
ECサイトをよく見せる撮影テクニック5つのポイント
ユーザー満足度が高いECサイトを作成したいなら、文章のクオリティや情報量・正確性はもちろんですが、商品写真も重要です。
見映えのしない写真やわかりづらい写真は、ECサイトに悪い影響を与えます。
そこで今回は、ECサイトに載せる商品写真の撮影テクニックや、写真の良し悪しがECサイトに与える影響を解説し、写真撮影に使える小道具もご紹介します。
商品撮影が上手くいかないとお悩みの方や、プロの撮影方法を知りたい方は必見です。
ECサイトの写真撮影でプロが使っている5つの技
プロがECサイトの写真撮影で行っている技は、大きく以下の5つです。
1. 商品を使用するシーンを実際に再現して撮影
2. 昼間の明るい時間に撮影
3. 背景色は商品のイメージに合わせたものを選ぶ
4. さまざまな角度から撮影する
5. 三脚を使って手ブレを防ぐ
プロは、常に基本を忠実に守ったうえで独自性を出しています。
今回挙げた5つもプロが撮影するときに必ず行っている技といえます。詳しく見ていきましょう。
1. 商品を使用するシーンを実際に再現して撮影
商品単体の写真だけを載せてわかることは、大きさやどんなものが届くのかという参考資料的な情報のみです。
ユーザーにとって魅力的な商品写真とは、「基本的な情報+使用しているシーンがイメージできる写真」です。
たとえばプロが鍋商品の写真を撮る場合、鍋で調理をしている写真や調理した後で洗った状態を見せるでしょう。
そうすることでユーザーに付加価値をアピールできるからです。
実際に使用するシーンを写真でどこまでイメージさせられるかをポイントにして撮影方法を考えましょう。
2. 昼間の明るい時間に撮影
昼間の明るい時間に撮影すると、日差しが写真撮影によい影響を与えてくれることがあります。
夜の場合はどうしても光が人工的になってしまいますし、余計な影もできてしまうため好ましくありません。
昼間の自然光を取り入れたほうが、ナチュラルで明るい写真に仕上がります。
プロの商品撮影者の中には自然の光が差すのを待つ人もいるようです。
3. 背景色は商品のイメージに合わせたものを選ぶ
写真の背景色は、商品の魅力をより引き立たせる色や柄に設定しましょう。
たとえば、商品がシンプルなものであれば周りの背景は少しテクスチャー系の柄を入れてみるなどの工夫もできます。
逆に商品に華やかな模様が付いている場合は、シンプルな背景が合うでしょう。
商品に合わせてユーザーが見やすい色を選ぶのが基本です。
4. 様々な角度から撮影する
一般的な写真撮影角度は正面、もしくは上からが基本です。
しかし、プロはあらゆる角度から撮影します。
角度によって光が当たる方向が異なったり、影による商品の見え方が変わってきたりします。
また写真撮影によく用いられる考えは以下の通りです。
・高い目線からの撮影=商品を客観的に眺めるイメージが持てる
・低い目線からの撮影=商品の使用感をイメージできる
商品ごとに、どの状況をイメージさせるのが購買行動を引き起こすのか考えてみましょう。
5. 三脚を使って手ブレを防ぐ
商品写真の基本として、手ブレは厳禁です。
手ブレした写真は不鮮明で、ユーザーに商品の魅力を充分に届けられません。
そこで使用したいのが三脚です。
三脚を利用すれば、手ブレによるボツ写真が大幅に減少し、効率よく撮影できます。
ECサイトの良し悪しは撮影テクニックで決まる
ECサイトの良し悪しは、ユーザー満足度が高いか低いかで決まるといっても過言ではありません。
商品写真の写り方や鮮明さもその1つです。
つまり、撮影テクニックがしっかり備わっていないと「このECサイトはわかりづらい」と判断されてしまうのです。
わかりづらいECサイトで売り上げアップは期待できません。
現在はSNSが広く普及していますので、良くも悪くも評判はすぐに広まります。
たかが写真1つと思わずに、細かい部分にまでこだわって良質なECサイトを作成しましょう。
ECサイトの写真撮影に使える小道具

ECサイトの商品写真をよりよく撮るための小道具として、身近なものが活用できます。
上述した三脚もその例の1つです。
身近にあって、今すぐ使えるものを下記にまとめてみました。
・段ボール&白い紙パック(どちらもA4サイズ):商品に対し、均一に光を当てられる
・紙パック単体:商品の下に敷くことで背景がすっきりし、見栄えがよくなる
・台所のゴミとリネット:レンズにかぶせるとソフトフォーカスな写真撮影が可能
・卓上ライト:天井のライトよりも強い光を商品に当てることが可能
きれいな商品撮影を使ってECサイトの売り上げをアップしよう
商品写真の撮影は、さまざまな技術や小道具を駆使して行う非常に大切な作業です。
商品写真にこだわって、商品のよさをユーザーに伝えましょう。
ユーザーが実際に使用する場面をイメージできる魅力的な商品写真は、売り上げアップの重要な要素です。
まずは、さまざまな視点から商品を撮影してみることから始めてみましょう。