ecforce(イーシーフォース)とは?主な機能やメリット&デメリット・料金プランや導入事例を解説!


ecforce(イーシーフォース)とは?主な機能やメリット&デメリット・料金プランや導入事例を解説!
「ecforce」はASP型のECカートシステムで、ECサイトの立ち上げやD2C事業のスタートに必要な機能がそろっているEC構築サービスの1つです。
ECサイト構築を検討中の事業者なら聞いたことがあるECシステムかもしれませんが、実際どのようなツールなのか、他のシステムとどう違うのか気になっている方もいるのではないでしょうか?
本記事では、ecforceについて概要から主な機能、メリット・デメリット、料金形態や導入企業の事例等を解説します。
ECサイト構築システムの導入をお考え中の方は、ぜひこの記事を参考に、他のシステムと比較しながら自社にぴったりのシステムを探してみてください。
また、現在ECサイト構築/リニューアルを検討している方向けに、主要ECカートシステム9社の料金・機能比較表をご用意しています!
資料は無料でダウンロードできますので、ECサイトの立ち上げを検討している方、リニューアルの必要を感じている方はぜひあわせてご一読ください。
この記事の監修者

神戸大学在学中にEC事業を立ち上げ、自社ECサイトの構築から販売戦略の立案・実行、広告運用、物流手配に至るまで、EC運営の全工程をハンズオンで経験。売上を大きく伸ばしたのち、事業譲渡を実現。 大学卒業後はW2株式会社に新卒入社し、現在は、ECプラットフォーム事業とインテグレーション事業のマーケティング戦略の統括・推進を担う。一貫してEC領域に携わり、スタートアップから大手企業まで、あらゆるフェーズのEC支援に精通している。
ecforceとは?

