
サブスクカート導入で得られる3つの効果とシステム紹介!選定ポイントも解説
商品、顧客、仕入・出荷、売上など、さまざまな管理が必要なサブスク。手動での管理は限界があり、人的ミスによる信頼喪失が起こる可能性もあります。管理業務をシステムで一元化できるカートシステムの導入は、サブスクビジネスの成功において必要不可欠です。
しかし、数多くあるサブスクのカートシステムの中から、どれを選べばいいのか迷っているという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、サブスクのカートシステムの導入する効果や選定のポイント、おすすめのサブスクカートシステム5選を紹介します。
最適なカートシステムを導入して工数削減につなげたい人は、ぜひご一読ください。
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サブスク型のカートシステムとは?

最初にサブスク型のカートシステムについて、以下の2つを解説します。
- そもそもサブスクとは
- サブスク型のカートシステムとは?
2で解説するサブスク型のカートシステムと一般的なECサイトのカートシステムの違いは、カートシステムを選定する上でおさえておきたいところです。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
そもそもサブスクとは?
サブスクとは「サブスクリプション(subscription)」の略称で、月額または年額でサービス提供するビジネスモデルです。料金を支払えばすぐ利用でき、都度支払う手間もありません。そのため利用者の利便性が高く、近年急速にサービス数が増えています。
なお、サブスクと似たようなビジネスモデルに、毎月指定の商品を届ける「定期購入」があります。
サブスクは「サービスを使用する権利」定期購入は「商品」と、顧客に提供するものは違います。しかしビジネスモデルは似ているので、本記事では定期購入にも対応しているカートシステムを紹介します。
ちなみにサブスクの例を挙げると、以下のようなサービスが有名です。
- Netflix(ネットフリックス):動画配信サービス
- Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド):電子書籍購読サービス
- Spotify(スポティファイ):音楽配信サービス
サブスクについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
サブスク型のカートシステムとは?
サブスク型のカートシステムは、ECサイトのカートシステムと違い、顧客管理機能が搭載されています。サブスク型のカートシステムに搭載されているのは、以下のような機能です。
- プランの選択
- 無料体験の期間を表示
- ステップメール
- 月額費用の表示
- 次回決済日とその費用の表示
- 決済フォーム
- アップセル・クロスセル
- 解約フォーム
- 解約後、決済の自動停止
- 発送、在庫管理
- 新規利用者数・解約者数・継続率などの分析
Amazonや楽天市場のようにカートに追加して決済する機能のほかに、ステップメールを利用者に送ったり、アップセルやクロスセルのように売上を高めたりする機能が搭載されています。
また、顧客管理機能がついていることで情報管理工数の大幅な削減ができるため、業務効率化につながります。
ECサイト構築を検討されている方は、以下の構築チェックリスト付き資料をが参考にしてください。
サブスクにカートシステムを導入して得られる3つの効果

サブスクにカートシステムを導入して得られる効果は、以下の3つです。
- 顧客管理を自動化して管理工数を削減できる
- 出荷や在庫管理を自動化できるため発送漏れが起こりづらい
- 継続率向上につながる施策が打てる
サブスクにカートシステムを導入することで、顧客管理や出荷などの自動化、継続率向上につながる施策が打てます。特に3は売上アップにも関係してくるポイントなので、おさえておきたいところです。
それでは、ひとつずつ紹介します。
【効果1】顧客管理を自動化して管理工数を削減できる
サブスクにカートシステムを導入すると、顧客管理が自動化できるので管理工数を削減できます。
サブスクでは、多いと数百万人がサービスを利用するので、申込や解約がとてつもない数になります。そのため申込や解約処理を人の手で管理しようとすると、時間がかかりすぎて人的リソースが失われてしまうでしょう。
サブスクのカートシステムを導入すれば、申込や解約処理を自動で行えるため、管理工数の大幅な削減が期待できます。
マーケティング施策について、詳しく知りたい方は以下の資料を活用ください。
【効果2】出荷や在庫管理を自動化できるため発送漏れが起こりづらい
サプリメントや化粧品のように商品を定期的に届けるサブスクの場合、カートシステムの導入で出荷や在庫管理も自動化できます。
商品を届けるサブスクだと、申込や解約業務に加えて「出荷や在庫管理」といった工数が必要になります。これらすべてを手動で行うと、人的リソースが不足するだけでなく、ミスにつながる可能性も。
サブスクにカートシステムを導入して集荷や在庫を自動化すれば、工数が減る上に発送漏れなどのトラブルが起こりづらくなるので、安定したサービスを顧客に提供できます。
【効果3】継続率向上につながる施策が打てる
サブスクで利益を上げるためには、継続利用してもらうことがとても大切です。
サブスクのカートシステムでは、以下のような機能を提供している場合が多く、継続率向上につなげられます。
- お試し体験後に継続してもらうためのステップメール
- クーポン発行
- 長期継続特典
サブスク型のビジネスでは、継続率が高くなればなるほど利益率も高まります。利益率を高めるためにも、継続につながる施策を簡単に打てるカートシステムがおすすめです。
管理工数の削減などサブスク運営には欠かせないカートシステムですが、何を基準に選べばいいのでしょうか。
ここからは、サブスクのカートシステムの選定ポイントについて紹介します。
サブスクに導入するカートシステム選定のポイント3つ

