成功ノウハウ

DXの事例からEC展開を読み解く成功のポイントとノウハウ

今後さらに躍進が期待されるのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)です。

EC業でも多くの割合を占めるアパレルや飲食、美容業界では、DXを利用した改革が進んでいます。

そこで今回は、DXの現状や成功事例、課題についてご紹介していきます。

DXとは…

ご存知の方も多いかもしれませんがDXとは、AIや5Gなどのデジタル技術を利用し、企業においての商品やビジネスモデル、また業務内容を改革していくことです。

DXは経済産業省においても、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、デジタルとデータを活用して顧客や社会のニーズを元に変革することを推進しています。

また、DXには業務そのものや組織・プロセス・企業文化・風土などを改革し、競争上の優位性を確立していくという目的があります。

ITを活用することにより、ビジネスに関わるものをより効率的に行い、国内外で優位に事業を継続することが可能です。

デジタル化を推し進めるだけではなく、デジタルをもとに、企業や社会を変革する取り組みとなります。

また、DXをすることにより多くのメリットを得ることができます。

しかし、まだまだ DX に取り組む国内企業は少ないのが現状です。

DX に取り組む国内企業は少ない理由として、DXを取り入れるためには多くの課題が残されているという指摘があります。

 

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アパレル、飲食、美容……DXの現状と導入のメリット

DXを導入するためには、企業の経営層がDXをしっかりと理解して取り組む必要があります。DX導入によって得られるメリットは、主に以下の3つとなります。

・業務の生産性が向上する

・事業継続計画の充実が可能

・ニーズの変化に対応したビジネスができる

DXを導入するとデジタルレイバーによって、生産性が向上します。

デジタルレイバーとは、仮想労働者とも呼ばれており、定型作業を自動的に行ってくれるロボットのことです。面倒な経費の登録作業や、メールの送信といった事務作業を自動で実行してくれます。

そのため、生産性が大きく向上し、生産性が向上すれば、生産量も増えるので収益も大きくなります。

以前ヨーロッパで起こった産業革命が、現代にDXの技術を用いることによって起ころうとしているのです。

また、 DXを導入することによって、事業継続計画の充実を図ることが可能です。

コロナウイルスが蔓延する中で、早くからDXに取り組んでいたかどうかで、企業の明暗が分かれるという事が起こっています。

巣ごもり消費と相性がよかった企業は増益傾向にありますが、それ以外の企業もDXをうまく活用し収益を増加させています。

ニトリやマクドナルドその最たる例です。

ニトリやマクドナルドでは、ネット販売システムを強化することにコロナ禍の中でも売上を伸ばしています。

ウォルマートやウォルトディズニーも、ネット販売や動画配信事業を展開し集客を補っています。

またDXを導入すると、ニーズの変化に対応したビジネスができるのも大きなメリットです。

技術の進化により、AIや5Gは人々の生活に浸透してきています。それに伴い、消費行動やニーズの変化が起きています。

今後売れる商品を開発するためには、消費行動やニーズの変化を敏感にとらえ対応する力が必要不可欠です。

そこで活躍するのがDXとなります。

DXを利用して顧客の需要を満たす商品を開発することができれば、大きなビジネスにつながる可能性が高いです。

DXとブルーオーシャン戦略を組み合わせると、大きな収益を生むことができ、利益向上につながるでしょう。

ライバル企業に差をつけるためにも、DX導入は欠かせないものとなってきています。

DX化の今後の課題

多くのメリットがあるDXですが課題も多いです。

ITシステムの技術面が老朽化することにより、システム化、複雑化し、経営や事業戦略上の足枷になっている例もあります。

ITに関連する予算の8割が現状のビジネスシステムの継続費用に割り当てられており、今後に向けて戦略的なITに投資することができないというのも大きな課題です。

またDXを実現するためには既存のシステムを入れ替え、新しい技術を導入しなければなりません。

しかし、リスクや管理等の問題により、思い切った判断をすることができない企業は少なくありません。

また現在、事業部ごとに個別に最適化されたシステムを利用している企業も多くみられます。

そのような企業は、全体的な最適化を試みてDXを導入しようとしてもうまくいかないパターンが多いです。

ITについて知識が乏しい経営陣も多く、CIO(最高技術責任者)や情報システム部門に全てを任せているのもDX化における今後の課題です。

CIO(最高技術責任者)や情報システム部門が、これまで付き合いのある企業からの提案はそのまま受けてDX化の妨げとなっている例もあります。

人材不足もDX化において大きな問題です。

これまで活用していたシステムの老朽化に伴いDXを取り入れようと思っても、そのシステムの仕様を把握している人材が退職していくため、メンテナンスや移行の妨げになっている場合があります。

