シリーズ累計2000万食突破の大ヒット商品を手がけるシーラックが ECプラットフォーム「W2 Repeat」にリプレイス! 2ブランドの世界観を崩さず複数システムを一元化、業務工数を大幅削減!
シーラック株式会社
取材にご協力いただいた方
高橋 正人 氏
目的/課題
複数のシステムを運用していたため業務工数の負担が大きかった
日次業務の圧迫で定期通販の機能を使い切れていなかった
顧客や購買データの分析・活用が出来ず、施策に活かすことができなかった
導入効果
2つのブランドを分けて表現しながら、管理を一元化
バックエンド業務全体において、約25%の業務工数を削減
在庫連携が容易になり、双方のサイトでの共通商品の販売を実現
1. 2つの人気ブランドでこだわりの鰹節を世の中に広めるシーラック株式会社
貴社の事業内容について教えてください。
弊社は、鰹(カツオ)水揚げ量日本一の静岡県焼津市に本社を置き、焼津港で水揚げされる新鮮な鰹を使った「かつお節」を中心に、水産加工食品、贈答用食品などを、原魚の買い付けから商品開発、製造、販売まで一貫し手掛けている水産加工食品メーカーです。
だしやふりかけ、調味料を始め、冠婚葬祭の引き出物やオリジナルの商品まで、鰹を使った商品を幅広く製造、販売しています。
弊社の公式ECサイトでは、2つのブランドを展開しております。
1つが、鰹だしを専門とした「だし専門店勝男屋」です。
こちらでは、弊社自慢のこだわり抜いた鰹節をベースとした「だし」や、だしを使用した缶詰、調味料等を販売しております。
素材にこだわり抜いた自慢の商品を展開しているブランドのため、高級感を意識したサイトデザインになっています。
もう1つが、弊社看板商品である「バリ勝男クン。」をはじめとしたお菓子やギフト商品を販売している「ONLINE SHOP 勝男クン」です。
こちらのブランドでは、「メイドイン焼津をご自宅にお届け」をコンセプトに、いつもの食卓で召し上がって頂けるようなおやつ・おつまみから、贈り物や静岡土産にぴったりの商品まで幅広く鰹を使った商品を販売しております。
こちらのサイトでは、先ほどの「だし専門店勝男屋」とはうってかわり、ファミリー層にも親しみを持って頂けるよう、キャラクター等を用いたポップなデザインのサイトに仕上げています。
ーECサイトを立ち上げた経緯を教えてください。
弊社が自社ECサイトを立ち上げたのは10年前になります。
EC事業を始める前は、問屋や冠婚葬祭企業向けにギフトや引き出物といった商品を納品させて頂く、いわゆるBtoB販売のみを行っておりました。
そんな中、弊社の商品を手に取って頂いたお客様から、「美味しい」「直接商品を買いたい」というお声を頂くことが増えるようになりました。
当時は法人に向けて販売を行っていたため、お客様の声を直接お聞きしたり、手に取っていただいたお客様のお顔を拝見する機会はありませんでした。
しかし、これを機に弊社から直接消費者であるお客様へ商品を届けたいと考えるようになり、販売手法の1つとして自社ECサイトを立ち上げました。
自社ECサイトで販売を始めてからは、お客様との繋がりも増え、弊社の商品を美味しく食べて頂いているお声が直接届くようになったので、非常に嬉しく感じています。
さらにお客様に喜んで頂けるよう、最近では商品開発にも力を入れており、お土産やギフト商品を中心に新商品をどんどん展開しております。
2. システムの一元化と顧客データの活用を求めサイトリニューアルを決意
以前利用していたカートシステムで抱えていた課題を教えてください。
W2 Repeatの導入前に抱えていた課題は主に2つあります。
1つ目は、複数のシステムを運用していたため、業務工数の負担が大きかったことです。
以前は、2つのブランドを別のシステムを利用してECサイトを構築していました。
また、以前のECサイト構築システムでは販売管理ができず、販売管理システムを別に導入し運用していました。
そのため、計3つのシステムの運用が必須となり、通常の1サイトの運用と比べて3倍の運用負荷がかかっていました。
商品登録や受発注業務といったバックエンド業務に関しても、それぞれのシステムで仕様や操作方法、フォーマットが異なっていたり、販売状況の管理や分析のためにはまず販売管理システムへデータを連携しなければならなかったりと、スムーズに業務が行えず業務工数も非常に圧迫されていたことに課題を感じていました。
ECサイトを構築した当初は、定期通販に力を入れるために2つのサイトを別のシステムで構築した背景があったのですが、当時は日次業務に追われていたため肝心の定期通販の機能も上手く活用しきれておらず、とても歯がゆさを感じていました。
