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【2025年最新】ECベンダーとは?7社の比較や失敗しない選び方の7つのポイントも解説

EC構築

「中〜大規模なECサイト」や「独自性の高いECサイト」を構築する場合、カスタマイズ性や安定性に富んだ「ECパッケージ」は非常に相性が良いです。しかし、ECパッケージを選ぶうえで「どのようにベンダーを比較・評価すればいいか」分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、以下について解説します。

  • 自社に合ったECベンダーを選ぶポイント
  • おすすめのECベンダーやパッケージの特徴
  • ECベンダー選定の成功例と失敗例

1,000社以上の導入実績に基づき、ECサイト新規構築・リニューアルの際に事業者が必ず確認しているポイントや黒字転換期を算出できるシミュレーション、集客/CRM /デザインなどのノウハウ資料を作成しました。
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この記事の監修者

この記事の監修者
樽澤寛人 マーケティング部 部長

神戸大学在学中にEC事業を立ち上げ、自社ECサイトの構築から販売戦略の立案・実行、広告運用、物流手配に至るまで、EC運営の全工程をハンズオンで経験。売上を大きく伸ばしたのち、事業譲渡を実現。
大学卒業後はW2株式会社に新卒入社し、現在は、ECプラットフォーム事業とインテグレーション事業のマーケティング戦略の統括・推進を担う。一貫してEC領域に携わり、スタートアップから大手企業まで、あらゆるフェーズのEC支援に精通している。

目次
  1. 01|そもそもECベンダーとは?
  2. 02|ECベンダーやパッケージの選び方・比較ポイント7つ
  3. 03|ECベンダーの選定が重要な理由
  4. 04|【比較表】主要ECベンダー7社の特徴・料金を比較
  5. 05|自社に合ったECベンダー選定と売上アップに成功した事例
  6. 06|ECベンダー選定やサイト構築でよくある失敗3つ
  7. 07|まとめ:自社に合ったサイトを構築できるECベンダーを選ぼう
  8. 08|ECベンダー選定に関するよくある質問(FAQ)

そもそもECベンダーとは?

ECベンダーとは、「ECサイト(通販)の構築に必要なパッケージを開発・販売する事業者」のことをいいます。

ベンダー(=vendor)には「販売者」という意味がありますが、ECベンダーにおいては「開発元」も兼ねているのが一般的です。つまり、ECベンダーはシステムの開発から販売までを一貫して提供していることがほとんどです。

そのため、事業者側に専門的なスキルやリソースがなくても、自社の要望に沿ったECサイトを構築することができます。

なお、ECベンダーはシステム導入後の改修やサポートまで広く請け負っているケースが多いです。そのため、導入後もより安心して運用できます。

ECベンダーやパッケージの選び方・比較ポイント7つ

続いて、自社に合うECベンダーやパッケージを選ぶにあたり、押さえておきたいおすすめの選定基準や比較ポイントを7つ紹介します。

  1. ECサイト構築の実績は十分か
  2. 自社が求めている機能を搭載しているか
  3. 高いカスタマイズ性と技術力があるか
  4. 安定的なインフラ環境を構築できるか
  5. ECサイトは運用しやすいか
  6. サポート体制が十分か
  7. 構築・運用にどのくらいコストがかかるか

それぞれ一つずつ紹介します。

①ECサイト構築の実績は十分か

まず確認しておきたいのが、ECベンダーの過去の構築実績です。

なお、実績の多さを見るのも大切ですが、それよりも「自社が求めるECサイトと近い実績があるか」をチェックするのがおすすめです。具体的には、扱う商品の種類やサイトの作り、実装されている機能など。

もし近いECサイトがあれば、
・ECベンダーと認識のすり合わせがしやすい
・過去の実績をもとに、より適切なプランを提案してくれる
・実際の構築・運用が比較的スムーズ
などのメリットがあります。

