売上60億を見据えたカートシステムを駆使したEC戦略とは
株式会社レッドビジョン
取材にご協力いただいた方
株式会社レッドビジョン 情報システム部 熊瀬川 享大様
目的/課題
システム内搭載機能の制限により、やりたい施策ができていなかった
処理件数の増加に伴い処理速度が低下していた
システムの老朽によりAPI連携ができないことに課題を感じていた
導入効果
様々な外部ツールとのAPI連携を実現
搭載されているCRM機能により、新規流入数と会員登録率の向上を実現
自動受注ワークフロー機能の活用で数百件の処理がボタン一つで完了
様々な施策ができるようになり定期継続率・LTVを伸ばすことに成功
1. ECサイトのリニューアル後に起きた3つの変化
また、地震や豪雨などの天災が生じたとき、システムが停止する可能性がありました。それと、システムが古かった影響でAPI連携ができず、またシステム言語も古かったので言語を変えたかったなど、これら課題を改善したかったという背景があります。」以前のカートシステムからW2 Repeatにリニューアルして感じた変化についてこう語る。「1つ目の変化が、カートのシステムをベースに施策を考えられるようになりました。
例えば、「W2 Repeatに、この機能があるからこういう機能を使って、休眠客の引き上げをしていこう」などですね。
あと2つ目の変化は、注文から発送まで業務を自動化できたことが大きく変わったと感じています。
3つ目の変化は、以前のカートシステムと比べて、様々な外部のツールとAPI連携できるようになったとかですね」
2. 新規流入数と会員登録率を向上させた”ある3つのCRM機能”とは
(※1)セットプロモーション機能:
「商品Aを○点以上購入で△%OFF」や「商品Bと商品Cを購入すると送料無料」などのプロモーション設定をすることができる。
CRM領域で貢献している機能についても熊瀬川氏は、こう語る。
「クーポン機能でいうと、キャンペーン別でクーポンを作ることができるのですごく活用しています。この商品だけクーポンを適用させたい!など自由に条件付きもできるので、すごく便利ですね。
あとは、ポイント機能でいうと、商品別でポイント還元額や還元率を決められて、一括で購入してくれた場合は、還元率を高めるということやり方ができるので、うまく切り分けられるのが便利だなと思います。前のカートシステムは “一律%” みたいにしかできなかったので、W2 Repeatの最先端コンバージョンカート機能(※2)を使って、CVRも0.2%改善したのでこちらの機能も活用できてよかったと思います。」
(※2)最先端コンバージョンカート機能:
申し込み完了までの画面遷移による離脱率を最小限に抑えるために、2画面遷移数を短縮したカート機能。
3. 継続率・LTVを伸ばすことができた顧客視点マーケティング施策とは
4. 外部のコールセンターと連携できるCS機能について
5. 休憩中に数百件の処理がボタンひとつで完了
自動受注ワークフローを使った業務効率改善について平野氏と熊瀬川氏はつぎのように語る。
「以前は、全て手動で受注処理を行なっていましたが、W2 Repeatに変えてから、自動受注ワークフロー機能のおかげで、ボタン一つで数百件の処理を終わらすことができています。」
「私は、休憩前にボタンを押しています。休憩が終わるころには数百件の受注処理が全て終わっています(笑) 嘘みたいな話ですよね(笑)」
また、受注ワークフローに使われているターゲットリスト機能(※3)を活用したメール配信のセグメント方法に関してこう語る。
「拡張フラグ機能ってあるじゃないですか?ユーザー情報や受注情報に自由に名称を決めてフラグを設定できる機能です。それを使ってセグメントして、フラグに該当する顧客情報を抽出して自動でメール配信しています。以前は、拡張フラグみたいな機能がなかったので、W2 Repeatは自由にセグメントできてメール配信を自動化できたのはかなり工数も削減できました。W2 Repeatに変えて業務工数はとても改善されましたね。」
(※3)ターゲットリスト機能:
ユーザーの顧客情報を様々な条件で抽出することができ、メール配信や、集計・マーケティングに利用できる。
最後に平野氏はこう語る。
「今後も、W2 Repeatにさまざまな機能が開発され、実装されると思いますが、私たちは5年後には年商60億を目指しています。今後もW2 Repeatの機能を駆使して、カスタマーサクセスのお力もお借りして一緒にパートナーとして成長していきたいです。今後ともよろしくお願いします!」
W2 Repeatは、LTV向上・CVR改善が可能なCRM機能をはじめとする800以上の機能が標準搭載されており、シームレスにさまざまな外部ツールとも連携が可能である。今後も定期的にアップデートされる機能とw2のカスタマーサクセスによるサポートで、レッドビジョン様のパートナーとして一緒に成長を支えていきたい。
取材日:2021年10月