Stripe調査、大企業の約6割が「エージェンティック コマース」導入を検討——AIがお任せ購買する新時代へ
企業の約6割が導入を検討、早期実装へ意欲
Stripe(ストライプジャパン株式会社)は2026年4月15日、大企業を対象とした「エージェンティックコマースへの対応の準備状況に関する調査」の結果を発表した。エージェンティックコマースとは、AIエージェントが商品の検索から比較、購入までを自律的に行う新たな購買行動を指す。
調査結果によると、全体の約6割(57.5%)の企業がエージェンティックコマースの導入を検討していると回答した。さらに、導入を検討している企業のうち64.4%が「3年以内の導入」に向けて計画を進めており、多くの企業が早期の実装に意欲的であることが明らかとなった。

編集部コメント
期待は「定期購入の自動化」、日用品やサブスクで高い親和性
企業がエージェンティックコマースに期待する価値としては、「定期購入・リピート購入の自動化による利便性向上」(34.7%)が最多となった。

また、受け入れられやすいと想定される商品カテゴリの上位は「日用品・消耗品(トイレットペーパー、洗剤等)」(33.0%)、「食品・飲料」(29.2%)、「サブスクリプションサービス(動画配信、音楽等)」(28.0%)が占めた。Stripeはこの結果について、趣味趣向による都度判断の必要性が低く、かつ継続的な利用が想定されるサービスにおいて需要が見込まれると分析している。
編集部コメント
導入の壁は「人材不足」、安全で透明なAI基盤の整備がカギに
期待が寄せられる一方で、導入に向けた課題も浮き彫りになっている。エージェンティック コマース導入に関する懸念として最も多く挙げられたのは「社内の人材不足」で、35.8%を占めた。
ストライプジャパンのダニエル・へフェルナン代表取締役は、多くの企業が自動化や売上向上に期待を寄せる半面、人材不足やAIエージェントに対応したシステム連携といった課題が見えてきたと指摘している。その上で、「今後は、こうした懸念を解消しながら、安全かつ透明性の高い形でAIを活用できる基盤の整備が、エージェンティックコマースの導入を加速する鍵になる」と述べている。
編集部コメント
(参考・関連記事)アテニアが接客AI導入で大失敗のなぜ 新方式に転換で、逆転のLTV向上
EC・リテール向けメディア「Commerce Hack」とは?

「Commerce Hack」は、commerce の常識を hack し、未来体験を創造することを目指す EC・リテール業界向けメディアです。コマースやAI、メディアコマースなど多種多様なノウハウ・知見からCommerceのイマとミライを考え、従来の商業の枠を超えた斬新なアイデア・視点をお届けします。
「Commerce Hack」アーカイブ動画配信中

メーカーや小売業、EC 支援企業のキーパーソンをお招きし、企業戦略や成功体験を“裏話”とともにお届けする映像コンテンツがアーカイブで順次ご覧いただけるようになりました。
開始から約1年でリアルタイム参加1,000名を超え、多くの視聴者から高い評価をいただいています。EC・リテールの最前線で挑戦を続ける企業のリアルな戦略や、成長を生み出す仕組みづくりを、いつでも好きなタイミングでインプットできます。
=======================================
Commerce Hackメディア編集部