ECベンダーの企業サイトには過去の事例が一部紹介されているので、そのなかに近い実績がないかぜひ探してみてください。

ECサイト構築チェックリストが欲しい方は、以下の資料をダウンロードしてください。

②自社が求めている機能を搭載しているか

自社が求める機能を搭載しているかどうかは必ず確認しましょう。カスタマイズして機能を追加することもできますが、その分コストがかかるので基本機能の多さや性能は事前にチェックしておくのがおすすめです。ここでよくある失敗が、コストを重視するあまり必要だったはずの機能を見落とすこと。後になって機能の追加が必要になり、かえってコストが高くつくケースがあるので注意しましょう。

また、ECサイトはリリースしてからが本番です。ECサイトのデザイン性も大切ですが、売上にかかわる集客・販促機能も重視しましょう。

例えば、
・決済方法の多さ(クレジットカード・後払い・電子マネーなど)
・販促機能の多さ(ポイント付与・クーポンなど)
・カート周りのUI(フォントの視認性・わかりやすいレイアウトなど)
などの機能が充実しているかなどを見るのがおすすめです。

③高いカスタマイズ性と技術力があるか

ECパッケージには基本的な機能は標準搭載されていますが、要望にあわせて独自のカスタマイズを施すことが多いです。

そのため、
・ECベンダーに要望を実現できる高い技術力があるか
・ECパッケージに高いカスタマイズ性があるか
などはぜひチェックしておきましょう。

なお、実際の開発を自社ではなく外部企業にアウトソーシングしているケースもあります。その場合、100%自社対応しているECベンダーと比べて、思うように開発が進まなかったり、担当者の知見が十分でなかったりすることもあるので注意しましょう。

④安定的なインフラ環境を構築できるか

ECサイトで顧客情報や決済情報などの大切なデータを扱う以上、強固なインフラ環境を構築することは必須です。

インフラやセキュリティが脆弱だと、突然サーバーがダウンしたり、顧客情報が漏洩したりするリスクがあります。

そのような事態を防ぐためにも、
・アクセス集中による大量のトラフィックに耐え得るサーバー環境か
・第三者のサイバー攻撃や不正アクセスを防ぐセキュリティを導入しているか
などを確認しましょう。

また、安定稼働するインフラ環境の構築はセキュリティ対策だけじゃなく、サーバーダウンを防いでセールスの機会損失を回避することにもつながります。

⑤ECサイトは運用しやすいか

構築後の運用のしやすさは、日々の業務効率に大きく影響します。

毎日の業務にかかるリソース(時間や手間)をできるだけ減らすためにも、
・管理画面が見やすいか
・シンプルな操作で直感的に使えるか
などを把握しておくのがおすすめです。

また、サイト運用はルーチン化できる作業が多いため、自動化機能を搭載していると業務時間を大幅に削減できます。

例えば、
・日々の発送作業をワークフロー化し、ボタン一つで一括実行する
・セグメントに該当する顧客にのみメルマガを自動送信する
などを実現できれば、大幅な業務効率化につながり、運用のしやすさが格段に上がります。

管理画面の操作性や自動化については、ECベンダーによっては事前にデモ画面を共有してもらい確認できますので、ぜひ問い合わせてみてください。

⑥サポート体制が十分か

ECサイトを構築・運用するうえで、なにか困ったことが起きたときに頼りになるサポート体制があれば安心です。ECパッケージを利用するとベンダーとは長い付き合いになるので、以下のようにサポート体制が充実しているかはよく見ておきましょう。

・専任の担当者やサポート窓口はあるか
・事業の成長スピードに合わせて適切な改修・拡充を提案してくれるか

いくら導入前の営業やプレゼンが好印象でも、実際の提案力やサポート力がしっかりしていないと、成果を上げるのは難しいです。導入後のサポートに不満を抱えてリプレイス(他のものに取り替え)する事業者も少なくありません。

導入してから困ることがないよう、営業の段階で各担当者を交えて話をする機会を設けるのもひとつの手です。

⑦構築・運用にどのくらいコストがかかるか

最後に見るべきポイントはやはりコストです。ECパッケージは導入・運用・拡充・更新と、各フェーズでさまざまなコストが発生します。また、構築には最低でも数ヶ月の期間を要するため、時間的なコストがかかることも考慮しておきましょう。

