ネットショップの商品仕入れを成功させる4つのポイント


ネットショップの商品仕入れを成功させる4つのポイント
ネットショップで扱う商品を仕入れる方法はさまざまです。
商品の仕入れを成功させるためには、多くの方法を知っておいたほうがよいでしょう。
多くの方法とポイントを知ることで、現状に応じた柔軟な対応ができるようになります。
そこで今回は、ネットショップの商品仕入れを成功させるポイントについて詳しく解説していきます。
ネットショップを開業したばかりでまだ商品仕入れの方法やポイントが分からない人は、ぜひこの記事を参考に実践してみてください。
また、ネットショップの開業手順や成功のポイントに関する詳細は、
下記で詳しく解説しているのでぜひ合わせて一読ください。
関連記事:【全8ステップ】ネットショップ開業のおすすめの手順と成功のコツ
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ネットショップの仕入れを成功させる4つのポイント
1.自分が売りたいと思う商品を見つける
2.利益が出る商品(トレンド商品)を仕入れる
3.似た商品との差別化ができる商品を仕入れる
4.大手ショップで取り扱いがない商品を仕入れる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.自分が売りたいと思う商品を見つける

ネットショップの運営に限らず、商売を続けるうえでモチベーションの維持は欠かせません。
ネットショップ運営の場合は自分が売りたい商品を仕入れられるかどうかがカギになります。
自分が売りたいと思える商品で運営を続ける場合とそうでない場合とでは、サイトに対する愛着や情に差が出てくるからです。
その差は商品の説明文や商品写真の撮り方にも違いが出てくるため、ユーザーに伝わってしまう可能性があります。
サイト自体の魅力やモチベーション維持のためにも、自分が売りたいと思える商品を仕入れましょう。
2.利益が出る商品(トレンド商品)を仕入れる
商売は利益を出すことが大前提です。
いくら自分が好きで売りたいと思える商品でも、利益率が低い商品や利益が見込めない商品を売っても意味がありません。
また流行が過ぎてしまった商品や、今の時代にそぐわないアイテムを仕入れるのも同様です。
理想は、自分が売りたいと思え、かつ利益を出せる商品を見つけること。根気よく商品を探してみましょう。
3.似た商品との差別化ができる商品を仕入れる
他のネットショップでも売られているような似た商品との差別化は、サイト運営成功のために必要です。
機能性において遜色ない場合は金額面での差別化が有効ですが、値段でなかなか違いが出せない場合は、機能や商品のデザイン、独自性で差別化を図ることが有効になるでしょう。
まずは売りたい商品を扱っている他のネットショップを研究して、どこで差別化が図れるかを見定めましょう。
4.大手ショップで取り扱いがない商品を仕入れる
大手ネットショップで取り扱いがない商品を仕入れる最大の理由は、売れる機会の多さにあります。
たとえば同じ商品を売りに出した場合、知名度の高い大手ショップのほうが売れる機会を得やすくなります。
もし利益のみ考えるのであれば、大手ショップに売られていない商品を取りそろえ、独自性に富んだネットショップにするのも1つの手でしょう。
以上のように、成功のポイントを押さえて仕入れを行うことは、闇雲に仕入れるよりも売れないリスクを減らすことができます。
ネットショップの仕入れ方法5選
ネットショップの仕入れ方法として挙げられるのは、以下の5つです。
*1.メーカーから直接仕入れる*2.ドロップシッピングを用いる*3.オークションやフリマアプリを用いる*4.ネットの仕入れサイトを用いる*5.個人店舗や作家から仕入れる 上述したように、ネットショップの仕入れにはさまざまな方法があります。
それぞれでどのような特徴があり、どのような状況で用いるべきなのかを知っておくことは、仕入れ成功を実感するにあたりとても重要です。
1.メーカーから直接仕入れる

メーカーから仕入れるメリットは以下の通りです。
*仕入れの安定化が見込める*社会的な信用を得られている証になる*取引先自体がネットショップ運営に関わる資産となる まず何よりメーカー仕入れ最大のメリットは「仕入れの安定化」です。
ネットの仕入れサイトやオークション、ドロップシッピングでは、他のショップ運営者も同じ商品を狙って買い占めようとしている可能性があります。
そうなった場合、先に購入されてしまうと、仕入れ数が安定しないという事態が起こりかねません。
しかしメーカー仕入れのように必要な分だけあらかじめ申請しておけば、よほどのことがない限り安定させることができます。
またメーカーと直接取引できるという点は、そのネットショップをある程度信用してくれている証にもなります。
さらに、この信用を積み重ねていくことでネットショップ運営に関わる資産へと変わることもできるでしょう。
「仕入れ価格を安くしてもらえた」や「支払いサイクルを優先してもらえた」などが最たる例です。
2.ドロップシッピングを用いる
ドロップシッピングとは「無在庫転売」とも呼ばれており、商品在庫を持たずにネットショップを運営する方法です。
ただし、商品をまったく仕入れないというわけではありません。
対象の商品がネット上で売れると、同時に商品の仕入れが行なわれる仕組みになっているため、在庫過多のリスクが少ないビジネスといわれています。
またドロップシッピングを活用すると、多くの場合、自分で発送手続きなどをする必要がありません。
発送に至るすべての工程をドロップシッピングサイトが請負メーカーや卸業者との仲介を行ってくれます。
かかる費用はドロップシッピングサイトの月額料と売り上げ手数料のみのサービスが多いため、在庫過多リスクなどを持ちたくない人にとってはおすすめです。
3.オークションやフリマアプリを用いる
オークションやフリマアプリで商品を仕入れることも可能です。
しかし、オークションサイトやフリマアプリでは「仕入れ価格に大きな変動が起こりやすく仕入れ額が安定しない」、「確実に商品を仕入れるとは限らない」、「複数の在庫を仕入れにくい」などのデメリットが存在します。
仕入れ在庫を1~2個増やしたいときに活用するのがベストでしょう。
4.ネットの仕入れサイトを用いる
仕入れ専門のサイトを活用して商品を仕入れる方法です。
大型の仕入れサイトであれば、ジャンルごとに仕入れる商品が分けられているため、商品を探す手間が省けます。
また、うまく活用することでフリマアプリやオークションを使うよりも安い価格で仕入れることが可能です。
ただし、自分の売りたい商品が必ずしもサイト内にあるとは限らないという点だけは覚えておきましょう。
5.個人店舗や作家から仕入れる
個人店舗や作家と直接交渉をして商品を仕入れる方法です。
メリットに関しては、メーカー仕入れと変わりません。
お互いの信用の元に交渉が成立するものなので、以下の情報はあらかじめ問い合わせメールで送っておきましょう。
*ネットショップ名(店舗名)*ネットショップのURL*ショップのコンセプト*実店舗の有無*ネットショップの実績 特に、コンセプトと実績はメーカーや個人店舗、作家の利益にもつながる部分ですので、明確に記載しておかなければいけません。
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ネットショップの仕入れ時に注意すること

