アパレル上位5社が全面増収、ユニクロなどSPA3社は過去最高業績を更新——老舗企業も独自戦略で追随
SPA3社が絶好調、ユニクロとしまむらはPB・独自機能商品で躍進
アパレル企業上位5社の業績が出揃い、全社が増収を達成した。特に上位3社であるファーストリテイリング、しまむら、アンドエスティHDのSPA(製造小売業)型企業は、いずれも過去最高の業績を記録している。
断トツの1位であるファーストリテイリングは、今上期(2025年9月~2026年2月)において全地域で増収増益を達成した。

続くしまむらは、国内外の全事業で前年を上回る増収を達成した。客数の増加に加え、売上比率の25.1%を占めるプライベートブランド(PB)が好調に推移し、「FIBER HEAT(ファイバーヒート)」や高価格帯の「CLOSSHI PREMIUM(クロッシープレミアム)」が売上を牽引している。

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アンドエスティHD、自社EC「and ST」のプラットフォーム化で拡大
3位のアンドエスティHDは、売上高が3043億5100万円に達し、過去最高を記録した。同社の成長を牽引しているのが、自社ECサイト「and ST(アンドエスティ)」のプラットフォーム化戦略である。
外部ブランドの誘致を積極的に進めており、1年間で26ショップが増加、2月末時点で計53ショップが参加している。これにより会員数や流通総額が大きく伸長し、流通総額は462億円にのぼった。
海外事業でも、中国大陸や台湾でのEC販売が好調で収益を支えている。今後は主力ブランド「グローバルワーク」の立て直しを図りつつ、デジタルと実店舗を融合させた戦略を継続する方針だ。

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老舗のワールドとオンワードHD、プラットフォーム事業やEC・SC強化で成長
SPA3社に追随する形で、老舗アパレルのワールドとオンワードホールディングスも増収を維持している。
ワールドは既存アパレル事業で苦戦を強いられたものの、自社のノウハウや仕組みを外部企業に提供する「プラットフォーム事業」が好調に推移し、全体の売上を支えた。
一方、オンワードHDは、ECとショッピングセンター(SC)向けビジネスが大幅な増収を達成した。機能美商品「アンフィーロ」や「カシヤマ」などの戦略強化ブランドが大きく成長した結果、2桁の増収増益となり、当初2026年度を目標としていた「当期純利益100億円」を1年前倒しで実現している。
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