ただし、コストばかりに目を向けてしまうと、肝心のECサイトのパフォーマンスが疎かになってしまうおそれがあります。実際、初期費用を抑えることを重視しすぎるあまり、限定的な機能しか搭載できず、思うような成果が上がらなかったケースは多々あります。

そのため、コストとパフォーマンスの両方を考慮しつつ、総合的に判断するのがおすすめです。

大規模ECサイトの構築を検討している方は以下記事でも詳細を解説しているので、合わせてご確認ください。
関連記事:大規模ECサイト構築にパッケージがおすすめの理由とは?ベンダーの選び方も紹介

ECベンダーの選定が重要な理由

理想のECサイトをつくれるかどうかは、ベンダーの技術力やサポート力などが大きく影響します。

技術力が低いと以下のようなリスクがあり、その後の運用にも支障をきたします。

  • 搭載されている基本機能が少ない
  • カスタマイズに制限があり、思い通りのECサイトを実現できない
  • 機能の追加を繰り返し、結局コストが高くつく

せっかく構築したのに、「思い通りにならず他のパッケージに変えた」というケースも少なくありません。実際、そのような悩みを持って弊社に相談に訪れる企業様も多いです。

また、あわせてECベンダーのサポート体制も重要です。システムを導入・運用する際にはどうしてもトラブルや悩みはつきものです。そのようなときにECベンダーから適切なサポートを得られると、スムーズに運営することができます。

例えば、以下のことを加味すると良いでしょう。

  • 時代の流れに合ったアップデートを行ってくれるか
  • 自社に合ったカスタマイズの提案をしてくれるか
  • トラブルがあった際に迅速に対応してくれるか

このように、ECベンダーの技術力やサポート力などによって、ECサイトの成否は大きく変わります。

【比較表】主要ECベンダー7社の特徴・料金を比較

これまでECベンダーを選定する際の「おすすめの比較ポイント」を紹介してきました。そこで、具体的にどのようなECパッケージがあるのかを本記事では6つ紹介します。

  1. W2 Unified
  2. EC-ORANGE
  3. ecbeing
  4. ebisumart
  5. Commerce21
  6. SI Web Shopping
  7. HIT-MALL

また、主要ECベンダー7社の特徴をまとめた比較表を作成しました。各社の料金体系や得意分野を一覧で確認し、自社に最適なベンダー選定の参考にしてください。

ベンダー名 料金目安(初期費用/月額) 主な特徴 得意な業界・規模 カスタマイズ性
W2 Unified 要問い合わせ 定期通販・OMOに強み。豊富な標準機能と高いマーケティング機能が特徴。 アパレル、コスメ、食品

(中〜大規模)

◎ 高い
ecbeing 500万円~ / 10万円~ 業界トップクラスの導入実績。安定性と手厚いサポート体制に定評。 アパレル、総合通販

(中〜大規模)

○ 可能
ebisumart 200万円~ / 10万円~ クラウド型で常に最新機能を利用可能。SaaSとパッケージの長所を両立。 ファッション、食品

(中〜大規模)

◎ 高い
Commerce21 1,000万円~ 大規模・オムニチャネル向け。豊富な実績と高い技術力で複雑な要件に対応。 アパレル、百貨店

(大規模)

◎ 非常に高い
SI Web Shopping 800万円~ 1,100サイト以上の導入実績。堅牢なシステムで安定稼働を実現。 総合通販、メーカーEC

(中〜大規模)

○ 可能
EC-ORANGE 要問い合わせ BtoB、BtoC、越境ECなどマルチチャネルに対応可能なオープンソースベース。 BtoB、卸売

(中〜大規模)

◎ 非常に高い
HIT-MALL 要問い合わせ BtoC/BtoB/オムニチャネル対応。基幹システム連携など大規模案件に強み。 メーカーEC、専門店

(大規模)

◎ 非常に高い

※料金はあくまで目安であり、サイトの規模や要件によって大きく変動します。正確な費用については各ベンダーへ直接お問い合わせください。

また各ベンダーに関して、以下記事で詳細を解説しているので合わせてご確認ください。
関連記事:ECサイト構築サービス24選|システムごとの比較や選定ポイント、おすすめシステムをご紹介 

