
【成功事例15選】ネットショップで成功している企業の特徴について紹介
ネットショップの売上は、2022年度に約22兆円を超え、今後も拡大していくと予想されています。
この記事では、ネットショップの概要やメリット、成功のポイントなどを成功事例を踏まえ解説します。ネットショップを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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ネットショップを開業について

競合他社と差別化できるネットショップを開業するには、すでに売上や集客数が増加した成功事例を参考にするのが効果的です。自社の業界だけでなく、全く違う業界の事例も参考にすることで、差別化するヒントを見つけられるでしょう。
本記事では、ネットショップの成功事例と失敗の要因などを解説します。本記事を読むと、ネットショップを活用して、売上や訪問者数の増加を実現させるポイントが理解できます。
事例を参考にすることで成功のポイントを見つけられ、自社のネットショップの活用イメージが持てるでしょう。
ネットショップ 成功事例15選
成功しているネットショップの事例を紹介します。
- アパレル系 成功事例3選
- インテリア雑貨系 成功事例3選
- 健康食品・サプリ系 成功事例3選
- 化粧品・美容系 成功事例3選
- 食品系 成功事例3選
一つ一つ見ていきましょう。
アパレル系 成功事例3選
➀SNIDEL

SNIDELは株式会社マッシュスタイルラボが運営するアパレルブランドで、主に20代の女性向けのアイテムを展開しています。
そんなSNIDELの参考にしたいポイントは以下です。
- 顧客のレビューランキングをサイトに掲載することでよりリアルな情報を発信している。
- サイト内検索をより詳細にできるようにすることで、目当ての商品に辿り着きやすくなっている。
- 画像が豊富でイメージしやすい上、画像の他に動画が掲載されており安心して購入できる。
SNIDELでは、商品のレビュー順のランキングを掲載しており、より生の声に近い情報をネットショップで発信することでユーザーが安心して購入できるように工夫されています。
また、色や価格、カテゴリー、雑誌掲載の有無といった様々な情報でサイト内検索をすることが可能なため、目当ての商品に辿り着きやすくなっている点も、商品が多くなりがちなアパレルネットショップでは参考にしたいポイントです。
商品画像も豊富に掲載されており、着用動画も活用されているため、アパレルネットショップでありがちな商品情報の不足によるユーザーの不安・不信感を取り除くことを実現しています。
②ムラサキスポーツ

ムラサキスポーツはスポーツ用品やスポーツウェアを中心に販売しているブランドでネットショップも運用しています。
そんなムラサキスポーツの参考にしたいポイントは以下です。
- ブランドコンセプトや商材を意識したサイトとなっている。
- サイトに画像を豊富に使うことで視覚的に分かりやすいUI/UXになっている。
- 商品検索が画像で表示されるため初見のユーザーでも検索がしやすい。
ムラサキスポーツでは、サイトのデザインを工夫することで、ブランドのコンセプトや商材をネットショップ上でも表現し、こだわったサイトになっています。特に、カテゴリー表示などに商品カテゴリーに付随する画像を豊富に使用することで、視覚的にも分かりやすく、見つけやすいようになっているため、UI/UXの観点からも優れたサイトとなっています。
また、あらゆるスポーツに関する商品を展開しているため商品が幅広く数も膨大ですが、サイト内検索で画像表示されるように工夫されていることで、初めてサイトに訪れた人や商品を初めて購入し正式名称がわからない人でも商品を見つけやすく検索がしやすいようになっている点も、商品数が多く幅広い場合にぜひ参考にしてほしいポイントです。
③MIX.TOKYO

MIX.TOKYOは、TSIホールディングスが運営するアパレルネットショップで、.STやベイクルーズと同じくブランド総合型のネットショップです。
代表的なブランドには「nano universe」「JILLSTUART」「STUSSY」といったものが挙げられます。
そんなMIX.TOKYO の参考にしたいポイントは以下です。
- ネットショップの会員ログイン後限定でポイント還元を行いモール販売と差を付けている。
- 会員ランクを積極的に活用し、顧客単価を引き上げている。
- 無料ギフトラッピングを行うなどのサービスで、顧客満足度を向上させている。
MIX.TOKYOでは、自社ネットショップの会員がログインした後限定でポイントを購入金額の3%還元しており、自社ネットショップでの購入にお得感を出すことでモールに顧客が偏ることを防ぎ自社ネットショップでの購入を上手く促しています。
また、会員ランクを積極的に活用し、購入回数や金額の多いロイヤルカスタマー向けには特別なサービスを行うことで顧客のファン化も実現しています。モールでの販売を行っていて、今後自社ネットショップでの販売に注力していきたい起業にぜひ参考にして頂きたい事例です。
アパレル・ファッション事例についてはこちらの記事でも紹介しています。
URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/apparel_netshop/
インテリア雑貨系 成功事例3選
④北欧、暮らしの道具店

引用元:https://hokuohkurashi.com/
北欧のデザイン性の高いインテリア雑貨を販売するネットショップです。シンプルで洗練されたデザインが人気で、約52億円の売上実績があります。物販売上の半数を占めるオリジナル商品の販売が好調で、売上高は4年で2倍超に拡大しています。
成功のポイントは、以下のようなものが挙げられます。
- ターゲットを明確にした商品ラインナップ
- 丁寧な商品説明やコーディネート提案
- SNSを活用した情報発信
⑤salut!

