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ECサイト構築方法とは?EC構築の手順や注意点を解説

EC構築

インターネットやスマホが普及した現代、あらゆる業界で実店舗だけではなく、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールへの出店から、自社オリジナルECサイトを構築し事業拡大を目指す企業が増えています。

本記事では、ECサイトを構築・リニューアルを検討をされている事業者向けにECサイトの構築方法や費用感、構築手順からシステム選定ポイントまでECサイト構築するうえで理解しておくべきポイントを分かりやすく紹介します。

また、自社ECサイトを構築する際に役立つ定番のツールやサービス・おすすめのシステムも詳しくご紹介します。


W2は、「ECサイト/ネットショップ/通販」を始めるために必要な機能が搭載されているシステムを提供しています。 数百ショップの導入実績に基づき、ECサイト新規構築・リニューアルの際に事業者が必ず確認しているポイントや黒字転換期を算出できるシミュレーション、集客/CRM /デザインなどのノウハウ資料を作成しました。無料でダウンロードできるので、ぜひ、ご活用ください!

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目次
  1. 01|ECサイト構築方法とは
    1. ECモール
    2. 自社ECサイト
  2. 02|ECサイト構築方法とメリット・デメリット
    1. ASP型
    2. パッケージ型
    3. オープンソース型
    4. クラウドEC型
    5. フルスクラッチ型
    6. (番外編)SNSを利用したEC運営
  3. 03|ECサイト構築の手順・進め方
    1. 1.コンセプト定義
    2. 2.要件定義
    3. 3.ECプラットフォーム選定
    4. 4.決済種別の選定
    5. 5.サイトデザイン制作
    6. 6.商品登録・諸設定
    7. 7.テスト注文
    8. 8.オープン
  4. 04|ECサイト構築する際の注意点
  5. 05|ECサイト構築おすすめシステム
    1. W2 Repeat
    2. Shopify
    3. BASE
    4. W2 Unified
    5. ecbeing
  6. 06|まとめ

ECサイト構築方法とは

ECサイトの構築方法には大きく分けて「ECモール」と「自社ECサイト」の2種類があります。それぞれの主な特徴を以下の表にまとめました。

ECモール 自社ECサイト
イメージ ・ショッピングモール内に出店する ・路面に自分たちのお店を構える
メリット ・モール経由で集客を見込める

・出店のハードルが低い

・比較的自由に構築・更新ができる

・ブランディングがしやすい

・データを活用しやすい

デメリット ・出店や運営に手数料がかかる

・個性を出しにくい

・集客力を自力で高める必要がある

・成果が出るまで時間がかかる

 

ECモール

ECモールとは、複数の企業が一つのプラットフォームで共存するオンラインモールを表します。有名なものでは、Amazonや楽天市場などが当てはまります。

メリットとしては、ECモールは認知度が高く集客力があるため、出店すれば自社ECサイト型よりもユーザーを集めやすい点にあります。また、出店するための仕組みが整備されているため、出店するハードルが低いのも特徴です。

デメリットとしては、出店や運営に手数料がかかるや、ECモール内の運営ルールに従う必要があることです。特に運営ルールを遵守しなければならず、やりたい施策ができなかったり、個性を出しにくかったりするのは難点です。

顧客情報は店舗ではなくモールが所有するため、顧客情報を使ったマーケティング施策も行うことができません。そのため、お店のブランディングが難しく、ECモール内の競合店対策が必要となります。また、購入してくれた利用者にとっては「あなたのお店で購入した」というより「Amazonで買った」という認識の方が強い場合も多く、顧客にお店を覚えてもらい再度購入してもらうことが難しい点もデメリットの1つでしょう。

その他、ECモールで出店を考えている担当者の方は、ECモールの出展の流れや費用感、成功するためのポイントを詳しくご紹介している以下の記事を一緒にご覧になってください。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/7970/

自社ECサイト

自社ECサイトとは、独自ドメイン(WEB上の住所)を取得してECサイト(ネットショップ)を構築・運営する方法です。構築の方法としては、ASP型、オープンソース型、パッケージ型などがあります。