それぞれ以下から一つずつ紹介します。

①W2 Unified

W2株式会社が提供する「W2 Unified」は、月商100億円以上を可能にする機能性・拡張性・安定性を誇るカートシステムです。

①開発〜保守まで100%自社対応
システムの開発〜保守、さらにカスタマイズや改善提案まで100%自社対応。専門チームがサイト構築フェーズから支援、トレンドに合わせた情報提供まで行い、高度なシステム運用をサポート。

②バージョンアップし続ける1,000以上の機能
分析をはじめとしたマーケティング機能や、高度なリピーター施策を実現できるCRM機能など、結果に直結する機能を搭載。売上向上・顧客管理・業務効率化などをトータルで実現可。

③効率化により日々の業務工数を90%削減
特許取得中の独自機能「自動受注ワークフロー機能」なら、自由にセグメントした顧客グループに対して定型的な処理をボタン一つで一括実行。実例として、40分かかる日々の業務が1分で完了したケースも。

世界基準のセキュリティ・インフラ対策
マイクロソフトから「最高レベルの技術力とソリューションを提供できる」と認められたゴールドパートナーを取得。外部監査による脆弱性診断などにより、業界最高峰のセキュリティとして安全・安定のECサイト運営を実現。インフラの稼働率は99.97%のため、アクセス集中による機会ロスも防止可。

実績として、以下のような企業が「W2 Unified」を導入しています。

  • アサヒビール(アサヒビール株式会社)
  • gelato pique(株式会社マッシュスタイルラボ)

W2 Unified」は売上向上だけでなく、業務効率化や高い拡張性などさまざまな強みを両立させる機能を有しています。

確実に売上を伸ばしたい方や、EC事業の拡大を検討している方はぜひお問い合わせください。

  \W2 Unifiedの詳細はこちら!/           ▲まずは無料資料ダウンロード

②EC-ORANGE


参照元:EC-ORANGE

株式会社エスキュービズムが提供する「EC-ORANGE」は、ECサイトと実店舗の「POS連携」が強みのパッケージです。ECサイトと実店舗を併用して売上を最大化したい企業に向いています。

①小売業界での実績
ECサイトに特化した「EC-ORANGE」だけでなく、POSレジシステム「ORANGE POS」があり、店舗業務の知見が豊富。店舗とECの連携など、双方の業務を知るからこそのサポートが可能。

②ソースコード開示
ソースコードをオープンすることによって内製化支援を実現。さらに、導入した企業による自社開発も可能。もちろん開発委託やサポートも行っているため、企業によって最適な開発体制・運用体制を柔軟に組めるのが特徴。

③充実の支援体制
システム構築後の運用支援サービス提供ほか、開発サポートとして定期的に最新技術のアップデート提案をする併走型提案サービスなども展開。さまざまな面からECサイト運用に最適なサポート環境を提供。

主に実店舗での運営がメインの企業に多く導入されています。

  • HIS(株式会社エイチ・アイ・エス)
  • Tabio(タビオ株式会社)
  • ABCクッキングスタジオ(株式会社 ABC Cooking Studio)

③ecbeing


画像参照元:
ecbeing

株式会社ecbeingが提供する「ecbeing」は、国内最大級のシェアを誇るECパッケージです。開発に500名・マーケティング支援に200名という大規模な人材体制を備えています。

①豊富な実績とノウハウを集結した標準機能
モール型・クラウド型・セミオーダー型など、企業の多様なニーズに合わせた豊富な機能を搭載。単品カートからオムニチャネルまで、時代に合わせて適切なサービスを提供。

②自動バージョンアップする最新トレンド機能
時流に合わせて自動バージョンアップを実行する「マイクロサービス」を展開。一度構築したサイトでも追加開発など不要で最新の機能を取り入れることが可能に。

③国内最大級の支援体制と確実なサポート
EC業界随一の豊富なリソースを誇り、開発におけるスケジュールの遅延やリソース不足による開発力の低下などを防止。また、200名以上のマーケティング専任部隊により、幅広い支援を可能に。

