ECサイトを運営するうえで、決済方法の選び方は悩むポイントの1つです。
代金引換や銀行振込、コンビニ決済など、とても多くの方法があるため、運営するECサイトに合った方法を選ぶことが大切です。
また、複数の決済方法を準備しておき、利用者が選択できるようにすることも重要といえるでしょう。
そこで今回は、ECサイトの決済方法を紹介し、その中で一番利用者が多い決済方法についても解説します。
運営するECサイトの決済方法についてお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
ECサイトの決済方法10種類
ECサイトで使われる主な決済方法は、以下の10種類です。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめたので参考にしてください。
この記事を読んでいる方限定に、
EC関連の売れるノウハウ資料プレゼント中‼
インターネットを介さない決済方法
◆代金引換
商品と引き換えにその場で代金を支払う決済方法で、クレジットカードなどを持たない方が主に用いる
<メリット>
・クレジットカードなどが不要で誰でも使える
<デメリット>
・代引き手数料がかかることが多く、支払う金額が上がる
◆銀行振込
決済書に書かれた金額を銀行で振り込む方法
<メリット>
・クレジットカードなどが不要で誰でも使える
<デメリット>
・支払いのために銀行に行かなければならない
◆払込票
払込票を用いてコンビニや郵便局で支払う方法
<メリット>
・使える範囲が広くどこでも使える
<デメリット>
・払い込み完了までに時間がかかる
・失くした場合は再び印刷や送付が必要
◆コンビニ決済
コンビニの機械などを利用して支払い、商品を受け取る方法
<メリット>
・24時間営業のためいつでも利用できる
・昼間に決済できない人も利用しやすい
<デメリット>
・コンビニの機械に慣れていないと使いにくい
◆ATM決済
銀行や郵便局のATMで支払う方法
<メリット>
・支払先を間違えることが少ない
・ATMさえ使えれば誰でも使用できる
<デメリット>
・利用時間が限られていることが多い
・ATM手数料がかかる
インターネットを介する決済方法
◆クレジットカード決済
インターネットでクレジットカード番号を入力する方法
<メリット>
・ワンクリックで支払いが済んでしまう場合も多い
・24時間いつでも購入できる
・購入決済がシンプルで簡単
<デメリット>
・クレジットカードを持っていないと利用できない
◆銀行自動引き落とし
定期購入商品によく使われる決済方法で、ECサイトが定期的に商品の代金を引き落とす仕組み
<メリット>
・支払いの手間が少ない
・低額の引き落としが可能
<デメリット>
・銀行口座の登録が必要
◆ネットバンク決済
インターネット上の銀行から振り込む決済方法
<メリット>
・支払い手順が簡単
・手数料が安い場合も多い
<デメリット>
・ネットバンク登録者しか利用できない
・ネットバンク登録までが面倒
◆キャリア払い
月々の携帯料金と合算して支払いを行う決済方法
<メリット>
・携帯料金と合算されるため支払いが楽になる
・スマホや携帯を持っていれば決済可能
<デメリット>
・決済限度額がほかの支払い方法の限度額より低い
・手数料が高い
◆電子マネー
電子マネーを使う方法で、プリペイド式(チャージして支払う方法)とポストペイ式(後で支払う方法)に分かれる
<メリット>
・クレジットカードがなくても対応可能な場合がある
<デメリット>
・プリペイド式の場合、チャージ分だけの利用となる
・不正アクセスによる悪用のリスクがある
ECサイトの決済方法で一番利用者が多いのは「クレジットカード」
ECサイトの決済方法の中で最も使用率が高いのは「クレジットカード」です。
クレジットカードのメリットは、代引きやその他の決済方法と違って手数料もかからず、かつ簡単に支払いが済むことでしょう。
また、その日の支払いがないことや分割払いが可能であり、さらにクレジットカード側でも利用分のポイントがつくなど、消費者にとっては嬉しいことがいくつもあります。
ECサイトを運営しているのであれば、クレジットカード払いに対応していることは非常に重要です。
代金引換や銀行振込のみであれば購入したくない、という利用者もいるでしょう。
売上をアップするためにも、クレジットカード払いに対応できるよう準備しておきましょう。
なお、クレジットカード決済に対応するためには当然カード会社との契約が必要ですし、さらにECサイトのカートシステムもそれに対応させる必要が出てきます。
また、クレジットカード会社はいくつもあるので、これを1つずつすべて個別に対応していたのではとてつもない時間と労力が必要です。
そこで、クレジットカードを含めた各種決済にまとめて対応できるように決済代行会社と契約し、カートシステムと連携させるのが一番現実的です。
なお、中にはECサイト用にカートシステムや決済代行まで1つになったパッケージ製品もありますので、導入の手間を省きたい場合にはおすすめです。
ECサイトの種類と決済方法の相性
ここまでご紹介したように、決済方法にはさまざまなものがあります。
多くの決済方法から選べるほうが利用者にとっては嬉しいのですが、ECサイトを全ての方法に対応させるのは難しいかもしれません。
そこで、運営するECサイトの特徴に合わせて、導入する決済方法を選ぶことが重要です。
たとえば高額な商品を扱うECサイトであれば、分割払いができるようにクレジットカード払いを導入するとよいでしょう。
また、若い世代をターゲットとしているECサイトなら、身近なキャリア払いや電子マネーなどを導入しておくと、利用者の増加が期待できます。
このように、運営するECサイトの特徴を把握したうえで、最適な決済方法を選びましょう。
なお、決済方法や代行会社によって手数料率もさまざまであり、毎月の固定費用等もかわってきます。
導入時にはサイトの規模や売上規模からコストメリットもしっかりと検討するとよいでしょう。
ECサイトに合った決済方法を選ぼう
今回は、ECサイトで使える決済方法やその選び方を解説しました。
決済方法はたくさんありますが、必ずしもすべてを導入する必要はありません。
ECサイトの特徴やターゲットに合わせて、必要な決済方法を選んでみてください。