独立型のECサイト(ネットショップ)では、「どのようにサイトを運営するか」をすべて自分自身で決めることが可能でモールのような制限がありません。そのため、目的や施策にあわせてサイトを構築・更新できる点が最大の強みといえます。

メリットとしては、ECサイトにオリジナリティを出せるため、ECモールよりもブランディングがしやすいことや、ユーザーのECサイト内での動きや情報などを取得できるため、データを戦略的に活用しやすいのも大きな特徴です。

デメリットとしては、ECサイト構築直後はサイト自体に認知度や集客力がないことから、ECモールと比べて成果が出るまでに時間がかかりやすいという点です。そのため、独自のECサイトで成果を出すためには、広告やSNSの運用といった集客対策でサイトへの流入・アクセスを増やすことが必須になってきます。

またECサイトを構築後、オープンするまでに時間がかかることも考慮しなければならない点の1つです。一般的なWEBサイトであれば通常、サイトが出来上がるまでの期間は1ヵ月〜1ヵ月半が目安ですが、自社ECサイトの場合、販売する商品ページを用意やクレジットカード会社等の決済代行会社や配送業者との契約・審査関連など、準備が多岐に渡ることから、最短でも2ヶ月〜3ヶ月かかる場合がほとんどです。

その他、自社ECサイトの構築を考えている担当者の方は、自社ECの費用感や失敗しないポイントをより詳しくご紹介している以下の記事を一緒にご覧になってください。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/7821/

ECサイト構築方法とメリット・デメリット

ECモールの場合、出店にはECモールごとに運営ルールがあり従わなければなりません。
しかし、自社ECサイトにはそのような制限がないため、自社の事業規模やビジネス形態、商材にあった構築方法を選定することが可能です。

具体的には以下の5つの構築方法と、それぞれのメリット・デメリットの一覧を以下の表にまとめた。

構築方法 メリット デメリット 推奨年商規模 費用目安
ASP型 ・コストを比較的抑えやすい

・構築のハードルが低い

カスタマイズ性が低い ~1億円 無料~10万円
パッケージ型 ・サポートが充実している

・カスタマイズ性が高い

・コストが比較的高い 1億円~ 500万円~
オープンソース型 ・コストを比較的抑えやすい

・カスタマイズ性が高い

・高度な知識が必要になる

・セキュリティリスクが高い

1~5億円 無料~

※別途、運営・セキュリティ対策などが必要

クラウド型 ・カスタマイズ性が高い

・システムの陳腐化を防げる

・コストがやや高い 1~20億円 300万円~
フルスクラッチ型 ・自由度が最も高い

・カスタマイズが無限大

・時間とコストが特にかかる ・50億円~ ・数千万円~

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

ASP型

ASP(Application Service Provider)型とは、ECサイトの構築・運営に必要なシステムをクラウド上でレンタルできるサービスです。

主な特徴は以下の通りです。

  • ECサイト立ち上げに必要な期間が比較的短い
  • 他の構築方法と比べるとコストを抑えやすい
  • システムの保守やバージョンアップはASP側がおこなう
  • 外部ツールとの連携が積極的に行われ、比較的新しいサービスが利用可能
  • 使える機能やカスタマイズ性に制限があり、自由度が低い

コストを抑えられるうえ、立ち上げのハードルも比較的低いため、ノウハウがなくても手軽にスタートできることが、ASP型の最大のメリットといえます。また、カートシステムや機能のバージョンアップはカートシステム会社がおこなうため、システムが自動でアップデートされ、陳腐化することなく常に最新状態で利用することが可能です。

一方で、他の構築方法と比べると、外部システムとの連携や管理画面の拡張など自社に合わせた個別のカスタマイズが難しく、カスタマイズ性・拡張性に劣るのが難点です。

ASP型は無料から使用できるツールもあり参入障壁を低いため、ECサイトを低コストで始めたい方におすすめの構築方法です。その他、より詳しくASP型のECサイト構築方法のメリットやデメリットを知りたい方は以下の記事で解説しています。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/1396/