主な導入実績は以下のとおりです。

  • JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)
  • LOTTE(株式会社ロッテ)
  • JAPAN AIRLINES(日本航空株式会社)

④ebisumart


画像参照元:
EBISUMART

株式会社インターファクトリーが提供する「ebisumart」は、幅広い業界・サイト規模に対応するパッケージです。

①拡張性の高さ
フルカスタマイズ・システム連携・デザインなど、要望に合わせて柔軟な対応が可能。

②最新性の高さ
マーケットや顧客のニーズを迅速に反映し、時流に合わせて常にシステムを最新化。中期的・長期的なコスト削減を可能に。過去1年間に行われたアップデートが250回以上にのぼったケースも。

③安心性の高さ
インフラ・セキュリティを自動で最適化し、 ECサイト運営に専念できる万全の体制を整備。通常のセキュリティ対策に加え、通信の監視・ブロックのオプション機能も利用可能。

主な導入実績は以下のとおりです。

  • NTT西日本(西日本電信電話株式会社)
  • ZOJIRUSHI(象印マホービン株式会社)
  • CASIO(カシオ計算機株式会社)

⑤Commerce21


画像参照元:
Commerce21

株式会社コマースニジュウイチが運営する「Commerce21」は、中〜大規模な企業のサイト構築実績が豊富なパッケージです。

①ECシステム構築専業ベンダーとしてのノウハウ・実績
大規模ECの構築実績が豊富で、オムニチャネルの実現に欠かせない会員基盤・ポイント基盤・販売管理・在庫管理・物流管理・各種MAツールなど、多岐にわたる他システムとの連携も可能。

②安定とスピードを兼ね備えた開発保守体制
経験豊富な人材をアサインし、開発主要メンバーがリリース後もサポート・保守窓口としてサービスを提供。ソース開示による内製化支援や、他ベンダーでの開発保守も可能。

③拡張性・可用性・ 高セキュリティの担保
サイトのこだわりや要望を実現する高い拡張性や技術力を誇る。また、数百億円以上の売上高、数千規模の瞬間トランザクションでも安定稼働するECシステムを提供。

主な導入実績は以下のとおりです。

  • 講談社(株式会社講談社)
  • トイザらス(日本トイザらス株式会社)
  • dinos(株式会社ディノス・セシール)

⑥SI Web Shopping


画像参照元:
SI Web Shopping

株式会社システムインテグレータが運営する「SI Web Shopping」は、日本で初めて誕生したECパッケージであり、老舗としての信頼性と安定性が特徴です。

①大規模ECサイト対応
年商数百億円規模の企業も導入する、ビジネスの拡大を目指す企業向けのパッケージを提供。柔軟なカスタマイズ性と高い堅牢性が特徴。

②シンプルなライセンス体系
1サイト1ライセンスというシンプルな体系モデル。サーバーが増えてもライセンス費用は変わらず、収益の圧迫を防止。

③プログラムソース完全公開
パッケージ本体のプログラムを完全公開。ブラックボックスのリスクがなく、内製化に移行することを可能に。

主な導入実績は以下のとおりです。

  • au(KDDIコマースフォワード株式会社)
  • 東急ベル(東急株式会社)
  • ucc(UCCホールディングス株式会社)

⑦HIT-MALL


画像参照元:
HIT-MALL

HIT-MALLは、BtoC、BtoB、DtoC、オムニチャネルなど、多様なビジネスモデルに柔軟に対応できるECサイト構築パッケージです。長年の実績で培われた豊富な標準機能をベースに、高い拡張性とカスタマイズ性を両立させているのが大きな特徴です。

特に、基幹システムや外部サービスとの連携を得意としており、複雑な業務要件にも対応可能なことから、年商数十億円から数千億円規模の大手企業に多くの導入実績を誇ります。大規模ECサイトに求められる堅牢なインフラとセキュリティ、そして豊富な機能群を武器に、企業の成長戦略をシステム面から強力にサポートするベンダーです。