そのような企業は、先進的な技術を学んだ人材を老朽化したシステムのメンテナンスに当ててしまうため、高い能力を活かしきれないということが多いです。

また、日本ではIT人材の7割以上がベンダー企業に在籍しています。

そのため、ユーザー企業としては、ITエンジニアの確保と教育が大きな課題となっています。

DXを導入する上で、ユーザー企業に知識がなく、ベンダー企業に頼らざるを得ないというのも大きな問題です。

ほとんどの案件がユーザー企業からベンダー企業へ丸投げされており、ユーザー企業の認識が低いということも大きな課題のひとつです。

DXの成功事例

早くからDXを取り入れ、成功している企業はたくさんあります。

特にコロナウイルスの影響で、DXを取り入れた企業とそうではない企業は大きく明暗が分かれてしまいました。

いち早くDXを取り入れて、成功した企業の事例はどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、DXを取り入れて成功した企業の事例を紹介していきます。

DXの成功事例①Microsoft

MicrosoftもDXを取り入れて大きく成功した企業の一つです。

MicrosoftといえばWordやPowerPointなどオフィスソフトが有名で、主力商品となっています。

しかし、そのビジネスモデルは過去と現在では大きく異なります。

以前は売り切りでライセンスを販売したり、パソコンとセットで販売したりといったビジネスモデルが主流でした。

当時はタブレットやスマホユーザーの取りこぼしが多く、競合製品によるシェアに頭を悩ませることも多かったです。

しかし、現在ではOffice 365としてクラウドサービスを利用したビジネスモデルとなっています。

クラウドサービスを利用したビジネスモデルを行うことにより、ユーザーのパソコンにソフトをインストールするという手間を省くことができます。

パソコンの持ち運びも減少し、データのやり取りなども効率的に行うことができるようになりました。

Office 365に移行すると、売り切りのビジネスモデルでは購入することができなかった層にも導入されることとなり、MicrosoftはDX化することによりユーザー数を増やし、収益も大きく伸ばしています。

DXの成功事例②BMW

BMWは「BMW i Visualiser」というアプリを開発することで、新しい購入体験の可能性を見出しています。

自動車の購入を検討する際には、実際で目で見て試乗しなければ不安で購入しづらいです。

しかし、「BMW i Visualiser」という販売促進アプリを導入することにより、実物大の車をたくさんの角度から眺めることができ、カスタマイズを想定した楽しみができます。

ライトやラジオも自由につけることができ、自動車を購入すると言う体験を、ARでリアリティを持たせて提供しているのです。

それによって「細かい仕様はどうなっているのか」、「どのようにカスタマイズをすることができるのか」ということを実感することができ、購入までの時間短縮効果を得ることが可能です。

新しい販売促進方法を得ることによって、これまでアプローチすることができなかったお客様にも自社の商品を知ってもらう機会が増えています。

デジタルでつながりを持つことにより、新たな販売機会を得ることができるということもDXを導入するメリットのひとつです。

DXの成功事例③ブラザー工業

ブラザー工業もDXを導入して成功した企業の一つです。

「プリンターIoTプロジェクト」を立ち上げ、出荷前のプリンターのデータを分析することで、製品の不具合を事前に発見することに成功しました。

紙詰まりや印字不良の可能性を事前に発見することにより、出荷前に不具合を解消することができます。

また、後続の設計プロセスでの不具合の可能性を未然に防止することもできるので、顧客は高品質のプリンターを安く購入することが可能です。

「プリンターIoTプロジェクト」によって、開発コストを削減し利益率を高めるといった効果を生み出すことができます。

このようにDXを活用して、出荷前の製品の不具合を見つけ出し、顧客の手に渡る前に問題を解消することでブラザー工業は大きな利益を生み出しています。

これもDXを用いた成功例のひとつといってよいでしょう。

DXの成功事例④小松製作所

小松製作所もコムトラックスというDXを利用し、大きな成功を収めています。

コムトラックスは、建設機械の情報を集約し、遠隔から確認や操作することが可能です。

小松製作所の建設機械にはGPSや通信システムを搭載しているため、コムトラックスを用いて機械の位置情報や稼働情報、故障情報、燃料の残量などを確認することができます。