パッケージ型

パッケージ型とは、パッケージ化されたシステムをもとに、ベンダー(システム提供事業者・カートシステム会社)が顧客の要望にあわせて個別に開発する方法です。

主な特徴は以下の通りです。

  • 機能やデザインなどのカスタマイズ性が高い
  • 在庫管理や基幹システムなどのシステム連携に優れている
  • ベンダーによるサポートが充実している
  • セキュリティリスクに強いサービスが多い
  • 他の構築方法よりも初期費用や月額費用が高め

EC構築の自由度が高いうえに、トラブルが起きたときのサポートが充実していることが大きなメリットです。他の構築方法と比べてコストがかかりやすい点が難点ですが、施策にあわせてECサイトを構築することができるため、大きな成果が期待できます。

また、 導入までの支援や困ったときにすぐ相談できる体制があるため、安心して運営できるのも魅力の一つです。過去の実績が蓄えられていることから機能が比較的豊富なため、基本的な必要機能はほぼ網羅されており、中規模・大規模ECサイトを運営している企業に特におすすめの構築方法です。


その他、より詳しくパッケージ型のECサイト構築方法のメリットやデメリット、おすすめの選定ポイントを知りたい方は以下の記事で解説しています。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/1404/

オープンソース型

オープンソース型とは、無償で公開されているソースコード(※1)を使ってECサイトを構築する方法です。

主な特徴は以下の通りです。

  • サイト構築にかかるコストを大幅に抑えられる
  • カスタマイズ性が高く、自由に構築が可能
  • 高度なプログラミング知識や技術力・スキルが必要
  • セキュリティリスクが高い

オープンソースを提供している企業への支払いは、商品の売上に応じた決済手数料の一部のみとなるため、他の構築方法に比べて安価にECサイトを構築することができます。また、直接ソースコードやプログラムを編集することもできるので、コーディングの知識があればシステムを自由にカスタマイズできる点も特徴です。

一方で、テンプレートなどが用意されていないため、社内にプログラミングやセキュリティに精通する人材がいないと、サイトの構築や保守は非常に難しいです。また、障害が起きてもサービス提供元からサポートを得にくく、サポートサイトや自分で調べるなど、自前で対処する必要があります。

※1:プログラミングで使用するコンピューターに命令を与える文字列のこと

その他、より詳しくオープンソース型のECサイト構築方法のメリットやデメリット、他のECサイト構築方法の違いを知りたい方は以下の記事で解説しています。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/4425/

クラウドEC型

クラウド型とは、クラウド上にあるプラットフォームを利用してECサイトを構築する方法です。

主な特徴は以下になります。

  • システムのアップデートが自動で行われるため、最新の状態を維持できる
  • セキュリティも陳腐化することなく安全性が高い
  • カスタマイズ性や拡張性に優れており、機能の追加などは比較的低コストで行える

クラウド型は「ASP型」と似ていますが、初期費用や導入期間に違いがあります。ASP型より費用や期間は多く、長くなってしまうことが一般的ですが、その分上記で紹介したようなメリットがあります。

特に拡張性やカスタマイズ性が高いことで、機能の追加やシステムの改修に伴う費用がかからないため、長期的な視点でみれば費用対効果は高くなります。なるべく予算を下げてスタートしたい企業にとっては導入は難しいかもしれませんが、ある程度の資金力を持つ中規模以上の企業にとっては理想的なサービス形態となります。

フルスクラッチ型

フルスクラッチ型とは、ゼロからECサイトを構築する方法です。

主な特徴は以下の通りです。

  • 自由に開発ができ、欲しい要件は基本すべて叶えられる
  • サイト改善やカスタマイズに柔軟に対応できる
  • サイト構築までに多くの時間とコストがかかる

システム開発企業やエンジニアに開発を依頼し、完全にオリジナルのECサイトを作れるため、自社の商材やコンセプト、ターゲットに合わせた最適なサイトを追求できるのが最大の強みです。また、自社で開発を内製化できれば高速でPDCAを回しやすく、スピーディにサイトの運営・改善ができます。

大企業が運用する大手ブランドのECサイトにはフルスクラッチ型がよく採用されており、
その多くは、社内の専門部署でシステムの定期的なメンテナンスや調整・拡張業務が行われています。