自社に合ったECベンダー選定と売上アップに成功した事例

それでは実際に、自社に最適なECベンダーを選び売上を伸ばした事例を見てみましょう。

  • セレクチュアー(ライフスタイル)
  • 全国農協食品(食品・加工品)

一つずつ紹介していきます。

①セレクチュアー(ライフスタイル)

セレクチュアー株式会社は、インテリア雑貨やキッズ用品など、ライフスタイル商品全般を扱う「アンジェweb shop」を運営しています。

もともとは楽天市場やYahoo!ショッピングなどECモールを中心に売上を伸ばしていましたが、
・他社との差別化・ブランディングの難しさ
・システム拡張性の低さ
などから、自社のファンを増やすことが難しい状況でした。

そこで自社ECを展開するために、数多くの機能を搭載し、カスタマイズ性が高くセキュリティも強い「W2 Unified」を導入することに。

導入直後はモールの売上が大半だったものの、徐々に売上を拡大し、EC事業全体の売上が前年比180%を達成しました。

成功した要因は、
・セグメント別にユーザーに合ったアプローチ
・ユーザーがリピート購入しやすい店作り
など、独自施策を豊富な機能で実現できたのが大きかったとのこと。

自由度の高い販促施策を、いわゆる「見込み客」へ的確に打ち出せたことにより、ファンの獲得に成功しました。

②全国農協食品(食品・加工品)

全国農協食品株式会社では、農畜産物や水産物を扱う「全農食品オンラインショップ」を運営しています。

もともとは紙カタログでの頒布会を中心に予約販売を行っていましたが、お客様の要望からオンラインへの移行を決意。

しかし、
・「オンライン頒布会」を実現できるパッケージがなかなかない
・その間にも既存のオフライン会員が年々減少
といった課題を抱え、オンラインへの移行が進まない状況でした。

そんなとき、W2株式会社の提案により頒布会機能を実装した「W2 Unified」を導入することに。

その結果、導入後2年目から3年目で売上2倍を達成。さらに、紙書類の送付にかかっていた費用や作業時間の大幅な削減にも成功。

情報発信やアプローチが手軽にできるようになったことから、新規の頒布会員さんも増加しました。

このように、自社の目的に合ったECベンダーを選ぶことにより、売上アップに成功した事例は他にも多くあります。

実際、弊社W2が提供するカートシステムの導入企業は、平均売上成長率354%を達成しています。
詳しくは下記資料にまとめているので、ぜひ参考にしてください

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導入効果が一目でわかる!
W2導入事例集34選
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ECベンダー選定やサイト構築でよくある失敗3つ

ここまでお伝えしたとおり、ECベンダーやパッケージにはそれぞれ特色があるため、導入後の成否に大きく影響します。

自社の要望や理想にマッチしないベンダーを選定すると、売上が伸びないどころか大きな損失にもつながりかねません。

そのような事態を防ぐためにも、ベンダーの選定やサイト構築でよくある失敗を事前に押さえておくことが大切です。具体的には以下のようなケースがあります。

①サイト要件や選定基準があいまい
②コストばかりに目を向けてしまう
③ECベンダーにサイト構築を丸投げしてしまう

一つずつ解説します。

①サイト要件や選定基準があいまい

ECサイト構築を成功させるには、各ベンダーを正しく評価・比較する必要があります。そのためには、サイト要件や選定基準を明確に固めておくことが大切です。

基準があいまいだと、営業担当のプレゼンなどをそのまま鵜呑みしてしまい、「なんとなく」で選定してしまうおそれがあります。そのためブレない評価軸を用意しておきましょう。

例えば、
・ユーザーが訪問・購入・利用するまでの流れ(カスタマージャーニー)
・事業者が集客・販売・配送・フォローするまでの流れ(業務フロー)
を一つ一つ進めるうえで、必要な機能などを洗い出しておくのがおすすめです。

