、サイトの基礎体力を高めることが何よりも重要です。その上で、自社のリソースや商品の特性に合わせて、他施策を組み合わせ、中長期的な視点でアクセスアップを目指していきましょう。
また、カートシステムそのものを改善するのも効果的な施策のひとつです。
「施策を実行したいが、今のシステムでは機能が足りない」 「もっと効率的にアクセスアップと売上向上を実現したい」
このようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度W2にご相談ください。
ECサイトのアクセスアップに関するよくある質問
Q: ECサイトのアクセス数を増やすために、まず何から始めるべきですか?
A: まずは、コストをかけずに実施できる「商品ページの改善」と「Googleショッピング無料リスティングへの登録」から始めることを強くおすすめします。この2つは、購入意欲の高いお客様に直接アプローチできる非常に効果的な施策です。
Q: SEOやSNSは、始めてからどれくらいで効果が出ますか?
A: SEO(コンテンツマーケティング)やSNSは、すぐに効果が出るものではなく、中長期的な視点で取り組む必要があります。一般的には、質の高いコンテンツを継続的に発信し始めてから、効果を実感できるまでには最低でも3ヶ月〜半年程度の時間が必要です。
Q.: アクセスアップ施策を効率的に行う方法はありますか?
A: はい、ECカートシステムの機能を活用することです。例えば、ステップメール機能を使えばレビュー投稿依頼などを自動化できますし、CRM機能で顧客を分析すれば、より的確なアプローチが可能になります。施策を効率化する機能が充実したカートシステムを選ぶことが重要です。
































