Joshin、ECと実店舗を融合する「OMO戦略」を加速——2029年3月期に自社EC販売比率5割へ
「次のステージ」へ向けた基盤固め、自社EC比率5割で収益力強化へ
家電量販店を展開するJoshinは、営業利益100億円超を目指す新中期成長戦略「JT-2028経営計画」を推進している。
同計画では、ECと実店舗を融合させるOMO戦略を重要テーマの一つに据えており、2029年3月期までにEC全体の売上高に占める自社ECサイトの販売比率を50%へ引き上げる高い目標を掲げている。
2027年3月期から2028年3月期を、中長期的に勝ち続けるための「変革フェーズ」として位置付けている。まずは2027年3月期の目標として、自社EC比率を現状の44%から46%へと引き上げる計画だ。この達成に向け、自社サイトへの流入数の拡大や成約数の拡大、家電製品の販売拡大などを重点施策として進めていく。

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リアルとデジタルの垣根をなくす「相互利用」の促進
自社EC成長の鍵を握るのが、リアル店舗とECの相互利用を促すOMO戦略だ。
Joshinは2027年3月期の数値目標として、店舗とECの相互利用稼働会員数を前期比で15%増、自社サイト稼働会員数を同7%増とする計画を打ち出している
さらに、EC展開においてハードルとなりやすい大型家電の取り扱いについてもサービスを拡充する。一部離島や山間部などを除き、リサイクル回収を伴う大型家電の配送・設置サービスを全国規模へ拡大する方針を示した。

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PB商品の本格参入と、店舗網の「持続可能性」を追求
商品戦略および店舗戦略においても、大きな構造改革に踏み切る。
商品面では、2025年10月に商品部内に「商品開発室」を新設し、PB(プライベートブランド)事業に本格参入する。2026年度から電池や電子レンジなどの中小型家電を中心に投入を開始し、2027年3月期にはPB売上構成比4.6%(150SKU)を目指す。中長期的にはエアコンなどの大型家電にも対象を広げ、2029年3月期にはPB売上高構成比10%、500SKU超を目標としている。

また、実店舗については「リアル店舗数に依存しない持続可能な事業体制への転換」を掲げる。最大15店舗程度の不採算店舗の整理(スクラップ&ビルド)を進める一方で、一部をアウトレット業態へ転換して地域競争力を高める。さらに関西エリアを中心にオーダーリフォーム領域へも参入し、外部企業とのM&Aも含めて事業展開を拡大し、店舗と自社EC双方でリフォーム受注体制を強化していく方針だ。

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(参考・関連記事)「次のステージへジャンプする」ためにJoshinが取り組むOMO戦略と自社サイト販売比率5割の施策
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