これらのサイト要件を実現するための基準に達しているかどうかを評価・比較することで、理想のベンダーを選定できます。

②コストばかりに目を向けてしまう

ECサイトの構築で事業者側が特に気になるのがコストですが、目先のコストばかりを重視するのはおすすめしません。

なぜなら、かけるべきコストまで削ってしまうと、将来的に大きな損失を被るおそれがあるからです。

実際、
・必要なはずの機能を見落としてしまった
・拡張性が低くニーズに対応する施策ができなかった
・業務効率化ができずスタッフの負担が大きくなってしまった
というケースは少なくありません。

その結果、機能の追加やカートシステムの乗り換えが必要となり、かえってコストが膨らんでしまう場合も多いです。

コストだけを見るのではなく、中長期的なパフォーマンスも含めて総合的に判断することが大切です。

③ECベンダーにサイト構築を丸投げしてしまう

要望に沿ったECサイトを構築するには、事業者側も主体的に取り組む姿勢が必要です。「よく分からないからベンダーにすべてお任せする」という考えでは、最終的にイメージや方向性が異なるサイトができてしまうリスクが高いです。

認識の齟齬といったコミュニケーションロスを防ぐためにも、以下のような要件をまとめたり、意見や考えを丁寧に伝えたりすることで、一緒に理想のサイトを作り上げていきましょう。

①目的やコンセプト
・ECサイトを作る理由や背景
・中長期的な売上目標
・克服したい課題

②システム要件
・必要な機能の洗い出し
・販売形態(単品購入・定期購入など)
・カスタマイズでつけたい独自機能

③サイト要件
・サイト全体の設計図
・ページの構成やレイアウト
・デザインのイメージ

④実行計画
・進行スケジュール
・予算
・チーム体制

また、事業者側が主体的になれば、スケジュールが遅延したり、予算を超えるコストがかかったりすることも防げます。「ECサイト構築は二人三脚の共同作業」であることをぜひ忘れないでください。

まとめ:自社に合ったサイトを構築できるECベンダーを選ぼう

改めて、本記事の要点をまとめます。

  • ECベンダーとは、サイト構築に必要なパッケージを開発・販売する事業者のこと
  • ECベンダーの技術力やサポート力などはサイトの成否に大きく影響する
  • ECベンダーを正しく選定するために、基準の明確化と比較表の作成がおすすめ
  • 比較ポイントは実績・機能・技術力・安定性・運用効率・サポート・コストなど
  • ECサイト構築の本来の目的や要望に沿ったECベンダーを選ぶことが重要

中〜大規模なECサイトの構築に向けて、本記事が参考になれば幸いです。

また、ECサイトの構築に向けてベンダーの情報収集をしている方は是非弊社に一度ご相談ください。貴社EC事業や目標などをお伺いして客観的に最適なECプラットフォームをご提案いたします。

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ECベンダー選定に関するよくある質問(FAQ)

Q1. ECベンダーとASPカートの違いは何ですか?

ECべんだーとは、「ECサイト(通販)の構築に必要なパッケージを開発・販売する事業者」のことをいい、ASPカートは、ECサイト構築をする上で必要なECプラットフォームの1種になります。ASPカートは安価で手軽に始められますが、デザインや機能の制約が多いのが特徴です。一方、ECベンダーは初期費用が高くなりますが、自社のビジネスモデルに合わせた独自の機能開発やデザイン構築を得意とします。

Q2. ベンダー選定で最も重要なポイントは何ですか?

「自社の事業成長に長期的に伴走してくれるか」という視点です。構築時の技術力はもちろん、リリース後のサポート体制や、将来の事業拡大に合わせたシステム拡張提案など、長期的なパートナーシップを築けるベンダーを選ぶことが最も重要です。

Q3. 提案依頼書(RFP)は作成すべきですか?

はい、作成することを推奨します。RFPを作成する過程で自社の要件や課題が明確になり、各ベンダーから精度の高い提案を公平な基準で比較検討することができます。結果として、ベンダー選定の失敗リスクを大幅に減らすことができます。ただし、RFPの作成が難しい場合でも一度ベンダーに問い合わせてベンダーと一緒に要件をつめていってもよいでしょう。

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  • 工数削減の数字

    業務効率化による
    工数削減

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