当時弊社では4名でECサイトを運用していたのですが、メンバーはそれぞれ別の業務と兼務していたため、ECサイトの基本的な管理や運用に業務工数を圧迫されてしまうことにとても課題を感じており、リニューアルへ踏み切る一番のきっかけとなりました
2つ目が、顧客や購買データの分析・活用が出来ず、施策に活かすことができなかったことです。
システムが分断されていたことから、横断した顧客データや購買データの活用が難しく、分析も思うように実施出来ていませんでした。
導入していた販売管理システムも、ECサイトの運用においては必須のアクセス数の集計や分析ができず機能していない状態だったため、データを分析して施策に活かす、といったPDCAが回しづらくとても困っていました。
本来は、2つのブランドそれぞれの分析はもちろん、ブランドを横断した分析を行って商品開発やECサイト上での施策に活かしたいと考えていました。
システム選定時に求めていたことを教えてください。
やはり1番は、ECサイトを運用するシステムを一元化し、商品登録・受発注から販売管理・分析までのバックエンド業務の工数を削減することです。
3つのシステムを運用しなければならない状態から脱却し、空いた工数を販促施策の立案等に当てたいと考えていました。
しかし、システムは一元化しながらもフロント画面では2つのブランドを分けて表現したいとも考えていました。
ありがたいことに、今弊社が展開している2つのブランドには、それぞれ多くのファンがついてくださっています。
この2つのブランドは、取り扱っている商品だけでなくターゲット層やサイトのコンセプトも異なります。
そのため、ECサイトを統合してしまうとお目当ての商品が見つけづらくお客様の利便性が悪くなってしまったり、ブランドのコンセプトや世界観が崩れてしまったりと、ファンが離れてしまうきっかけになりかねません。
弊社は、この2つのブランドのコンセプトや世界観を大切にしているため、ECサイト上でもブランドごとに違う表現をしたいという希望がありました。
そのため、システムを一元化することでバックエンド業務の効率化は図りながらも、ECサイト上ではブランドごとに違った表現ができるカートシステムを探していました。
また、「定期通販に強い」という点も選定ポイントの1つでした。
以前のシステムを利用している時から、定期通販に力を入れたいと考えていましたが、業務工数の圧迫により十分に注力出来ていませんでした。
今回のサイトリニューアルによって業務効率を改善し、空いた時間で定期通販の運用に注力したいと考えていたので、やりたい施策を制限なく行えるよう定期通販に特化した機能が豊富なカートシステムを求めていました。
3. ブランドの世界観を崩さずにシステムの一元化を実現できることが決め手
W2の決め手について教えてください。
1番の決め手は、先ほどお話しした「複数システムの一元化」と「2ブランドを分けて表現できること」の両方が実現できたことです。
選定時様々なカートシステムと比較検討していたのですが、他のシステムでは売上の集計・分析や顧客データの活用といった販売管理がカートシステム内で行えず、他システムとの連携が必要など、弊社の希望している一元化が実現できないという課題がありました。
そのため、ECサイト構築から販売管理までを1つのシステムで実現でき、かつ求めていた2ブランドの表現も標準機能で実現できるW2のシステムは非常に魅力的でした。
また、導入事例が豊富だったことも決め手の1つでした。
導入前、HPに掲載されている「導入事例記事」を読ませて頂きました。
W2は導入事例が豊富で、弊社とお付き合いのある事業者様や大手企業様も利用されていることを記事を通して知り、非常に安心感を抱きました。
弊社が抱えていた悩みと同じような悩みを解決した事例も掲載されており、W2なら求めていることを実現出来そうだと感じ、導入を決めました。
導入時のエピソードを教えてください。
導入初期に行った、前システムからの商品情報やデータの移行作業がとても大変でした。
弊社は商品点数が多くデータ量も多かったため、メンバーの4名で分担して移行作業を行っていました。
そのため、スケジュール管理が大変でリニューアルの期日に間に合わせることに不安を感じる場面も多くありました。
しかし、担当のプロジェクトリーダーの方がリーダーシップを発揮し、率先してスケジュール管理や進行をしてくださったおかげで、プロジェクトの進行を遅らせることなく無事期日までにリニューアルすることが出来ました。
スケジュール管理だけでなく、作業の優先順位づけや期日の管理といった細かいサポートまで行って頂けたので、慣れない作業でも安心して進めることが出来ました。
担当のプロジェクトリーダーの方にはとても感謝しています。
4. 業務効率を改善しながら既存のお客様も新規のお客様も使いやすいサイトへリニューアル
導入後の変化について教えてください。