サブスクに導入するカートシステム選定のポイントは、以下の3つです。
- 顧客管理機能の対応範囲がどこまであるか
- 受注管理機能は業務フローに耐えうるか
- 継続やアップセルにつながる機能は充実しているか
特に2は、導入後「こんなはずじゃなかった」とならないために、大切なポイントです。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
【ポイント1】顧客管理機能の対応範囲がどこまであるか
顧客情報をどの範囲まで管理するかは、カートシステムによって異なります。
たとえばサブスクには「解約・休止・再開」といったステータスがあります。
顧客自身でステータスを変更できるカートシステムもありますが、サービス提供側が手動で変更しなければいけないシステムもあります。
すべてのカートシステムが、ステータス変更を顧客自身で行えるわけではありません。
どの範囲まで自動化するかを検討してから、カートシステムを選定するのがおすすめです。
【ポイント2】受注管理機能は業務フローに耐えうるか
カートシステムに搭載されている受注管理機能が業務フローに耐えうるかどうかも重要です。
決まった商品を顧客に届けるサブスクの場合、お届け日の設定は顧客の継続を左右する大切な要素ではないでしょうか。
「隔週や◯日周期のようにお届け日を細かく設定したい」など、業務フローに対応できるカートシステムかどうかは選定の上で大切なポイントです。
さらに、領収書の自動作成や継続期間に応じた特典の自動発送機能などがあれば、継続率や顧客満足率向上につながるのでおすすめです。
【ポイント3】継続やアップセルにつながる機能は充実しているか
継続やアップセルにつながる機能は充実しているかも、大切なポイントです。
- お試しでサービスを利用した顧客を継続に繋げる
- オプションの追加契約といったアップセルにつながる
などの機能が搭載されているカートシステムなら、売上アップにつなげることができます。
具体的には以下のような機能がおすすめです。
- シナリオ作成
- 継続特典・クーポン・ポイント発行
- お試し(トライアル)提供 など
またカートシステム選定では、以下のポイントも重視すべきです。
- 『売りたい』に柔軟に対応できるか
- 運用を自動化できるか?
- 多くの情報を一元管理できるか?
- 安定稼働するか?
おすすめのサブスクカートシステム5選

厳選したおすすめのサブスクカートシステムは、以下の5つです。
- W2 Repeat
- ecbeing
- サブスクストア
- 侍カート
- Make Shop
サービス名をクリックすると詳細が確認できるので、気になったサービスがあったらぜひクリックしてみてください。
詳細な比較をしたい方は、以下の資料をご活用ください。
【おすすめシステム1】W2 Repeat

W2 Repeatは、サブスクや定期購入などリピート通販事業を成功に導くことに特化したカートシステムです。
事業の立ち上げから年商100億円規模の企業まで幅広く対応しているのが特徴で、リピート通販に特化した1,000を超える機能が標準搭載されています。
「定期引き上げ・集客・CRMなどでの顧客育成」と「受注・出荷管理、カスタマーサポート機能での業務効率化」を同時に実現。
導入した企業は平均売上成長率354%、業務効率化による工数は90%も削減したという実績があるカートシステムです。
システム名 | W2 Repeat |
特徴 |
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初期費用 |
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月額料金 |
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【おすすめシステム2】ecbeing

出典:ecbeing公式サイト
14年間連続国内トップシェアでサイト構築数1,500超えなど、カートシステムの中でも豊富な実績を誇るのがecbeingです。また、開発体制が500名以上でマーケ運用体制が200名以上と、多くのプロフェッショナルが支援してくれます。
成功事例が豊富で開発体制も整っているため、新しいノウハウがスピーディーに製品に反映されます。ほかにも、ECに特化した強固なセキュリティや、柔軟にカスタマイズできることも特徴です。
システム名 | ecbeing |
特徴 |
|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 要問い合わせ |
【おすすめシステム3】サブスクストア

出典:サブスクストア公式サイト
サブスクストアは、ECでのサブスク・D2C・定期通販・単品通販のビジネスに必要なカートシステムを一元管理できるクラウドシステムです。導入アカウントは1000以上と、多くの実績があります。
商品・顧客・受注・出荷管理による工数の削減が可能です。また、LP一体型フォームや広告分析機能による売上の向上も狙えます。
システム名 | サブスクストア |
特徴 |
|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 要問い合わせ |
【おすすめシステム4】侍カート

出典:侍カート公式サイト
侍カートは、カート機能はもちろんのこと、顧客管理や分析機能、外部システムとの連携機能を兼ね備えたオールインワン型のECプラットフォームです。D2Cに必要な機能を網羅する、全548機能があります。
新規顧客獲得のためのフォーム一体型LPやアップセルLPをデフォルト搭載しており、売上をアップする機能も充実しています。また、拡張性が高く、ほぼ毎月アップデートしていることも大きな魅力です。
システム名 | 侍カート |
特徴 |
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初期費用 |
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月額料金 |
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【おすすめシステム5】Make Shop

GMOが提供するECサイト構築ツールが、MakeShopです。ECサイト構築ツールですが、もちろんサブスクにも対応しています。BtoBやD2Cにも対応しており、幅広い使い方が可能です。
他にもInstagramとの連携、Web接客や会計管理などの外部サービスとの連携も便利です。決済方法も豊富で、マーケティングツールも充実しており、売上の向上を狙えます。
システム名 | Make Shop |
特徴 | 10,000店舗以上が利用 |
初期費用 | プレミアムプラン:10,000円
MakeShopエンタープライズ:110,000円 |
月額料金 | プレミアムプラン:10,000円
MakeShopエンタープライズ:55,000円 |
まとめ:サブスクカートシステムで、工数削減と売上アップ!

サブスクにカートシステムを導入して得られる主な効果は、以下の3つです。
- 顧客管理を自動化して管理工数を削減できる
- 出荷や在庫管理を自動化できるため発送漏れが起こりづらい
- 継続率向上につながる施策が打てる
そして、カートシステム選定のポイントは、以下の3つです。
- 顧客管理機能の対応範囲がどこまであるか
- 受注管理機能は業務フローに耐えうるか
- 継続やアップセルにつながる機能は充実しているか
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