しかし、まっさらな状態から企業にあわせて開発を行うフルスクラッチ型は、最低でも数百万円という多額の予算が必要になります。そのため、中小規模のビジネスを行う企業にとっては予算が合わない可能性もあり、採用する場合は、費用対効果を見込めるか慎重に検討することが重要です。

最近では、パッケージ型のカスタマイズ性が向上しているので、予算が合わずフルスクラッチ型を選択できない場合はそちらも視野に入れてみるとよいでしょう。

その他、より詳しくフルスクラッチ型のECサイト構築方法のメリットやデメリットを知りたい方は以下の記事で解説しています。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/7825/

(番外編)SNSを利用したEC運営

前述でお伝えしているECサイト構築の方とは少し毛色が異なりますが、SNSを利用してECを運営する人が近年増加しています。

主な特徴は以下の通りです。

  • facebook、Instagramを利用して商品販売を行うことができる
  • 専門的な知識が要らず直観的な操作で販売可能
  • SNSプラットフォーム上のアルゴリズム変更による影響を受けやすい

SNSを利用したEC運営とは、facebookとInstagram上のショッピング機能を利用した販売方法となります。双方のSNSもプラットフォーム上のユーザーベースを活用し商品の販売はもちろん、直感的な操作性と、既に構築された社会的ネットワークを通じて、望んでいるターゲットに露出することができる点が強みです。

一方で、どちらのSNSショッピング機能も最近できた機能になります。よって、頻繁にアップデートやアルゴリズムの変化があるので影響を受けやすく、販売方法や考え方の変更が随時必要になる可能性があり、日々のEC業務に追われており時間がないEC担当者は注意が必要です。

その他、より詳しくECとSNSを掛け合わせたおすすめの販売方法を知りたい方は以下の記事で解説しています。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/957/

ECサイト構築の手順・進め方

それでは、具体的なECサイト構築の手順を見ていきましょう。

※モール型の場合、各モールによって出店の手順が明確に定められており、流れに沿って準備を進めていけば問題ありません。

  1. コンセプト定義
  2. 要件定義
  3. ECプラットフォーム選定
  4. 決済種別の選定
  5. サイトデザイン制作
  6. 商品登録・諸設定
  7. テスト注文
  8. オープン

1.コンセプト定義

ECサイトの構築に取りかかる前に、まずは「ECサイトのコンセプト」を固めていきます。以下のようなECサイト事業の根幹となる部分を定義するということです。

  • なんのためにサイトを作るのか
  • どんなサイトを作りたいのか
  • 誰にどんな価値を提供するのか

ECサイト構築の手順において、もっとも重要なポイントといっても過言ではありません。コンセプトが明確に定まっていないと、その後の工程に遅れが生じたり、求めるものと違うECサイトができたりするおそれがあるからです。

また、ECサイトを作れば全世界に商圏を広げられるものの、その分競合の数も増えます。
その中から自社を選んでもらうためには、競合分析をしっかり行い、自社ならではのセールスポイントやブランドイメージなどを固めることが重要です。

そのうえで中長期的な事業計画を立てて、どのようにEC事業を成長させていくかも検討しましょう。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/803/

2.要件定義

ECサイトのコンセプトを明確にしたら、それらを実現するために必要な機能やシステムなどの洗い出し・選定を行います。

実際の予算感やスケジュールなどの条件も踏まえつつ、ECサイト構築に求める要件を固めていきましょう。後で「こんな機能が欲しかった……」といった事態を避けるために、

  • 実際の業務フローを詳細にイメージしてみる
  • 競合サイトを分析して参考にする
  • 中長期的な目線で考える

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/7264/

3.ECプラットフォーム選定

ECサイトのコンセプトが決まり、必要な機能といった要件も固まったら、それらを実現できるECプラットフォームを選びます。

  • モール型にするか自社EC型にするか
  • 自社EC型なら、ASP型・オープンソース型・パッケージ型などどれにするか
  • その中でもどのシステムを選ぶか

そして、自社の要望を実現できそうなカートシステム会社をいくつかリストアップし、相見積もりを取りましょう。会社によって初期費用が数十万円違う場合もありますし、機能面やサポート面の条件も異なるので、必ず複数社から話を聞くことが大切です。