画像出典:ecforce
ecforceは株式会社SUPER STUDIOが提供しているASP型のECサイト構築システムです。
ECサイトやサブスク(定期通販)の立ち上げに必要な様々な機能が搭載されており、特にD2Cに特化したシステムを提供しています。
ecforceの導入実績は現在1000ショップで導入企業の平均年商2億円となっております。
小規模なECサイトから大規模なECサイトまで幅広く対応が可能であらゆるECビジネスをサポートしています。
また、ecforceは自社でもマヨネーズ、スニーカーといった商品を自社D2Cブランドとして企画、販売しており、メーカーとしての経験やノウハウをECサイトの構築・運用支援に活かしています。
ecforceの主な機能
ecforceにはECサイト構築・運用に必要な機能が多数揃っており、毎月新機能が追加されています。
今回はある機能の中でも代表的なものをいくつか紹介します。
➀EC機能
EC機能とは、商品の管理、販売、受注管理、サイトページの作成といったECサイトを構築・運営するうえで欠かせない機能です。
ecforceでは基本的な機能は完備されている他、ECサイトのページを作成する際はコーディング等専門的な知識が無くてもデザインテンプレートを使用して簡単に作成することができ、初心者にも簡単に操作が可能です。
②セット販売機能
セット販売機能とは、ユーザーが商品を購入する際に商品のセット内容を自由に選択できる機能です。定期通販での購入後でも、ユーザー自身がマイページから次回配送の内容を自由に変更することが可能なため、定期通販の自由度が高い点がポイントです。
③広告管理機能
広告管理機能では媒体ごとに専用の広告タグコードを設定した広告URLを発行することができます。そのため広告URL毎にCVRや継続率といった様々な分析を行うことが可能です。
広告URLのABテスト機能も標準で搭載されているためマーケティングに活用することができます。
④クーポン機能
クーポン機能を活用することで、ECサイト内で利用可能なクーポンの発行が可能です。
利用回数や対象SKU、有効期限なども設定できるため、細かいセグメントの顧客に対してクーポンを活用した施策を打つことが可能です。
⑤CS機能
CS機能では顧客情報を管理・確認することが可能です。
1つの画面で顧客の基本情報、受注情報、問い合わせ情報などの更新からメールの送信まで、さまざまなことが可能でカスタマーサポートの業務効率を大幅に改善します。
ecforceの特徴
ここまでecforceの機能について紹介してきました。
ecforceには機能面以外でも様々な特徴があります。
本記事では、代表的な3つの特徴を紹介します。
➀コンサルティング
ecforceでは、別途費用がかかりますが、ECサイトの立ち上げに必要なシステムの提供だけでなく、コンサルティング業務も行っています。
D2C事業の立ち上げにおける商品企画から販売戦略の立案、サプライチェーンの選定からリリース後のオペレーション構築まで、D2C事業を立ち上げてきたナレッジを元にD2C事業の立ち上げに必要なすべての工程をワンストップで支援しています。
②ウェブ接客自動化システム
ecforceでは、ウェブ接客自動化システムにて顧客の問い合わせをチャットボットが受け付け、適切な応対・提案を行うことができるため、顧客LTVを改善することが可能です。
こちらも別途セッション数に応じた費用が発生してしまいますが、シナリオの内容についてはコーディングやエンジニアリング等の専門知識が必要無く変更可能なため簡単に、PDCAを運用することが可能です。
③MAツール
別途追加で費用が発生するものの、ecforceではCRM効果最大に特化したMAツール
「ecforce ma」も提供しています。
ノーコードでHTMLメールの作成が出来たりセグメントメッセージの配信機能、シナリオ配信機能等があったりとCRM効果を高めるシステムとなっています。
ecforceのメリット
ここからはecforceのメリットとデメリットを紹介していきます。
まずメリットですが下記3つが上げられるので紹介します。
➀システムが頻繁にアップデートする
ecforceは月に平均20~30のアップデートを行っており、常にシステムや機能の最適化が行われています。
新たな機能が追加されることも多く、システムの陳腐化が防げる点はメリットの1つです。
②マーケティングに強い
ecforceは広告測定機能やマーケティングに活用できる分析機能等が優れているためマーケティング分野に強いのが特徴です。
ABテストができる機能等も備わっており、ECサイト運用の成果を高める上で非常に有用といえるでしょう。
ecforceのデメリット
次にデメリットについて紹介します。
➀操作に慣れるのに時間がかかる
ecforceは多機能でできることが多い反面、初心者に取っては少し操作が難しい部分もあります。
オプションや連携システムも豊富なので、システムに不慣れな担当者やECの知見がない場合は使いこなすまでに時間がかかる場合もあるでしょう。
はじめのうちは、専任の担当者に相談しながら管理するのがおすすめです。
②カスタマイズに制限がある
ecforceのデメリットの1つとして、カスタマイズの自由度に制限があるという点があります。
そのため、自社の独自性をサイトに反映したいという場合や自社独自の機能を追加したい場合には実現できない可能性があるため、導入前に担当者に確認しておきましょう。
また、導入後にやりたいことが出来なかったと気付くことの無いように、自社のやりたい施策や使いたい機能、サイトのデザイン等を事前に洗い出しておきましょう。
ecforceの料金プラン
ecforceの料金プランは以下です。
ECサイト構築ツールは各ツール・システムごとで価格帯や機能面がそれぞれ大きく異なっているため、他のツール・システムの情報と照らし合わせながら確認・比較検討することをおすすめします。
下記記事では全24のEC構築サービスについて一挙比較、選び方も紹介していますので、EC構築サービスにお悩みの方はぜひ併せてご確認ください。
プラン | スタンダードプラン | エキスパートプラン |
初期費用 | 148,000円 | 248,000円 |
月額費用 | 49,800円 | 99,800円 |
サーバー | 共有WEBサーバー | 専用WEBサーバー |
対応受注量 | 月間2000件まで | 無制限 |
ecforce導入事例
ecforceは中小規模~大規模ECサイトまで幅広い企業に採用・導入されています。
ここでは3社の事例を紹介していきます。
➀株式会社I-ne

