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W2 Repeat食品・飲料

無農薬食品販売「ハミングバード」が 「業務過多で売りたいけど売りたくない」を解消! W2 Repeat移行後、半年で出荷件数180%の記録更新

合同会社ハミングバード

取材にご協力いただいた方

合同会社ハミングバード  近藤氏

目的/課題

販売形態にシステムが対応できず業務工数の負荷が高い

セット販売の管理や在庫との連携も全て手作業で行わなければならない

導入効果 

受注ワークフロー機能によって日々の業務工数が3分の1に削減

販促に注力できるようになり、出荷件数が単月180%達成

販促施策を実施し「売りたいだけ売る」ことができるように

目次
  1. 01|自然栽培食品を通じて消費者に本物のおいしさを届けるECサイト
  2. 02|業務効率を改善し沢山のお客様へ届けるためリニューアルを決意
  3. 03|システムの柔軟さと丁寧で明確な提案の姿勢が決め手
  4. 04|目視・手作業の業務をシステムで自動化、業務効率87%削減に成功
  5. 05|消費者と生産者を綱ぐ架け橋となるプラットフォームを目指す

1. 自然栽培食品を通じて消費者に本物のおいしさを届けるECサイト

事業内容について教えてください。

弊社では、「ホンモノは美味しい」を事業コンセプトに生鮮食品の販売を行っており、農薬、肥料、除草剤をを使わない自然栽培のお米、野菜や果物を扱っています。
分かりやすく言うと、「インターネット上の八百屋さん」です。

弊社は、事業を行ううえで「eat true」という考えを大切にしています。
「eat true」とは、「自然栽培の生鮮食物を楽しんで、味わって、食べていただく」という想いのことです。

「eat true」を実現する1つの方法として、弊社では生鮮食品の他にも素材や耐久性にこだわった調理器具などを取り扱っています。

例えばフライパンや圧力鍋、包丁等の調理器具は利用期間が長くなればなるほど劣化が進みます。
劣化によってコーティング剤が剥がれ落ちたりや器具が欠けたりして、食材の中に紛れ込むと当然人体にも有害ですし、劣化した調理器具では食材のおいしさを充分に引き出せないこともあります。

弊社の野菜を購入し食べて頂いている方により体に良いものを楽しんで頂くためには、調理器具等の台所周辺のものに関しても、長く安全に使用でき、結果的に体に良いものを使ってほしいと考えています。

このような想いから、食品に限らず「体に良いもの」をお届けするECサイトとして運用を行っています。

EC事業を立ち上げた背景について教えてください。

EC事業を始めたのは、ある方から頂いたひとことがきっかけでした。

ある方とは「奇跡のリンゴ」という映画・小説のモデルともなった木村秋則さんという、無農薬のりんごを世界で初めて作った方です。
私はその木村先生のお手伝いという形で、3年ほど全国各地を一緒に廻っていました。

そんなある日、木村先生からこのようなお話を聞きました。
「僕の提唱する方法を取り入れて無農薬・自然栽培に取り組んでいる農家さん達が、商品の販売先が見つからず経営に苦戦していたり、消費者の皆さんになかなか知ってもらえず困っている」
そして先生から、「消費者と生産者の間に橋をかけて欲しい」というお言葉をいただきました。

その時自分には何ができるかを考えて、始めたのがEC事業でした。
今でこそインターネット上で野菜を売ることは珍しくありませんが、15年前の当時は非常に珍しい事業でした。

恩師のひとことから始まり、無農薬の食品を販売する農家さんと消費者を繋ぐかけ橋の第一歩としてEC事業をスタートしました。

ECサイトのコンセプトについて教えてください。

ただ単に商品を売るだけのECサイトではなく、木村先生から教えてもらった知識と経験を活かして、自然栽培の野菜の良さやこだわりをお客様に伝えられるサイトにしたいと考えています。

具体的には、サイト上にコラムを掲載したり親しみを持っていただけるような入荷情報ページを制作したりと、お客様が知識や学びを得ながら楽しく商品を購入できるよう工夫をしています。