フランスのヴィンテージ雑貨を販売するネットショップです。アンティークやレトロな雰囲気の雑貨が人気です。
成功のポイントは、以下のようなものが挙げられます。
- 希少性の高い商品ラインナップ
- 商品の背景やストーリーを伝える
- 定期的に開催されるセール
⑥niko and... FURNITURE

引用元:https://www.dot-st.com/nikoand/cp/furniture_supply
ライフスタイルブランド「niko and…」の家具・インテリア雑貨を販売するネットショップです。シンプルで使いやすいデザインが人気です。
成功のポイントは、以下のようなものが挙げられます。
- ブランドの世界観を表現した商品ラインナップ
- 商品の使いやすさや機能性を重視
- 実店舗とECの連携
インテリア雑貨ネットショップは、大手ネットショップと比べて競争が激しいため、差別化を図ることが重要です。ターゲットを明確にし、ターゲットに合わせた商品ラインナップやマーケティング戦略を展開することで、成功を目指しましょう。
健康食品・サプリメント系 成功事例3選
⑦子ども栄養バランスmog(モグ)

子ども栄養バランスmog(モグ)では、小食や偏食、体質で栄養バランスが気になる子どものために開発された、子ども専用サプリメントを扱っています。
「進まない食事にイライラしたくない、でも栄養が心配」と悩んでいる両親の悩みに寄り添った商品になっています。
ターゲットが明確で、ほかの商品にはない独自の価値を「偏食や少食の子どもでも必要な栄養が補える」とし、ターゲットの求めるニーズを満たしています。
⑧ミウラタクヤ商店

引用元:https://miuratakuya.store/
バターコーヒーなどの健康食品を販売する「ミウラタクヤ商店」は、バターコーヒーの原料であるバターやMCTオイルを自社で輸入することで、コストを抑え、低価格で販売していることが成功の要因のひとつと考えられます。また、SNSを活用したマーケティングも効果的に行われており、多くのユーザーから支持されています。
⑨FUJIMI

腸内環境を整えるサプリメントを販売する「FUJIMI」は、20問の質問に回答することで、一人ひとりに合わせたサプリメントを提案する「パーソナライズサプリメント」を販売しています。このサービスが多くのユーザーから支持され、急成長を遂げています。
これらの事業者は、いずれも独自の強みを活かして、健康食品・サプリのEネットショップとして成功を収めています。成功のポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。
- ターゲット層を明確にする
- 効果をわかりやすく伝える
- SNSを活用する
健康食品・サプリメント事例についてはこちらの記事でも紹介しています
URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/supplement_netshop/
化粧品・美容系 成功事例3選
⑩SENSE OF HUMOUR

引用元:https://sense-of-humour.com/
ヘアサロン「SENSE OF HUMOUR」のオリジナルコスメブランドで、南青山に店舗を構えています。ネットショップは、独自の世界観を表現したデザインが特徴で、SNSで話題を集めています。
「Ungraspable Beauty(つかみどころのない美しさ)」をコンセプトとするコスメティックブランドです。南青山でヘアサロンの運営もしています。
同社ECサイトの特徴は、以下のとおりです。
- 洗練されたデザインと、ユニークな商品ラインナップ
- 美容に関するコラムや動画コンテンツの充実
- 顧客とのコミュニケーションを重視したサービス
⑪ジョンマスターオーガニック

引用元:https://www.johnmasters-select.jp/
アメリカ発のオーガニックコスメブランドです。ネットショップでは、豊富な商品ラインナップと、使い心地の良さをアピールするコンテンツが人気です。
ニューヨークのトップスタイリストだったジョン・マスターが設立した、オーガニックコスメブランドです。
同社ECサイトの特徴は、以下のとおりです。
- 環境に配慮した商品づくりを訴求するコンテンツ
- 顧客のライフスタイルに合わせた商品提案
- 丁寧なカスタマーサービス
⑫CLARINS