ここの選定が甘いと、後々コストが膨れ上がったり、乗り換えが必要になったりする場合もあります。

「必要な機能が搭載されているかや、システムのカスタマイズ性や拡張性は十分か」など、選定基準をしっかり設け、どれだけの費用対効果を見込めるかを確認することが重要です。

また、W2では「定期・総合通販カートシステムの比較表」をご用意しました。資料では、「費用面や機能面、サポート面」から比較しまとめています。比較表だけではなくカート選定時に見てほしいポイントを集めたチェックリストや選ぶべきシステムの特徴、よくある失敗例など、役に立つ情報もご紹介しています!

4.決済種別の選定

ECサイトで売上を上げるためには、「決済手段の豊富さ」がかなり重要です。なぜなら、「自分がよく使う決済手段がなければ、サイトを離脱する」というユーザーは少なくないからです。つまり、決済手段が豊富だと、それだけカゴ落ちやユーザーの離脱を防ぎやすくなります。


近年では主要なクレジットカード決済に加え、PayPayやAmazon PayなどといったID決済の利用者が急成長しています。このように、「ユーザーが求める幅広い決済手段を用意できるか」といった視点でECプラットフォームの選定を進めることも重要です。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/3861/

5.サイトデザイン制作

ECサイトを構築するうえで、見た目のデザインはもちろん重要です。しかし、それよりも大切なのは「目的やコンセプトに沿ったECサイト」にすることです。つまり、重要なのは「ユーザー視点でデザインを制作する」ということです。

たとえば、見た目がよくても使い勝手のよくないサイトや、機能を盛り込みすぎて、必要な情報が分かりにくいサイトでは、ユーザーは離脱してしまいます。

自社のコンセプトやブランドイメージを表現したうえで、ユーザーにとっても利便性の高いサイトを目指しましょう。また、カートシステムによってデザイン性の自由度は異なります。そのため、事前にどこまで拡張性があるのかを確認しておくのがおすすめです。

また、社内にデザイナーがいない場合、カートシステム会社によってはデザイン制作も請け負ってくれることがあります。もし委託する場合は、認識のズレが起きないように、簡単なデザインラフなどを用意しておくとよいでしょう。

なお、下記の資料ではUI/UXの基本的な知識やECサイトにおいて重要な理由の他、具体的な改善方法や成功企業のポイントを自社での活用イメージが付きやすいように実際のサイト画像を紹介しながら解説しています!無料でダウンロードができますので、是非ご活用ください。

6.商品登録・諸設定

サイトデザインまで完成したら、いよいよ実際に販売する商品をカートシステム上に登録していきます。その際、事前に商品の画像や説明文のデータを作っておき、CSVデータなどで一括登録すると、スムーズに登録できるのでおすすめです。

商品登録にミスがあると、商品価格に誤りがありクレームにつながったや、説明文の内容と実際の商品が違うなどのトラブルになりかねませんので注意しましょう。

また、管理画面での諸設定をするうえで、どのように操作すればいいか分からないことがあるかもしれません。このようなときにサポートを得るためにも、あらかじめサポート体制が十分に整ったカートシステム会社を選ぶことが大切です。

7.テスト注文

ECサイトを運用する準備ができたら、オープンする前に「テスト注文」を行います。
テスト注文とは、実際にユーザーと同じ導線をたどって注文を行い、問題なく受注できるかをチェックすることです。

  • ユーザーが商品をスムーズに購入できるか
  • 受注、決済、配送などのデータ処理が正しく行われているか
  • スタッフの動きや連携に問題がないか

また、ECサイトは「決済会社」「倉庫」「コールセンター」など、あらゆる会社との連携によって成り立っています。それぞれの連携にミスがないか、正常に受注が行われるかを必ず確認しておきましょう。