商品の画像やテキストについても、ヒトとモノを繋ぐというブランドイメージを反映できるようこだわっています。

2. 業務効率を改善し沢山のお客様へ届けるためリニューアルを決意

リニューアル前に抱えていた課題について教えてください。

業務負荷の高さに課題を感じ、サイトリニューアルを決意しました。

ECサイト構築当初、初心者の我々でも使いやすいようにと考え、機能がシンプルなシステムを導入しリニューアルまでの約10年同じシステムを利用していました。

ありがたいことに事業が拡大し、並行してお客様や取り扱う商品数・種類も増えていきましたが、それに伴って取引先との新しい座組やルール、販売方法も増えていきました。

特に弊社では、産地直送や予約商品といった特殊な販売形態の商品も多く取り扱っていたため、複数の販売形態の商品が同時購入・同時発送される場合には、とても複雑な情報の管理が必要でした。

しかし当時のシステムではこのような複雑な購入情報の管理をまとめて行うことが難しく、システム上ではなく我々が手作業で管理し、その都度運用で解決しなければなりませんでした。

具体的な例を挙げると、野菜の定期便の対応には日々多くの時間とコストがかかっており、最も課題に感じていました。
例えば野菜のセット販売では、S~Lまでのサイズを販売していましたが、各サイズの注文数の管理や、在庫との連携・照会も全て手作業で行っていました。
その他、定期便に同梱する商品と注文者の照会作業も、1つ1つ目視で対応していました。

そのため、このような出荷業務だけでも深夜に4時間以上かかってしまっていました。

売上を伸ばすためにも、新施策を打ち出して新規顧客を開拓していきたいと考えていましたが、担当者がほぼ付きっ切りで出荷調整作業を行っており休む暇もないという状況でした。
そのため、お客様をこれ以上増やすことは弊社の体制的に厳しく、事業として身動きがとれない状況でした。

おかげさまでサイトへの注目も年々高まっており、より多くのお客様が弊社の商品を求めて下さっていたため、業務工数の問題さえ乗り越えられれば売上の向上は目の前、という状況で動けないことに歯がゆさを感じていました。

3. システムの柔軟さと丁寧で明確な提案の姿勢が決め手

リニューアルの際にシステムに求めていたことを教えてください。

やはり1番の課題であった、業務効率化ができるシステムであるという点を一番重視していました。

弊社では、ECサイトを立ち上げてからの10年間で新しい販売のルールや仕組みが増え、商品数や種類が増えたことで購入パターンもどんどん増えていました。
例えば、産地直送のフルーツと予約商品の野菜、通常・定期便の野菜の同時購入といった、複雑な注文が発生したり、紙媒体の請求書とオンライン請求書を農家さんによって分けて発行しなければならなかったりと、バックエンド業務だけでも非常に煩雑な作業が発生していました。

そのため、弊社の約10個〜20個に及ぶ自社独自の仕組みやルールに柔軟に対応できるシステムを探していました。

弊社が取引や卸しを行っている農家さんの中には、紙媒体での請求書を希望されるようなデジタル機器に慣れていない人も多く、今の仕組み自体を大きく変えることは避けたいと考えていました。
そのため、なるべく今の体制を崩さずにシステムに上手く組み込めるシステムに移行したいと考えていました。

W2 Repeatを選んでいただいた決め手を教えてください。

選定時には多くのシステムを比較検討しましたが、最終的にW2 Repeatを選定した決め手となったのは、カスタマイズ開発をすることなく、標準機能で求めていた業務効率化が実現できるという点でした。

W2 Repeatでは、弊社が今まで実施していた販売方法や購入パターンをシステムで管理できましたし、実現にあたって特別な開発も必要なく、標準の機能で実現できた点は非常に魅力的でした。

また、提案時の印象も決め手の1つとなりました。

プレゼンの際、何ができるかという一方的な説明だけで終わるのではなく、弊社の課題ややりたいことを丁寧にヒアリングしたうえで、どのように解決できるのかを回答してくださったため、非常に安心感があり印象に残っています。

その後も、担当の方が実際にデモンストレーションを用いながら説明してくださったりと、リプレイス後の作業イメージを明確にしたうえで導入を判断できたため、W2であれば安心して導入できそうだと感じました。