求めていた「2つのブランドのデザインを切り分けて表現しながら管理を一元化」できたことで、お客様・運用担当者双方の利便性や業務効率が大幅に改善しました。
3つのシステムを運用しなければならず煩雑だった商品登録や受発注業務が、システムの統合により非常に楽になりました。
操作が必要なシステムが1/3になったことで作業時間が削減でき、それぞれを連携させる必要も無くなったため、業務工数が大幅に削減できたと感じています。
バックエンド業務だけでも、約25%の業務を削減することが出来ました。
また、2つのブランドを1つのシステムで管理できるようになり、在庫連携が容易になりました。
それにより、双方のサイトで共通の商品が販売できるようになったことが非常に嬉しいです。
以前は別のカートシステムで運用していたためブランド間の在庫連携がリアルタイムで行えず、正確な在庫の把握が出来ないことから、2つのサイトで同じ商品を販売することが難しい状況でした。
しかしシステムが一元化されたことで在庫管理が容易になり、共通の商品を双方のサイトで販売することが可能になりました。
他社様との共同制作商品等は、双方のサイトで販売することでより多くの方に知っていただきたいと考えていたため、共通の商品が販売できるようになったことは非常に嬉しかったです。
そのほかにも、複数ブランドのECサイトを1つのシステムで管理できるようになったので、ブランドを跨いだ宣伝やレコメンドがしやすくなったことで回遊しやすいサイト作りが実現でき、お客様の利便性向上を実感しています。
ファンの方に愛され続けるようブランドの世界観やサイトコンセプトは保ちながら、新しい商品との出会いや発見ができるような、お客様にとって使いやすく魅力的なサイトになったと感じています。
W2 Repeatで気に入っている機能を教えてください。
今はサイトをリニューアルして間もないため、これから色々な機能を活用していきたいと考えている段階ではありますが、その中でも「受注ワークフロー機能」は、今利用させて頂いていて非常に利便性を感じています。
弊社は特に、業務効率に課題を感じていたため、受注から発送までのバックエンド業務を大幅に効率化できるこの機能は非常に魅力的でした。
事前にフローを登録してしまえば、ボタン一つで受注から発送までの業務が完結するので、とても助かっています。
弊社のような、限られた人数・少ない時間でECサイトを運用しなければならない事業者にとっては、必要不可欠な機能なのではないかと思います。
5. W2 Repeatを最大限活用し会員数の増加・愛されるECサイト作りを目指す
今後W2Repeatを活用して行いたい施策を教えてください。
リニューアルによって業務効率が改善されてきたため、これからは、システム選定時に求めていた事でもある「定期通販の最適化」に注力していきたいと考えています。
今弊社のECサイトを利用頂いているお客様の多くは、定期購入にてご利用頂いています。
そのため、定期購入頂いているお客様に満足いただけるような施策を行うことでお客様に還元したいと考えています。
具体的には、既存のお客様向けにメルマガの配信を行ったり、次回ご利用頂けるポイントの配布を行ったりと、より弊社の商品を知って「買いたい」と思って頂けるような施策や情報発信を行っていきたいです。
またそういった販促施策を通じて、楽天やAmazonといったECモールで弊社の商品を購入してくださっているお客様にも自社ECサイトの存在を知っていただき、会員数をさらに増やしていきたいと考えています。
今後の展望について教えてください。
今後は、先ほど挙げたようなマーケティング施策をどんどん実施することで会員数を増やし、自社ECサイトを盛り上げていきたいです。
その点、W2 Repeatは機能が豊富なため、様々なマーケティング施策を制限なく実施できると感じています。
今はまだ活用しきれていない機能も今後大いに活用しながら、お客様への還元を第一に売上を伸ばしていけるのが理想的だと考えています。
弊社の歴史とこだわりが詰まった2つのブランドと商品をもっと多くの人に届けられるよう、W2 Repeatを最大限活用し、お客様に愛されるECサイトを目指します。
W2 Repeatはリピート通販事業を成功へ導くことに特化したECカートシステムです。
事業立ち上げから年商100億円規模まで対応し、リピート通販に特化した標準機能を搭載しています。
具体的には「クーポン・ポイント機能」「SNS連携機能」「商品同梱機能」「会員ランク機能」「カート一体型LP」「ステップ・セグメントメール」などD2C/定期通販に必要な機能を完全網羅。
その他、1,000を超える機能数や豊富な決済種別など搭載しており、EC事業において、多くのお客様に利用されています。