8.オープン

テスト注文が正常に完了したら、いよいよ念願のオープンです。オープンしたからといってユーザーがすぐに訪問してくれるわけではありません。

そのため、事前にメールやSNSなどで告知や、プレスリリースを打つなどして、多くの人に認知してもらえるよう行動するのがおすすめです。

また、実際にECサイトをオープンしてみると、必ずと言っていいほど思わぬハプニングが起こるものです。その時になってあわてることがないように、事前に社内マニュアルを作成・共有とカートシステム会社に「過去に起きたトラブル」などを共有してもらうといった準備を進めておくのも有効です。

サイトをオープンしてからが本当の勝負なので、ユーザーの満足度を高め、売上を伸ばしていくためにも、継続的にサイトの改善を行っていきましょう。

ECサイト構築する際の注意点

ECサイトの構築でよくある失敗や注意点として、以下のようなものがあります。

  • 社内で各方面の合意をしっかり得られておらず、再検討が重なった結果、スケジュールが遅れてオープン日が大幅にズレた
  • ユーザーの利便性や売上拡大を狙う施策(例. アップセルなど)を行おうとしたら、システムや決済が対応していなかった

ECサイトを構築するうえで、想定外の出来事やトラブルはつきものです。そのため、完璧に準備をするのは難しいですが、リスクをできるだけ抑えることは可能です。

  • ECサイトのコンセプトや目的などを社内ですり合わせておく
  • 実際の運用姿をイメージしてECサイトに求める機能やシステムを検討する
  • ベンダー(システム提供会社)とこまめに相談しながら進める

また、トラブルが起きてもスムーズに対応できるように、提案力やサポート力の高いカート会社を選んでおくと、大きな助けとなることでしょう。

なお、下記の資料では「ECサイト構築の手順を徹底的に網羅した77項目のチェックリストと、成功への道筋を示す100個のチェックポイント」を資料にまとめました!資料は以下から30秒で無料ダウンロードできるので、ぜひ本記事とあわせてご一読ください。

ECサイト構築おすすめシステム

ここまでECサイト構築におけるシステムの選定ポイントについてご説明してきました。しかし、ECサイト構築システムは多種多様かつ数多くあるので、実際にどのシステムが良いのか迷う人は少なく無いと思います。

そこで以下ではおすすめのECサイト構築システム7選をご紹介します。

W2 Repeat

W2 RepeatはD2C/リピート通販に特化したECサイト構築システムです。

特徴として次のようなものが挙げられます。

  • 美容、健康食品、食品の定期通販に強いカートシステム
  • 定期通販に特化した標準機能を多数搭載
  • 独自の自動受注ワークフロー機能により日々の業務工数を90%削減
  • 定期的に無償バージョンアップを実施

売上を最大化するための機能を幅広く網羅しており、導入企業の平均成長率は354%を達成しています。機能としては、たとえば「男性・累計購入回数2回以上・購入金額10,000円以上」のように細かくセグメントし、顧客グループに対して最適なコンテンツを配信することができる機能といったCRM機能なども搭載しています。

さらに業務を効率化する独自機能も搭載しており、40分かかる日々の定型業務を1分で完了させることも可能です(業務工数90%削減)。

また、食品ECに特化した「W2 Repeat Food」というサービスも提供しており、ギフト機能や冷蔵・冷凍配送などにも対応しています。

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Shopify

Shopifyは世界最大級のクラウド型のECサイト構築システムです。

特徴として次のようなものが挙げられます。

  • 導入実績が豊富
  • 国際展開がしやすい
  • テンプレートの豊富さ

Shopifyはなんといっても導入実績が豊富です。2023年の公式データによると、世界175ヶ国200万以上で利用されています。特に小規模や個人の方が利用されています。世界中で利用されていることから様々な言語や通過に対応しており、越境販売に対するサポートが充実しているといえます。そのため海外展開を考える担当者にはおすすめです。

また、100種類以上のデザインテンプレートやサイトテーマが用意されており、プログラミングの知識がなくても簡単に始められることから小規模や個人の方に人気なシステムとなっています。

