Amazonが米国で30分以内の超特急配送「Amazon Now」を開始——生鮮食品や日用品を対象に数十都市へ拡大
日常の急なニーズに応える「Amazon Now」が本格始動
Amazonは2026年5月12日、米国において数百万人の顧客を対象に、注文から30分以内で商品を届ける新サービス「Amazon Now」を発表した。
現在、アトランタ、ダラス・フォートワース圏、フィラデルフィア、シアトルで幅広く提供されており、今後はオースティン、ヒューストン、デンバーなど米国の数十都市に向けて「急速な拡大」を計画している。

Amazonのワールドワイド・オペレーション担当シニア・バイスプレジデントであるUdit Madan氏は、「Amazon Nowは、30分以内に注文を届けてもらう便利さが必要な時、あるいは欲しい時のためのものです」と述べている。夕食用の食料品から、フライト前に急遽必要になったAirPods、洗濯洗剤や歯磨き粉などの日用品に至るまで、数千点に及ぶ商品を玄関先まで届けることが可能だ。商品は顧客が最も緊急に必要とするものに焦点が当てられており、カテゴリ別の検索やパーソナライズされたおすすめ商品の提案も受けられる。
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マイクロフルフィルメントを基盤とした超高速物流と生鮮食品への注力
この圧倒的な配送スピードを支えるのが「マイクロフルフィルメントセンター」の活用である。Amazonは2025年10月にアラブ首長国連邦(UAE)で最短15分、同年12月には米国(シアトルとフィラデルフィアの一部)で30分以内のテスト運用を実施しており、今回の本格展開はこれらの実績に基づくものだ。

特に注目すべきは、本サービスが生鮮食品の配送にも対応している点である。Amazonは過去1年間、食料品市場への進出を強化しており、昨年12月には同日食料品配送の対象エリアを米国の2,300の都市や町にまで拡大している。
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プライム会員向けは3.99ドルから、多様化するAmazonの配送オプション
「Amazon Now」の利用料金は、プライム会員が1注文あたり3.99ドル、非会員が13.99ドルに設定されている。また、注文額が15ドル未満の場合は「少額注文手数料」として、プライム会員で1.99ドル、非会員で3.99ドルが別途追加される仕組みだ。
同社によれば、この新サービスは既存の迅速な配送網を補完するものである。Amazonはすでに米国1万以上の都市・町で数百万点の当日・翌日配送を提供しており、2025年にはその配送件数が前年比30%増の80億件(半数以上が食料品と日用品)に達した。他にも、ドローンを活用した「Prime Air」による1時間以内配送(米国9カ所で展開中)や、法人向けの「Amazon Business」での当日食料品配送など、多彩なオプションを展開している。

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