その他定期通販に特化している点や、ECカートシステム業界の中では長い歴史があり機能やノウハウが豊富な点にも魅力を感じ、W2 Repeatの導入を決めました。

4. 目視・手作業の業務をシステムで自動化、業務効率87%削減に成功

導入後の変化について教えてください。

やはり一番変化を感じているのは業務効率の改善です。
鮮度管理が必要なため、出荷タイミングが複雑なパズルのように異なることもあり、今まで1日8時間程度かかっていた注文処理業務は、わずか2時間程度で完了するようになりました。これによって、毎日の業務工数が3分の1以下に削減されました。

先ほどの課題でもあったように、弊社は温度帯が違う商品を扱っているほか、予約商品や産地直送の商品も扱っている等、注文の種類や形態が非常に多くバラバラです。
そのためバックエンド業務も煩雑になっていたのですが、W2 Repeatの「受注ワークフロー」機能を利用することで、今まで手動で行っていた煩雑な処理がボタン一つで解決するようになりました。

受注ワークフロー機能は、工夫することでどんどん自社に合わせてカスタマイズができ、さらなる効率化を図ることができるのでとても気に入っている機能です。

今までの作業では無駄な作業や繰り返し作業も多く、時間がかかるだけでなく精神的にも疲弊していました。
その点受注ワークフロー機能では、只の自動化ではなく進捗を着実に確認しながら処理できるため、非常に良いなと感じています。

また、業務効率化の結果、今までバックエンド業務に費やしていた時間を本来取り組みたかった販促や商品企画等の新施策の推進に充てることができるようになりました。

今までは販促に注力できないどころか着手する時間すら取れない状況だったため、手が回るようになり非常に嬉しいです。

今までは新規顧客を増やすことで業務工数が膨大になることを恐れ、売上にもストッパーがかかっていましたが、今はそういった障壁も無くなり順調に売上を伸ばせています。
中には、前年比で売上が180%UPした月もあり、リニューアルの効果を感じています。

今後は、今までやりたくてもできなかった販促施策もどんどん実施していきたいです。

5. 消費者と生産者を綱ぐ架け橋となるプラットフォームを目指す

今後行いたい施策について教えてください。

まずは販促の一貫として、マーケティング周りの機能を活用していきたいと考えています。特に「ターゲットリスト機能」は存分に活用していきたいです。

ターゲットリスト機能は、弊社がEC上で保有している情報ほぼ全ての項目に置いてセグメントが可能で尚且つ情報を細かく指定できるので、お客様の行動を予測したり注文状況に応じて仮説を立てて施策に落とし込んだりという活用が出来るのではないかと考えています。
現在の状況分析と、今後の状況予測の両軸で活用していきたいです。

具体的には、定期の購入回数ごとで顧客をセグメントすることで、クーポンの適切な発行に活用できないかと考えています。
たとえば、直近2〜3ヶ月の間にミカンを購入した顧客に対し、購入回数で顧客をセグメントし、2回目購入のお客様には3回目の購入時に利用できるクーポンを発行するといった方法です。

また、既に数回リピート購入頂いているお客様は、商品に納得頂いている可能性が高いという仮説を検証するために、ターゲットリストを使ってセグメントしたリピート購入をしている顧客に対してギフト購入をレコメンドするなどの活用も考えています。

色々な仮説を検証しながら最適な施策を模索するのにうってつけの機能だと感じているので、今後もっと活用していきたいです。

今後の展望について教えてください。

過去10年間のEC事業で、私が想定していた9割程度までは実現できました。
今回W2 Repeatでサイトをリニューアルしたことで、マーケティング等もより充実させられるようになったので、最後の仕上げの1割も伸ばすことができれば、まずは第1フェーズ完了だと考えています。

第2フェーズは少し別のビジネスモデルにはなりますが、農家さんが直接参加できるモールのようなプラットフォームづくりを考えています。

本当の意味での「農家さんと消費者の橋渡し」の実現を考えたときに、双方、直接コミュニケーションを取りたいと考えるシーンも出てくるのではないかと思います。
しかし、直接のやり取りを行う上で、品質の管理や情報の安心感などはやはり不安要素になりやすいです。

そのため、弊社の10年間のノウハウを活用してそういった不安を解消しながら、実現できればと考えています。
さらに中長期的な展望としては海外販売へも目を向けて行きたいです。

今後もW2 Repeatを活用しながら、より多くの人へ良い食品を提供し、農家さんと消費者の橋渡しとなる事業を拡大させていきたいです。