BASE

BASEは主に小規模や個人の方を対象としているECサイト構築システムです。

特徴として次のようなものが挙げられます。

  • 無料でECサイトを開設できる
  • 個人事業主の割合が約75%
  • 初心者向けのサポート体制が充実している

BASEのスタンダードプランは、月額費用やECサイト制作費用が無料になっていることから、無料でサイト開設をしてEC運営をスタートできます。誰でも簡単に始めることができるので、法人ではなく個人事業主の割合が約75%ほど占めているのが特徴です。

また、ECサイト運営が未経験の人に向けたサポートも充実しています。例えば、ECサイト運営スタート前に限り、アカウント開設の仕方や単純な疑問全てを電話で受け付けています。

BASEが運営しているオウンドメディアからトレンドを抑えたEC情報を入手できるので、初心者の方にとっては心強いでしょう。先ほどご紹介したShopifyやBASEは主に小規模ECサイト構築向けのシステムとなっていますが、そもそも小規模ECサイト構築の概要や運営方法をご存じでしょうか。

以下の記事では、小規模ECサイト構築における概要や運営方法、成功事例についてご紹介しています。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/smallscale_ec/

W2 Unified

W2 Unifiedは、月商100億円以上を可能にするオールインワン型パッケージです。
特徴として次のようなものが挙げられます。

  • 集客、販促、業務効率化など1000を超える機能を標準搭載
  • 開発〜保守まで100%自社対応のため柔軟なカスタマイズや提案が可能
  • 定期的に無償バージョンアップを実施
  • 世界基準のセキュリティ・インフラ対策により稼働率99.97%

売上を上げるために1000を超える機能を標準搭載しており、導入ショップの平均売上成長率は354%を達成。また、ECサイトの開発〜保守まで100%自社で対応しており、最適なECサイトの提案やサポートなどの提供が可能です。

さらには、基本セキュリティ対策や外部機関の審査など、業界最高峰のセキュリティ対策を実施しています。稼働率は99.97%の実績を持ち、安心・安全にECサイトを運用することができます。

なお、あらゆるチャネルを統合して顧客にアプローチする「オムニチャネル化」も実現でき、ECサイト・店舗の両面から成果を上げることが可能です。

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ecbeing

ecbeingはEC年商1億円を超える中堅・大手企業をターゲットとしているECサイト構築システムを提供しています。
特徴として次のようなものが挙げられます。

  • 国内最大規模のサポート体制
  • ビジネスモデルごとでパッケージが選べる
  • 強固なセキュリティ

ecbeingの開発、サポート体制は国内最大規模です。開発体制に関しては、携わる人数は500名以上、マーケティング支援に携わる人数は200名以上で、ecbeingを理解している支援部隊だからこそできる最適な施策、分析、提案などを行っています。

また、ecbeingはBtoB、BtoC向けにいくつかのパッケージを提供しています。よって、自社のビジネスモデルに合ったECパッケージを選択できます。

その他、ecbeingでは、多面的なセキュリティ対策を実施しています。例えば情報セキュリティ基準を満たす基準となるISMSを取得していたり、第三者機関によるセキュリティ診断も定期的に実施しています。

先ほどご紹介したW2 Unifiedやecbeingは主に大規模サイト構築向けのパッケージとなっていますが、そもそも大規模ECサイトをパッケージ型で構築するメリットやデメリットをご存じでしょうか。

以下の記事では、大規模ECサイト構築におけるメリットやデメリット、パッケージがおすすめな理由についてご紹介しています。

URL:https://www.w2solution.co.jp/useful_info_ec/10344/

まとめ

これまでECサイトの構築手順や、押さえるべきポイントなどを紹介しました。

しかし、ECサイトの構築でもっとも大切なのは、「構築」そのものではなく「構築後に成果を上げること」です。つまり、ECサイトの構築はあくまでスタートに過ぎません。

それを忘れずに、中長期的な視点を持ってECサイトの立ち上げを進めることができれば、より成果が出やすくなります。また、悩みやトラブルがあった場合は、ECサイトのプロであるベンダーとも相談しながら進めていきましょう。

なお、「ECサイト構築しくじり事例100選」では、実際にEC事業者から聞いたECサイト構築の失敗事例100個とチェックポイントをまとめたのでぜひご一読ください。

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    売上成長率

  • 工数削減の数字

    業務効率化による
    工数削減

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