また、遠隔でエンジンを止めるといったことも可能です。

これにより、盗難防止や稼働率の向上、保守費用の削減など顧客は大きな付加価値を得ることができます。

建設機械は高価なものが多く盗難に遭う可能性が高いです。

しかし、コムトラックスから現在の位置情報を確認することができ、エンジンを止めて使用をやめさせることが可能なので盗難防止につながります。

そのため、顧客は安心して小松製作所の建設機械を使用することができます。

また、コムトラックスによって、前回のメンテナンス情報や稼働情報をモニタリングすることが可能です。

定期的にメンテナンスを行っていれば、建設機械は故障することが少ないため稼働率を上げることできます。

コムトラックスによって適切なメンテナンスの時期を割り出すことができるので、顧客は稼働率を下げないまま保守費用も削減することができます。

さらに、コムトラックスからの情報を利用して、適正価格で売却することも可能です。

建設機械を中古で売りたい場合、買い手と売り手に情報の非対称性があるため、適正価格で買い取ってもらう事は難しい場合があります。

しかし、コムトラックスからの建設機械の正しい稼働状況を知ることができるため、売り手と買い手の情報の非対称性が解消され、適正な価格で売却することができます。

また、コムトラックスは小松製作所にとっても、以下2点の大きなメリットをもたらしました。

・需要予測によるサプライチェーン最適化

・債権回収の確実性が高まる

コムトラックスでは、小松製作所が提供している世界の建設機械の稼働情報を把握することが可能です。

そのため、いつどれくらいの台数メンテナンスが発生するのか、需要があるのかということを予測することができるため、欠品のリスクを減少し、過剰在庫を抱えることもありません。

また、建設機械は高価なためローンなどで購入されることも多いです。

これまでは支払いが滞納されるリスクもありましたが、コムトラックスは遠隔操作でエンジンを止めることができます。

機械を止められては作業ができないため、債権回収の確実性が高まりました。

このように小松製作所ではコムトラックスを利用することにより、効率的に業務を進めることは可能となりました。

これもDX技術がもたらした変化と言えるでしょう。

DXの成功事例➄ JapanTaxi

JapanTaxiもDX技術を用いて大きく成功している企業のひとつです。

配車アプリを提供している企業で、多くのタクシー会社がネットワークに加盟しています。

JapanTaxiの配車アプリは、乗車場所を選択し周辺のタクシーを呼ぶことができる便利なサービスです。

また、迎えまでの時間を確認できたり、料金相場を確認したりすることができます。

タクシーウォレット機能も搭載されており、タクシーの後部座席にあるQRコードをアプリで読み取ることにより、目的地へ到着する前に支払いを終えることも可能です。

急いでいる時などは、スムーズにタクシーを呼ぶことができ、事前に料金を支払うことができます。

また加盟している企業にとって、QRコードを利用することにより、釣銭の確保、現金管理の作業負担を削減をすることができます。

現金を盗まれるといった心配もないので、安心で安全な業務が可能です。

また、JapanTaxiでは後部座席のタブレットを利用し広告業務を行っています。

車内広告をタクシーの後部座席に持ち込むことにより、ビジネスマン向けの広告媒体として売上を向上させています。

それに加えて、各車両からたくさんの移動データを取得できるため、さらに新たなビジネスを展開するための土壌も育っているのです。

このような取り組みによりJapanTaxiは大きな収益を得ることができているので、DXを持っていて成功している企業と呼べるでしょう。

ECの業務効率化とDX化ならw2ソリューション

ECの業務効率化と、DX化を検討しているのであればw2ソリューションをお勧めします。

w2ソリューションでは、ECサイトによるネット販売から、実店舗との統合など製品と独自開発によるカスタマイズが可能です。

オンラインとオフラインを統合することにより、ビジネスの拡大や収益の増加を見込むことができます。

「効率の良いECシステムの導入を検討している」、「将来的にDXを導入したい」という方はw2ソリューションを検討してみてはいかがでしょうか。

今後のEC業界をさらに推進するDX化を是非

今後のEC業界において、DX化はさらに促進すると見られています。

DXを導入することにより「業務の生産性が向上する」「事業継続計画の充実が可能」「ニーズの変化に対応したビジネスができる」というメリットがあります。

そのため、最先端を走る企業ではDXを取り入れている企業が多いですが、まだまだDXが浸透しているとは言えません。

DX導入への課題は多く、リスクや管理等の問題も大きいです。

また、ITについて知識が乏しい経営陣も多く、DXについて十分な理解を得ることができていないという部分もあります。

DX導入にあたり人材不足も大きな問題です。

先進的な技術を学んだ人材を老朽化したシステムのメンテナンスに当ててしまうため、高い能力を活かしきれないという悩みを抱えている企業も多いです。

しかし、これからの社会の変化やニーズの変化に伴い、より多くの企業がDXを取り入れ、業務の効率化や事業計画の充実を図ると見られています。

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