画像出典:株式会社I-ne
株式会社I-neが運営する、BOTANISTやSALONIA等の化粧品、美容関連家電を販売しているECサイト「and Habit」はecforceを導入し制作・運用されています。
「and Habit」は複数ブランドを統合して販売する「総合ECサイト」であり、もともと別のシステムを利用し運用されていましたが、実装したい標準機能が揃っていることからecforceへとシステムを移行しました。
標準機能が充実しており、カスタマイズの費用や開発のリードタイムを削減しながら理想を実現できる点が、ecforceが導入企業に評価されている点といえます。
②mederi株式会社

画像出典:mederi株式会社
mederi株式会社は「mederi Pill」「mederi Baby」をはじめとしたフェムテックサービスの提供を行っています。
mederi株式会社は3つのカートシステムを利用してきましたが、柔軟なカスタマイズが難しい、API連携ができない、開発体制に悩むなど多くの課題を経験し、事業スケールに合わせてAPI連携などのカスタマイズが柔軟にできるecforceへ移行しました。
移行後は、30人必要だった作業がたった1人で運用できるまでに業務効率が削減されています。
③株式会社バルクオム

画像出典:株式会社バルクオム
バルクオムは化粧品の企画・販売を行う事業者で、「世界一の男性美容会社を創る」というビジョンを掲げ、メンズコスメブランド 「BULK HOMME(バルクオム)」を展開しています。
最先端を走っていくブランドとして日々変わるお客様のニーズに応え続ける必要があると考え、サブスクリプションに最も適していると感じた ecforceに移行を決意しました。
CRM 施策が次々行えることで、前カートを使用していた時期に比べ、月の売上はおよそ700%上がっています。
本記事のまとめ
ここまでecforceの基本的な情報から成功事例まで詳しくお伝えしてきました。
最後に本記事の内容を振り返ってみましょう。
- 「ecforce」はASP型のECカートシステム
- ecforceの導入実績は現在220店舗以上で導入企業の平均月商は1.5億円
- 主な機能は「EC機能」「セット販売機能」「広告管理機能」「クーポン機能」「CS機能」
- コンサルやMAツールの提供を行っている点が特徴的
- 機能やサポート体制、マーケティング力がメリット
- 初期費用が高めな点やカスタマイズ性にデメリットあり
- ecforceは中小規模~大規模ECサイトまで幅広い企業に採用・導入されている
ecforceはECサイト構築・運用において非常に便利なシステムです。
ECサイト構築システムは様々な種類があるため、価格帯や機能面、サポート面などあらゆる確度から比較、検討する必要があります。
「そうはいっても結局どんなシステムが良いのか分からない」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、W2Repeatです。
W2 RepeatはW2株式会社が運営するリピート通販事業を成功へ導くことに特化したECカートシステムです。
事業立ち上げから年商100億円規模まで対応し、リピート通販に特化した機能を約1000以上標準で搭載しています。
具体的には「クーポン・ポイント機能」「SNS連携機能」「商品同梱機能」「会員ランク機能」「カート一体型LP」「ステップ・セグメントメール」などD2C/定期通販に必要な機能を完全網羅。
その他、豊富な決済種別なども搭載しており、アパレル業界では「SNIDEL」や食品業界では「アサヒビール」といった大手企業まで、EC事業において幅広く多くのお客様に利用されています。
ECサイト構築システムの導入をご検討中の方はぜひW2Repeatも一緒に比較検討してみてください。
W2 Repeatの詳細は、下記よりご確認ください。
また、現在ECサイト構築/リニューアルを検討している方向けに、主要ECカートシステム9社の料金・機能比較表をご用意しています!
資料は無料でダウンロードできますので、ECサイトの立ち上げを検討している方、リニューアルの必要を感じている方はぜひあわせてご一読ください。