フランスの老舗化粧品ブランドでありネットショップでは、ブランドの世界観を体験できるコンテンツや、オンラインカウンセリングなどのサービスを提供しています。
フランス発の老舗化粧品ブランドです。
同社ECサイトの特徴は、以下のとおりです。
- ブランドの歴史や理念を詳しく紹介するコンテンツ
- 肌診断やメイクレッスンなどのサービス
- 顧客のレビューや口コミを積極的に活用
化粧品・美容事例についてはこちらの記事でも紹介しています
URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/beauty_netshop/
食品系 成功事例3選
⑬乃し梅本舗 佐藤屋

引用元:https://satoya-matsubei.shop-pro.jp/
山形県の伝統銘菓「のし梅」を販売する佐藤屋は、SNSで「のし梅が食べたい」という声をきっかけにネットショップを開設しました。オープン後は1時間で100件以上の注文が入るなど、大成功を収めました。佐藤屋の成功のポイントは、以下の3つが挙げられます。
- ターゲットを明確にした商品ラインナップ
- SNSを活用した集客
- 迅速な配送
⑭山口果樹園

引用元:https://yamaguchik.base.shop/
山口県の果物農家が運営する「山口果樹園」は、自家栽培の果物を販売するネットショップです。山口果樹園の成功のポイントは、以下の2つが挙げられます。
- 新鮮で高品質な商品
- 直接販売によるコスト削減
その他、食品ECの成功事例と売上UP施策14個を以下の資料で紹介しているので、この記事と合わせてぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
⑮全農食品オンラインショップ

全農食品オンラインショップは、頒布会と定期購入で成功しています。
頒布会とは、毎回異なる商品を定期的に顧客に届ける販売方法です。例えば、1月はりんご、2月はいちご、3月はキウイというように一定期間毎に異なる商品を届けます。全農食品オンラインショップの特徴は、頒布会を毎回顧客が選択できるようにしたことです。通常の頒布会では、内容があらかじめ決められているので、回によっては好みではない商品が届く可能性もあります。
全農食品オンラインショップでは、希望する月の締切までに数種類の商品の中から選択でき、毎回好きなものを受け取ることができます。この柔軟な頒布会施策の結果、顧客から人気を得ることができ、売上増につながりました。
その他にも食品ECの事例を知りたい方は以下の記事で食品ECの成功事例12選を紹介しています。
食品ECに携わる担当者の方はこの機会にぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
【成功事例12選】食品ECで成功しているサイトの取り組みや秘訣を紹介
ネットショップで失敗した事例

ここまでネットショップの成功事例について、事例を上げながら詳しく紹介してきました。ネットショップを成功させるためには、失敗するポイントを知っておくことも大切です。
そのため、ここからは業界ごとの失敗事例をを紹介します。しっかり把握しておき、同じ失敗を起こさないようにしましょう。
①ファッションブランド
アパレル企業Aは手数料が低く簡単に始められるという理由で、費用の安いネットショップ構築システムを利用してネットショップを立ち上げました。
しかし、運用する上で必要な機能が揃っておらず、操作も専門知識が必要など不便な点が多く、すぐにシステムを変更する必要が出てしまい、結果的にコストと手間がかかってしまいました。
最初のシステム選定段階で初期費用だけを見て、長期的な目線で考えずにネットショップを構築してしまうと、このように後々システムを乗り換える必要が出てきてしまったり、運用が出来なかったりということが起こってしまいます。
このようなことにならないよう、システムを選ぶときは長期的な視点でコストを考えることが大切です。
また、作りたいネットショップややりたい事業に必要なものを書き出しておき、それと照らし合わせながらシステムを選ぶことでこのような事態を防ぐことができます。
②化粧品・美容ブランド
「インフルエンサー」が運営するECサイトは、顧客のニーズを把握できていなかったことや、マーケティングが効果的でなかったことなどにより、閉鎖を発表した。
この事例では、顧客のニーズを把握できていなかったことや、マーケティングが効果的でなかったことが原因で、事業が失敗に終わりました。
③サプリメント専門店
「サプリメント専門店」が運営するECサイトは、顧客からのクレームが相次いだことや、運営会社の経営難により、閉鎖を発表した。
この事例では、顧客から「商品の効果が感じられなかった」「副作用が出た」などのクレームが相次いだことが原因で、事業が失敗に終わりました。
まとめ
本記事ではネットショップの成功事例について、次のことをお伝えしました。
・ネットショップの市場
・ネットショップの成功事例
・ネットショップの失敗事例
ネットショップの新規開設やリニューアルを検討されている方は、是非W2へご相談ください。
事業者の商材ごとに導入事例もご紹介できます。
また、W2が提供するカートシステムの導入企業は、平均売上成長率354%を達成しています。詳しくは「W2導入事例」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。