ネットショップの仕入れ時に注意することとして挙げられるのは以下の3つです。
*1.最初から大量購入は避ける*2.海外の商品を取り寄せる際は輸入手続きが必要か確認しておく*3.仕入れ価格が安すぎる商品をオークションで購入しないようにする ネットショップを立ち上げたばかりの人が起こしやすい問題として挙げられるのが「在庫過多」です。
上述したように、在庫過多は運営側に多額の損害を与えてしまいかねないため、売れ行きもわからずに最初から大量購入するのは避けたほうがよいでしょう。
また、海外の商品を仕入れる際は「関税」と「輸出入禁止商品」に気をつけてください。
仕入れ先への関税をどのタイミングで支払うのか、どの通貨で支払うのか、フェイク商品を仕入れていないかなどを明確にしたうえで仕入れを行う必要があります。
特にフェイク商品に関しては、偽物だと知らなかったとしても罰せられる可能性があるため、ブランド品などを取り扱う場合は「鑑定書付き」を仕入れるようにしてください。
これは国内のオークションでも同様です。
フェイク商品とまではいかなくても、あまりに安価な商品がオークションやフリマアプリで売られている場合は、商品になんらかの欠損があると考えられます。
基本的には、出品する際は状態の記載や該当箇所の写真撮影を行う必要があるので、それらを参考にすれば分かりやすいでしょう。
しかし、配送途中で破損しそうな部分が壊れていると、到着時には売り物にならない場合があります。気をつけてください。
ネットショップの仕入れ前に済ませておくべき3つのこと
*1.サイトのコンセプトや売りたい商品を決めておく*2.販売商品に市場調査し売る商品を選定する*3.運営計画や予算を組む サイトコンセプトは仕入れ先との取引や今後の運営方針、ユーザーの購入判断基準につながるため、具体的に決めておきましょう。
コンセプトが曖昧なネットショップサイトは、販売する物やサイトのデザイン、価格設定なども中途半端になりやすいので、3つの格言(「明るい、可愛い、20代向け」)のようにわかりやすく具体的なフレーズで統一することをおすすめします。
コンセプトが決まれば、自然と売りたい商品が見えてきますので、市場調査に移ります。
売りたい商品が現状どのような価格と店舗数で、それがどれだけ競合他社で売られているのか集計し、どこで差別化を図るかを考えながら商品を選定します。
商品が決まるとそこにかけるランニングコストや予算が組めるようになるので、運営計画を立てましょう。
予算内でどれだけの利益を出せるかで、ネットショップの継続見込みが出ます。
おおまかにではなく、細かい部分まで視野に入れて算出・計画することが重要です。
ネットショップの仕入れ後の在庫管理について
仕入れ後の在庫管理の方法は、自分で管理する方法・外部に委託する方法の2つがあります。
上述したドロップシッピングは在庫を持たないものの、発送までの管理を自分では行わないため、外部へ委託していると考えてよいでしょう。
それぞれの管理方法のメリットとデメリットは以下の通りです。
◆自分で管理 ◇メリット・在庫数を間近で確認できる
・仕入れの調整が可能 ◇デメリット・在庫過多のリスク増
・在庫を置くスペースが必要
・商品の発送など自己負担 ◆外部に委託◇メリット・在庫数を間近で確認できる
・仕入れの調整が可能
・在庫スペースの確保が不要
・在庫管理システム導入で在庫過多のリスクが軽減 ◇デメリット・在庫過多のリスク増
・在庫を置くスペースが必要
・商品の発送など自己負担
・管理費、維持費がかかる
・在庫の管理状態が把握しづらい
・委託業者によって管理の質が異なる 以上をふまえたうえで、自己管理にするべきか委託するべきかを考えましょう。
商品仕入れの方法とポイントを押えて仕入れ成功を継続させよう
ネットショップを運営するにあたり、商品の仕入れは必要不可欠で、重要なポイントであることがわかりました。
商品仕入れを行う際の方法やポイントをしっかりおさえて、ネットショップを上手に運営していってください。
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